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縦走で味わう栗駒の初夏(22.6.19)

名残ヶ原、須川岳、シロガネ草原、秣岳、イワカガミ湿原( 東北)

パーティ: 1人 (道遙か さん )

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行程・コース

天候

晴れ、昼前に一時小雨

利用した登山口

須川温泉  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 須川温泉駐車場(無料、トイレあり)

この登山記録の行程

須川温泉(04:27)・・・名残ヶ原(04:42)[休憩 5分]・・・自然観察路分岐・・・三途の川(05:10)・・・産沼(05:35)・・・栗駒山(須川岳)(06:14)[休憩 20分]・・・須川分岐・・・展望岩頭(07:02)・・・秣岳(08:25)[休憩 4分]・・・下降点(08:42)・・・車道(09:11)[休憩 30分]・・・須川温泉(10:25)

コース

総距離
約12.9km
累積標高差
上り約888m
下り約888m
コースタイム
標準5時間21
自己4時間59
倍率0.93

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

一昨年の秋にイワカガミ平から栗駒山の山頂に立った時、ここは縦走する山だと思ったのを覚えている。歩いてみたら想像以上に表情豊かな山だった。

淡い朝陽を浴びて須川温泉から入山、名残ヶ原で一面のワタスゲにさっそく圧倒される。登山道沿いにはミネザクラが咲いて遅い春の訪れ。2ヶ所の渡渉を越えてひと登りすると産沼は雪の下。見晴らしのよい斜面をゆるゆると登り、左手に東栗駒山が見えるようになると急にブッシュが途切れて栗駒山山頂に飛び出す。山頂付近だけガスが覆うが風で流れて青空が覗く。ここで朝食休憩とする。

森林限界を超えているので標高1500m前後とは思えない雄大な稜線を秣岳に向けて縦走開始。登山道脇をイワカガミ、ミツバオウレン、ツマトリソウ、ヒナサクラなどが彩り、展望岩頭付近にはイワウメも咲く。やや抉れて泥濘んだ灌木帯を下りきった先は秣岳への緩やかな登り返し。その途中にある木道の敷かれた草原はリンドウとイワカガミのお花畑が広がる天上の別天地で、なかなか足が進まない。秣岳の小さなピークから振り返る稜線はやはり雄大で縦走感たっぷり。

秣岳からはやや急な下りでコルに立ち、そこから須川湖に向けて降りていくが、雪渓から融け出す水で登山道はひどい泥濘。それでもシラネアオイやキスミレを楽しみながら進み、樹林帯に入ると泥濘は解消されて車道まで一気に駆け下る。

須川温泉に戻る車道沿いのイワカガミ湿原に立ち寄ると、その名の通り満開のイワカガミが絨毯のよう。リンドウやワタスゲも可愛い。ここでコーヒーを淹れて休憩し、須川温泉の露天風呂に浸かって大満喫の栗駒縦走を終えた。

帰る途中、小安峡大噴湯の看板に惹かれて立ち寄る。途中の案内板に江戸時代の紀行文を引用して「雷神のような響きを立て吹き上げるように湯が出ている」とあって、昔の人は大げさだなと思いながら進むと、まさにその通りの光景に驚愕。思いがけず名所観光もして、今度こそ帰途についた。

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フォトギャラリー:24枚

名残ヶ原には朝の光にワタスゲが揺れる

ミネザクラ

名残ヶ原、一面のワタスゲ

サンカヨウ

産沼は雪の下

晴れているが栗駒山山頂付近だけガスが流れる

栗駒山山頂

石楠花の新芽

斜面に雪渓が残るが登山道の雪はほぼ消えている

ヒナサクラ

イワカガミ

秣岳へと続く天馬尾根

イワウメ

秣岳が近づく

ミツバオウレン

シロガネ草原

リンドウ

シラネアオイ

スミレ

須川湖畔から秣岳

イワカガミ湿原

イワカガミのピンクの絨毯

小安峡の大噴湯

案内板

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装備・携行品

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登った山

栗駒山

栗駒山

1,626m

秣岳

秣岳

1,424m

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