行程・コース
天候
初日:晴れ(午後からは富士山は見えず) 2日目:前日よりもっと晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
市営第三駐車場利用(5:20時点で第一、第二ともに満車)
※午前6時前に、第三駐車場も満車になったと思います。
この登山記録の行程
【1日目】
上日川峠(06:20)・・・福ちゃん荘(06:40)[休憩 10分]・・・大菩薩嶺(07:50)[休憩 15分]・・・賽ノ河原(08:35)[休憩 5分]・・・大菩薩峠(08:50)[休憩 30分]・・・石丸峠(09:50)[休憩 30分]・・・石丸峠入口・・・上日川峠(11:30)[休憩 85分]・・・福ちゃん荘・・・富士見山荘・・・大菩薩峠(14:00)
【2日目】
大菩薩峠(07:10)・・・富士見山荘・・・福ちゃん荘(07:35)[休憩 5分]・・・上日川峠(07:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
高速道路の大渋滞を避けるべく、GW後半は「お山の中で寝る」という贅沢をしてきました。
テントでは、まだ季節的に不安があったので介山荘に1泊です。
おかげで楽しく快適かつ安全に、1500m~2000mの高地に丸一日身を置くことができました。
家を出たのはいつもと同じくらいの時間でしたが、真っ暗な中でも高速道路を走行する車の数は多く、ちょっと上り坂…となると、途端に信じられないくらい車列の速度が落ちるなど、普段以上に時間がかかり、上日川峠着は5時20分を過ぎた頃になってしまったと思います。 駐車場は既に第二まで満車となっていました。
テントの数も多く、第三駐車場も7割位は埋まっていて、更に続々と後続車が到着します。
気温はマイナス2度。 例年並みの気温ではありますが、トイレの往復だけでもとても寒かったので、「もうちょっと暖かくなるのを待とうか…」と、しばらく車の中でぬくぬくしてから出発しました。
ほんの10日前に歩いたときよりも、明らかに木々の芽や足下の花が彩りを増していて、朝の冷たい空気の中にも日差しの力強さを感じる、心も踊る美しい季節です。
雷岩までは霜や路面の部分凍結も見られ、またその先では、日当たりのよい場所で泥濘が少しずつ酷くなってきていて、多くの方がスパッツを着用していたと思います。 ズボンの裾を汚さないように、基本の二軸歩行…しかし、「ぬた」の状態だと泥はねにも注意が必要で …気がついたときには、私の足下も点々と模様がついてしまいました…。
介山荘に泊まるのは初めてで、ちょっとワクワク。
受付は14時からですが、何時でも荷物は預かっていただけるとのことでしたので、予めまとめておいた二人分の着替えやお泊まりグッズ等を預かっていただいて、まずは石丸峠へと向かいました。
介山荘から熊沢山までは、コースタイムで15分ほど。 時間は短くても、それなりに急な場所もあるので、休憩中に着ていたフリースを脱いで歩き始めたのですが…これは、この日は大失敗!
殆ど日が当たらない苔の森は、ヒンヤリを通り越して寒かった…!!
霜もまったく解けてはおらず、土も凍っているような感触で、身体が温まるスピードが全く追い付かずに震えがくるような寒さです。 結局、一旦立ち止まってフリースを着直し、手袋も着けました。
石丸峠周辺は見通しもよく、風を遮るものもない中をしばらく下って行って、その先の小金沢山から、できれば牛奥ノ雁ヶ腹摺山まで…と目論んでいたのですが、どうにも身体が冷えてしまって…。
登山者の姿も多かったので(簡易トイレは複数持っていましたが、使えるかどうかも自信がなく…)トイレ無しで往復する自信もなくなってしまって、途中で引き返してきました。 残念!
まあ、でも、お山の中でずーっと過ごせたことは幸せでした。
夕日の時刻は、ガスが多かったこともあり、待ちきれずに寝てしまいましたが、翌朝の美しい夜明けはバッチリ! お山の中に留まらなければ見られない景色を目に焼き付けることができました。
介山荘さんは、お部屋も清潔で暖かく、ご飯もおいしく、ご主人も奥様もお子さんたちも、皆さん明るくて笑顔が素敵なご家族。 滞在中、何一つ不自由なく快適に過ごせました。
普段は日帰りばかりで休憩利用しかしたことがありませんでしたが、またいつか機会があれば是非泊まりに来たいと感じるお宿でした。
フォトギャラリー:33枚
10日前は、まだ新芽がほんのちょっとで、生け花に使うケンザン程度でしたが…
タンポポも咲き始めました!
10日前は、まだ冬色だった木々も目覚めています。
いいお天気!
荷物は普段より少し重めでしたが、しっかり歩けて満足です。
そして、南アルプス。
雷岩の真下、ここまでは霜がたくさんです。
雷岩の先からは、日当りのよい場所で泥濘あり。
親不知ノ頭。
ひと登りして、南八ヶ岳の姿を確認。
アップにしてみます。
介山荘で休憩した後、登っていった苔の森には、バイカオウレン(?)が、たくさん咲いていました。
写真は2枚だけですが、苔の中に咲く白い可憐な花…という感じです。
向こう側から渡ってきての写真。 こちら側から見れば、まっすぐ渡りやすそうに思われますが、実際は、足下の石の角度など、水量が多いときは少し迷います。
大きな石(岩)の、こちら側から見て向かって右側を巻いて歩くと(岩に掴まれるので)意外に安定しています。
スミレは本当にたくさん!低山の初夏に追い付く勢いです。
夕暮れに、お山の中にいる贅沢。
そして、朝です!
風の通り道は、体感温度で確実にマイナスとなるので、防寒は必須です。
目覚めたばかりの富士山。
「雲取山の向こうに、男体山も見えます」「右手奥には筑波山も見えますよ」と、教えていただきました。
少しずつ年齢を実感するようになった体には、「お山に一晩泊まる」ということの意味は大きいです。
昨日よりいいお天気になりそうでしたが…急いで帰らなくては…!
福ちゃん荘。
たった一日でも、緑が濃くなってる気がしました。
ロッヂ長兵衛手前。 オオカメノキでしょうか…?
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
| 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
| 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
| 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン |
| トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |
| カトラリー | |||||
| 【その他】 携帯トイレ、マスク類、除菌グッズ、座布団 | |||||




