行程・コース
天候
1日目:晴→曇→雨→曇、2日目:晴時々曇
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
往路は芦安駐車場(マップコード:167 163 378*54)に0430着。広河原行の登山バス・乗合タクシーが0500発なので、発着場に一番近い駐車場は9割埋まっていた。夏休み期間とはいえ平日だったので、土日はもっと早く到着する必要があると思います。
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(06:30)・・・白根御池小屋(08:35)[休憩 30分]・・・小太郎尾根分岐(11:05)[休憩 30分]・・・北岳肩ノ小屋(12:10)[休憩 25分]・・・北岳(13:20)[休憩 25分]・・・北岳山荘(14:30)
【2日目】
北岳山荘(05:25)・・・中白峰(05:50)[休憩 5分]・・・間ノ岳(06:40)・・・中白峰・・・北岳山荘(07:35)[休憩 45分]・・・八本歯のコル(09:40)[休憩 5分]・・・大樺沢二俣(10:45)・・・白根御池小屋(11:15)[休憩 30分]・・・広河原(13:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年夏に敗退した北岳・間ノ岳のテント泊。去年は大樺沢二俣あたりでドロップアウト。今年は少しばかりのトレーニングと靴擦れ予防?で捲土重来を期す。荷物も減らすつもりだったが、楽しみの晩ご飯(ビールとキムチ鍋)であまり軽量化できず。水3.5Lとポカリ1.5Lもあり、結局20kg弱。
今年は大樺沢コースが通行止めなので、白根御池コース一択。広河原から白根御池小屋までも700mほど標高上げるので結構きついです。さらに、御池小屋から①大樺沢二俣に出て右俣コースか、②草すべりコースで肩の小屋を目指すか悩ましい。御池小屋に着いた時点で長い距離を歩くのが嫌で草すべりへ。草をすべるくらいの急登ということで、これはホンマに辛かった。。。コースの途中の記憶がほとんどないです。ちなみに、大樺沢から八本歯のコルに向かう道もあり、復路に通りましたが、こちらは階段地獄。さすが北岳、バットレスを捲いて登らないと頂上には辿り着かないということで、楽な道はありません。ポカリ1.5Lは肩の小屋までに消費してしまいました。
北岳稜線は残念ながらガス→雨時々突風。東京は35度の猛暑だったが、3,000mの山で風雨になるとめちゃくちゃ寒い。登りは曇りの場合シャツ一枚で立ち止まるとちょっと涼しいかな程度ですが、雨が降り出してからはシャツ+ミドルレイヤー+ハードシェルが必要。ちなみに、2日目の北岳山荘→間ノ岳稜線も暴風で、ハードシェルなしでは凍えそうでした。西側から風が吹きやすいですが、縦走路が西側に取りついているので突風に要注意です。北岳山荘テント場でもテントを張るのに一苦労。地面は砂礫なので、ペグや張り綱を岩でしっかり固定。
北岳山荘は今年は改修中ということでテント場だけでしたが、飲み物の自販(ソフトドリンク、缶ビール)、生ビールあり、バイオトイレあり、テント場もそれなりにスペースがあり、インフラは整っています。再オープン後の北岳山荘も楽しみです。1泊で間ノ岳まで足を延ばすなら北岳山荘が便利ですが、白根三山を2泊で縦走したり、北岳のみのピストンなら肩の小屋もいいですね。ここも生ビールがあります(←ビールばっかり言ってる。)。
天気は結構散々だったのですが、2日目早朝は、雲が晴れて、夜明け前の神々しい富士山、朝日に光り、雲海を下に見ながら歩く北岳→間ノ岳縦走路が最高でした。やはり3,000m級の南アルプスの壮大さは格別です。
下山後恒例の温泉は、芦安温泉(金山沢温泉)へ。芦安のバス乗り場から車で数分下ったところにあって便利です。低アルカリ性温泉で、足にたまった乳酸をしっかりほぐしました。
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広河原から北岳を望むが、残念ながら雲で見えず。結局、行程中ずっと北岳頂上はガスの中。
白根御池小屋。綺麗に整備されている。
白根御池小屋のテント場。過ごしやすそうな環境だが、行程上は少し中途半端な場所で使いづらいか。
白根御池小屋を出発し、草すべりの途中から振り返る。目の前に鳳凰三山。
草すべりコースから大樺沢の雪渓が少し見える。その上部の八本歯のコルはガスの中。
ようやく北岳稜線(小太郎尾根分岐)に出るがガスの中。ここから更にガスが濃くなる一方。
肩の小屋。
北岳山頂。無風無音のガスの中。
北岳山頂。ここから雨に遭ってしまい、1日目の写真はこれで終わり。ほうほうのていで北岳山荘テント場へ。
2日目朝。北岳山荘テント場から日の出直前の北岳。
富士山を望む。
北岳山荘と富士山。お気に入りの一枚。
北岳をバックに相棒のステラリッジテント(モンベル)。
北岳山荘から間ノ岳への縦走路。中白峰(右)と3055mピーク(左)。
中白峰山頂。今日も雲が多いが、まだ上がりきっていない。
北岳山荘から間ノ岳への縦走路から。一番右が間ノ岳。
富士山(左)と間ノ岳(右)。
間ノ岳山頂。少し前からガスと突風に。
間ノ岳山頂。
北岳山荘への復路から間ノ岳を振り返る。この頃にはまたガスが晴れた。
気持ちのいい縦走路。
北岳と北岳山荘。しばし粘ったが結局北岳山頂のガスは晴れず。
北岳東側斜面をトラバース。まだ色とりどりの高原植物が咲いていた。
北岳東側斜面をトラバース。テント装備を背負っているのでバランスを崩さないよう慎重に。
チシマギキョウ? 中白峰付近にて。
タカネツメクサ? 北岳東斜面にて。




