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花見山(花の宝石箱を周回)2022

花見山・十万却山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 茶屋沼公園駐車場に止めました。十数台駐車できます。

この登山記録の行程

茶屋沼公園駐車場(07:19)・・・十万劫山(08:34)・・・花見山公園(09:34)・・・【昼食40分】・・・茶屋沼公園駐車場(12:41)

コース

総距離
約12.9km
累積標高差
上り約793m
下り約791m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■福島の桃源郷と言われる花見山は、個人の所有地を一般に開放してくださっている場所である。花一杯の里山周辺を誰でも歩くことができるのはとてもありがたく、そして素晴らしいことだ。最初に感謝の気持ちを記しておきたい。

■二年前、コロナウィルスが広がり始めた頃、この花見山へのバスの乗り入れが中止になった。花の時期には自家用車を河川敷に置いて、シャトルバスで花見山まで来ることになるのだが、それができなくなった。来園者は減少し、近隣の人が散歩で花見山を歩く程度だったようである。今年はシャトルバスも運行されていて、来園者も増えていると聞いた。

■今日は、桜が咲き始めた花見山を巡る。花見山を歩く前に、まず十万却山(じゅうまんこやま)の山頂を踏み、稜線を歩いて花見山に下る。花見山で花を楽しんだ後は対岸の茶臼森配水場の先にある古峯神社に登り、そこから康善寺コースに下って再度花を楽しむ。その後は、車道を歩いて茶屋沼公園駐車場に戻る、12km余りの行程である。

■予報では気温が20度まで上がるとのことだったが、7時を過ぎても太陽は見えず、空気は肌寒く感じられる。茶屋沼公園駐車場からはしばらく車道を歩き、やがて林道に入ると傾斜が急になってきた。里では、梅やレンギョウ、菜の花、椿などが咲いていたが、雑木林の林床には花は見当たらない。やがて樹木葬の看板のある寺院を過ぎると、無線中継場に着いた。

■無線中継場から山頂まではわずかの距離である。山頂からは吾妻連峰と安達太良山が白く見えている。朝のうちは霞がかかっていたが、次第にくっきりと見えるようになってきた。山頂からはアカマツの混じった雑木林を下る。ここにも花はほとんどなく、わずかにキブシ、ナガハシスミレ、シュンランが咲いていた。ウグイスが盛んに鳴いていいた。

■雑木林を飛び出ると一気に花一杯になり、花見山に入ったことが分かる。サンシュ、レンギョウ、菜の花は黄色、トウカイザクラ、モモはピンクと、山一帯が鮮やかに染まっている。対岸には白い吾妻連峰が見える。美しくも爽快な景色を見ながら、花見山公園を一周した。クリスマスローズやミスミソウも咲いていた。初めは人が少なかったのだが、一周半して下る頃になると、観光客が増えてきた。この日は平日にもかかわらず、観光客は数百人ほど入ったような感じである。それでもコロナ前に比べれば、ずいぶん少ない数だと思う。

■花見山を下り、今度は里を登り返して茶臼森配水場に向かう。こちらを歩く人はほとんどいないようだ。配水場から階段を登ると小高い場所にある古峯神社に着く。ここからの眺めが抜群で、福島市街から吾妻連峰、安達太良山を見渡せる。それに加え、対岸には花見山を見ることができる。花見山公園を歩くのならば、ちょっと足を伸ばしてみるといい場所である。ここで昼食休憩を取った。

■山頂から康善寺コースに下ると、千本桜の斜面に出る。トウカイザクラが満開です。菜の花も咲いていて、実に美しい里山の風景である。先の雑木林にはカタクリの群落もある。ここまで足を伸ばしている人は10人足らずで、閑散としていた。遠くに吾妻連峰が見える「天空の道」を下っていくと、サクラは満開となり、桜とレンギョウ、梅などの香りを楽しみつつ、シャトルバスの発着場に着いた。バスが次々に入ってくる。ここから茶屋沼駐車場までは10分ほどである。のんびり歩いて戻ろう。

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