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日本千山 947/1357

松前岩部岳( 北海道)

パーティ: 2人 (1357 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

福島トンネル北口(7:30)P341(8:20)P697(9:35)岩部岳(10:34~45)P697(11:25)トンネル(12:20)

コース

総距離
約10.2km
累積標高差
上り約837m
下り約837m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 北海道の山仲間から「岩部岳に登ろう」と誘われ、数年来狙っていた登頂の機会を得る。
 マイレージを利用してJAL便に乗ると、「強風のために着陸をやり直すかも知れません。その場合でも、燃料は十分積んでいますからご安心ください」と珍しいアナウンスがあるが、通常通りに函館空港に着陸して中山さんの出迎えを受ける。
 北面にある林道からのルートは8㎞と長く、P584と山頂直下の2箇所の急斜面ではスキーが使えない可能性が大きい。他方、西側の福島トンネルから西尾根を登ると5.5㎞と短く、尾根の傾斜が緩くて帰りの滑降にも期待が持てる。「雪が多ければ西尾根から、薮が出ていれば林道を上がって北尾根に取付こう」と相談しながら福島トンネルまで走り、雪がたっぷり残っている(1m弱)のと駐車スペースがあるのを確認する。
 「千軒の登山者休憩所が使えると有難い」と覗いてみるが、雪に埋まって近寄れない。津軽海峡線の道内最後の駅知内に近い道の駅は17時を過ぎても建物内に担当者が残って居てテントを張るのが憚られ、少し先の駐車帯まで行ってテントを張る。4ヶ月振りの再会に乾杯して、コンビニ弁当の夕食を取る。この頃から本降りの雪となる。

 除雪車の音で起き出し、上の国から来る中山さんの知人菅氏とトンネル口で落ち合う。シールを着けて尾根に取付くと林道が現れ、標高300m付近まで白い切り開きを辿り、緩い尾根をP341へ上がって左からの尾根を合わせる。
 上空が明るく風も無いのでトレールが消える心配は無さそうだが、分岐点の目印を付けて進む。樹間は広く、帰りの滑降を楽しみにしながらP697へ登ると、烏帽子のような岩部岳が姿を現す。山頂直下は、地形図通りの急斜面のようだ。
 この先の尾根は風の為に雪面が波打ってクラストし雪庇状にもなっていて、スキーでは下るのも登るのも楽ではない。P704を越え、山頂直下の標高730m地点で板を脱いでデポする。ストックを両手に急斜面を直登すると柔らかい所ではステップが作れずに深々と潜る一方、凍結部では爪先で思いっきり蹴らないとステップが出来ず、調子の悪い右膝がおかしくなる。
 山頂へ出て呼吸を整え、後続と握手して登頂を喜ぶ。海峡の海面が見える程の視界だが、雲が低いために青森は見えず、大千軒山の姿も無い。
 P697まで戻ってシールを外し、登りに120分要した尾根を快適に滑り降りて40分で登山口へ戻る。

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装備・携行品

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登った山

岩部岳

岩部岳

794m

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