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関西のマッターホルン高見山に登る

高見山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (おりちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 四日市から車一台に乗り合わせ約2時間半。杉谷集落の国道沿いの駐車スペースに車を止め登山開始。

この登山記録の行程

高見登山口(8:30)・・・小峠(9:31~9:40)・・・平野道分岐(10:00)・・・高見山(10:54~11:30)・・・大峠(12:06)・・・小峠(12:41)・・・高見登山口(13:32)

コース

総距離
約7.2km
累積標高差
上り約857m
下り約857m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 「伊勢の槍ヶ岳」に登った後「近畿のマッターホルン」もまつさか香肌イレブンの1つと知り、地元出身の山仲間の上田さんを誘い奈良県側から挑んだ。
 杉谷の登山口の近辺には、はっきりした駐車場が無いので国道沿いの広めの場所に車を止め、出発。杉谷登山口からの道は、小峠まで旧伊勢南街道を辿るコースのようである。熊野古道を思わせる石畳の道もあり、スギやヒノキの間を通る道は幅も広く歩きやすい。ただ、倒木を乗り越えるとき、左足の脛を飛び出た枝の切り後で引っ掛けて引っかき傷が、脛に傷を持つ男に…⁉ 小峠近くまで登ったところで、崩落で道が寸断されているところに出会う。案内があり左の高巻き道を通ってしばらく登ると小峠の林道に出る。
 小峠で一休みしていると、カッコーの鳴き声がする、かなり近くにいるようだ。いい鳴き声…。
 階段を登って鳥居をくぐり登山道に入る。急な登山道を登り始めてすぐ”ぶぅ~ん”と音がするので周りを見渡すと、とても大きなオオスズメバチが近づいている。しばらく動かずにいてもまだ近くに居るのでゆっくりと登るとズボンが黒っぽいためかお尻のあたりにまとわりついてくる。ついに頭にきて帽子で叩き落そうと格闘すると上の方に逃げて行った。怖かった!近くの地面にオオスズメバチの巣がないようにと祈りながら注意して足を運ぶ。その後は蜂は近づいてこなかった。
 約20分で平野道と合流し高見山へと向かう。途中、神武天皇が大きな岩に登って周囲を見回したという言い伝えがある国見岩や揺岩の横を通って登っていると、若いお兄さんが僕らをスイスイと追い越してゆく。うらやましい、あのパワーを少し分けてもらえないだろうか?こちらはもうへとへとだ!
 しばらく行って後ろを振り返ると、上田さんが見えない⁉ 引き返すと、笛吹岩の看板が。疲れて見逃したようだ。上田さんは、笛吹岩で景色を見ていたので僕も南の山々の景色を眺める。山頂まではあと少し。以前追い抜て行ったお兄さんの帰りとすれ違う。早!山頂まであと5分程とのこと、最後のひと踏ん張りだ。
 やっと山頂の高角神社の社が見えてきた。山頂近辺には大峠方面から登ってこられた方々が10人ほど見える。1248mの山頂からは、南に迷い岳、東に三峯山、北に倶留尊山などが見渡せ抜群の景観だ。周囲の山々を眺め、山頂直下の避難小屋で昼飯をほおばる。小屋は、外からはしっかりしているように見えるが、中に入ると窓の桟や壁がかなり傷んでいる。そろそろしっかりした手直しが必要と思える。
 昼食後大峠に向かって九十九折りの道を下る。途中、珍しい模様の蝶が道路わきにとまっている。羽を開いて止まる蝶は珍しいのでは?
 約40分ほどで大峠に到着。旧国道の大峠には、たくさんの車が駐車している。ここから登れば大分高度が稼げる。
 我々は、大峠の舗装道路に下りる前に右に折れ、ここから旧伊勢南街道を小峠に向かう。先ほど大峠から階段を登ってきた年配のグループの一人は小峠に向かうということで一緒に歩くことになる。この御仁、参勤交代にも使われたという旧南伊勢街道の話や当時の文化及びその頃の人々の考え、さらに高見山をはじめとする山々のことなど、とても詳しい。色々お話を聞きながら小峠までご一緒する。本人曰く、この辺りの山のヌシとか⁉ いやぁー色々教えてもらい良い勉強になった。山旅の、たまにあるこのような出会いは楽しい。
 小峠からは、登りに使った道を下る。先ほどの御仁が、この道にはマムシがいるというので、ひやひやしながら下る。登山口近くの社に、今日の無事を感謝して手を合わせ、杉谷の登山口に到着。マムシとは出会わなかった。
 登山アプリの記録では、登山の歩行距離8.4㎞、登山時間合計5時間5分なり。二人ともやたら堪えた登山になった。国道166号線を奈良県側から近づいて行くと、天に突き刺すような高見山の山容が迫ってくる。近畿のマッターホルンとはよく言ったものである。今度は、もっと体調を整えて冬の樹氷を見に来たいものだ。当然帰りには飯高の湯で汗を流して帰った。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食

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登った山

高見山

高見山

1,248m

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