行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
R1駐車場(18:00/5:55)登山口(6:00)鈴鹿峠(6:15)高畑山(7:40)溝干山(8:15)坂下峠(8:25)駐車場(9:05)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
有料道路かと見紛うほど良く整備された国道1号線亀山バイパスを快適に走る。鈴鹿トンネルの前後は上下に分離された専用線になっており、峠の南方に在る駐車場への入口を見逃してしまい、トンネルを滋賀県へ抜けてUターンして上り線を引返し、バリケード等で閉鎖されて草茫々に荒れた駐車場の入口に車を停め、一夜を明かす。
駐車場から上り線の歩道を鈴鹿峠の方へ歩き、東海自然歩道の看板から旧東海道に入って階段を上る。案内板に西行法師の歌が紹介され、階段の途中には芭蕉の歌碑が立っている。峠へ上がって杉林の中に入り、心地好い朝の冷気の中を『鏡岩』への道を分けて登って行く。峠への道はほとんど歩かれていない感じだったが尾根道はよく踏まれており、万人講常夜灯燈から登る人が多いと推察する。
P630へ急登して一本立て(6:55)、緩い尾根を行く。○危の付いたナイフリッジ(風化して滑り易い)を登ってP690を越えると樹林の中に石楠花のピンクが浮き立って見え、思わず賛嘆の声を上げる。P760を越えて開けた山頂の高畑山を踏み、朝陽に輝く若葉に包まれて清々しい気持ちに浸る。
同じ高さの溝干山へは緩い尾根が通じている。散歩気分の軽い足取りで歩いて行くと、十数本の石楠花の大樹が現れ、目を見張る。蕾や満開の房は例えようもなく素晴らしく、「かつて見た中で最高だ!」と夢中になって写真を撮る。
双耳峰(と言うには小振りだが)の溝干山へ登り、坂下峠へ急降下する。峠は赤茶けた土で埋まって荒れ、東西両方向へ水を分けている。山道はほんの少しで砂利道に変わり、直ぐに旧国道1号線の舗装道路に出る。新緑に包まれた道を東へ向かって歩くと額に汗が滲む。駐車場に戻ると無人の車が1台停まっている。
ほっしんの 初にこゆる 鈴鹿山 芭蕉
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