行程・コース
天候
3日間共に晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
甲府駅10:05発の広河原行きを利用して、11:55登山口着
日曜日なので混雑を心配していたが、乗客は少なく10数名でした。でも、バスは2台で、途中の足安から2代目のバスに3名乗車していました。
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(12:25)・・・白根御池小屋(14:50)
【2日目】
白根御池小屋(05:36)・・・小太郎尾根分岐(07:50)[休憩 5分]・・・北岳肩ノ小屋(08:28)[休憩 20分]・・・北岳(09:41)[休憩 20分]・・・北岳山荘(11:13)[休憩 20分]・・・中白峰(12:20)[休憩 10分]・・・間ノ岳(13:43)[休憩 10分]・・・農鳥小屋(15:04)
【3日目】
農鳥小屋(05:00)・・・西農鳥岳(05:57)[休憩 5分]・・・農鳥岳(06:42)[休憩 10分]・・・大門沢下降点(07:31)[休憩 5分]・・・大門沢小屋(10:03)[休憩 25分]・・・吊橋(森山橋)(12:52)[休憩 10分]・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(13:33)・・・奈良田(14:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
私の参加サークルでは北岳の人気が高く、今回は6名で白根三山の縦走を行いました。関東地方は戻り梅雨のようなお天気が続いていましたが、23日を境に各地でお日様マークとなりました。広河原までのバスには車掌さんが乗車していますが、今年初めて、バスからの北岳が見えたそうです。広河原で昼食後、この日の宿泊先の白根御池小屋に向かいます。当然登りが続きますが、やや気温が高いためかメンバー全員大汗でした。3時頃に小屋に着き、夕食まで外でビールを飲みながらまったりタイムを過ごしました。とっても美味しい夕食を終え、速やかに就寝です。2日目は5時に朝食開始して、5時半に出発です。小屋のすぐ上にある御池がとても美しく見えました。その先はひたすら登りですが、この時期ならではのお花がたくさん咲いていて、写真を撮ると言う口実で、たくさん小休止を取りました。小太郎尾根分岐付近からは景色が変わってきます。お花以外に周りの山が良く見えるようになって来ました。はじめのうちは鳳凰三山だけでしたが、甲斐駒ヶ岳が加わり、富士山が現れ、仙丈ヶ岳も見えてきました。目指す北岳は肩の小屋まで行って、山頂付近の手前が見えてきました。肩の小屋で十分に休息を取り、山頂を目指します。既に3000mを超えています。空気がだいぶ薄くなってきているので、いつもよりペースダウンしてしまいます。快晴の日曜日なのに山頂はガラガラです。メンバー全員、山頂標識のそばでゆっくり好きなだけ写真を撮りました。お昼には少し早いので、北岳山荘まで下り、昼食です。山荘は改築中ですがトイレは利用可能です。ここまでで十分に夏山を満喫してきましたが、更に中白根、間ノ岳を目指します。3000mの稜線は空気が薄いので、私にとっては難所です。でも、見える景色は刻々と変わり、特にこれから行く道は間ノ岳まで見え、後ろを振り向くと北岳が徐々に離れていきます。右後ろは仙丈ヶ岳、左側には富士山が良く見えています。何とも贅沢な景色を見ながらの山歩きです。少し息苦しいですがゆっくり歩けば大丈夫です。間ノ岳の山頂まで来ると登山者は激減します。大きな山を独占できるような感覚です。そして、農取小屋が見えてきました。距離は2kmもないのですが、ここまでで以外に体力を消耗していて、下りなのにスピードがでません。それでも3時にはチェックインすることが出来、ウェルカムコーヒーをいただきました。しばし疲れを取ってから、水場に行きましたが、意外に遠かったので後悔しました。1L100円で購入すればよかった。でも、水場の水は冷たく、顔を洗ったり、がぶ飲みしたりしとても美味しかったです。夕食は具沢山の味噌汁と美味しいごはん+アルファですが、味がよく、意外に満足でした。3日目の朝食は4時20分でした。その後、日の出を見てから、5時に出発です。このような不便な環境でお湯も無料でいただくことが出来、感謝です。ゆっくり歩くため農鳥岳は意外に遠いですが、ここでの景色も素晴らしいく、気持ち的にはすぐに山頂に着きました。ここまで来ると塩見岳や赤石岳方面が見えてきました。その他、名前のわからない山がたくさん見えています。大門沢下降点まで来ると稜線歩きは終了です。ここからは2,000m以上の下りが始まります。足の疲労もどんどん増してきます。6人グループの場合、いろいろと小さなトラブルが出るもので、ひざの痛み、靴づれなど、いつものことです。やっとのことで大門沢小屋に到着し、大休憩です。この先は川沿いの道のため、意外に歩きにくく、疲れた足にはなかなかてこずりました。それでも舗装路に出たので一安心です。そこから1時間余り歩き、奈良田温泉に到着し、ゆっくり温泉を堪能してから、帰路につきました。半年前からの計画でしたが、お天気に恵まれて、最高の3日間でした。
フォトギャラリー:22枚
最初に考えていたコースは危険なようなので、今回は草滑りから肩の小屋経由とします
きれいな御池です
草すべりの途中で
お花もいっぱい楽しめました
突然富士山が見えてきました
目の前の壁を登りきると30分で肩の小屋です
仙丈ヶ岳が美しい
肩の小屋です
この日の富士山は山頂付近のみ。写真では晴れていますが、下界はほとんど雲に隠れています
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳
これから向かう間ノ岳方面
農取小屋と農鳥岳
夕日に染まる富士山
ご来光です
農鳥岳から見た間ノ岳と北岳
この日は富士山が良く見えます
塩見岳と赤石岳方面




