行程・コース
天候
【1日目】雨→晴れ→雨【2日目】晴れ【3日目】くもり→雨
登山口へのアクセス
バス
その他:
自宅(3:40) →入間ICから圏央道、関越道、上信越道で更埴IC →
八方の湯駐車場(8:04) →栂池高原行きバス(8:15) →栂池高原(8:39)
この登山記録の行程
【1日目】
自然園駅(10:22)・・・天狗原(12:45)・・・白馬大池山荘(15:12)
【2日目】
白馬大池山荘(06:41)・・・小蓮華山(09:36)・・・三国境(11:24)・・・白馬岳(12:28)・・・白馬山荘(13:28)・・・村営頂上宿舎(14:05)
【3日目】
村営頂上宿舎(06:58)・・・葱平(08:55)・・・白馬尻(11:35)・・・猿倉(12:41)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
ずっと前から歩いてみたかった白馬岳の稜線をついにテントを担いで歩いてきました。初めてのテント泊なので1か月前から準備をし、装備をそろえてきましたが不安もありました。いろいろハプニングも多かったのですが2日目の稜線は天気も素晴らしく、最高に楽しめました。今回は学ぶことも多く自然の素晴らしさと恐ろしさを同時に体験できた山旅となりました。初めてのテント泊でいきなりの稜線は無謀だったかもしれません。山麓でもっと練習してからのほうがよかったかなとも思いましたがいい勉強になりました。
【1日目】
今回は栂池自然園から猿倉までの縦走なので車は白馬八方バスターミナル近くの八方の湯の駐車場に停めました。下山後は八方の湯に入る予定でした。
バスターミナルから栂池高原まではバスで25分ほどです。そこからゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然園に行きます。ここまでは6月に下見済みです。ロープウェイに乗っているときは雨でしたがこれから天気は快方とのこと、案の定、栂池自然園に着いたときは青空が広がりワクワクしました。
ですがだんだんと雲が広がり雨がパラパラ降ったりやんだりのお天気になりました。乗鞍岳を登っているころにはかなり降ってきてしまい、びしょびしょの状態で白馬大池山荘のテント場に着きました。受付をしテントを張ろうとしましたが雨と強風でテントが張れず、仕方なく山小屋泊に切り替えました。運よく空いていてよかったです。部屋は息子と2人で相部屋にならずラッキーでしたが荷物やテントはびしょぬれで乾燥室もほかの方の濡れた衣類でいっぱいでした。
【2日目】
昨日の悪天候が嘘のように風もなく静かな朝でした。朝焼けがきれいだったので大池の周りを少し散策しました。昨日の濡れた荷物も乾いてきたのでザックにしまい込み出発。朝から晴れ渡り雲もなく素晴らしい天気でした。
ザックは重かったですが稜線に出ると富士山や八ヶ岳、南アルプスや上越の山々、立山連峰や槍ヶ岳、鹿島槍から五竜、唐松などバッチリ見えました。息子は北アルプスの山が初めてなので
感動していたようでした。小蓮華山までは長かったですがなだらかでした。その先白馬岳は急な箇所があり重いザックを背負って登るのは少し怖かったです。
白馬岳で景色を楽しんだ後下に見える白馬山荘まで下り、息子のアイゼンをレンタル、バッジを購入し白馬岳頂上宿舎に向かいました。
疲れがたまっていましたがテント泊なのでお家を立てなければならず頑張りました。周りの人のテントを見ながらロープを岩に引っ掛けなんとか立ちました。でもこの頃から風がだんだん吹いてきました。
夕食を食べ、テントに入りましたが風は強くなるばかりで真夜中にはテントが吹き飛ぶほどの風になってきて一睡もできませんでした。必死でテントを押さえて朝を迎えました。とても怖い夜でした。真夜中にテントを撤収された方もいたようでした。
【3日目】
寝不足のまま朝を迎えましたが強風はまだ続いていました。テントを押さえながらザックに荷物をしまい、外に出てテントを撤収し始めましたが強風にあおられテントが飛びそうになりました。買ったばかりのテントのポールも曲がってしまい・・・。泣きたい気持ちでとにかく撤収し山小屋で仕切り直しました。
この日は雨の予定だったのでなるべくはやく下山したかったのですが途中でやはり雨が降ってきてしまいました。猿倉へのコースは急で長かったです。そして初めての大雪渓、持って行ったチェーンアイゼンをつけたら歩きやすかったですが雨のせいか長く感じました。レインウエアもついに雨が浸み込んできて猿倉に着くころは全身びしょびしょでした。
なんとか無事に下山できましたが荷物で肩は痛いし足はガクガクで疲れました。でも今思えばですがテント装備を持ってよく歩きとおせたなあと自信が着きました。でもこれから北アルプスの稜線に上がるときは山小屋泊にしようと思いました。やはり荷物が軽いほうが山歩きは楽しいからです。テント泊も上手になりたいのでこれに懲りず麓で経験を積んで行きたいと思います。
フォトギャラリー:120枚
白馬八方バスターミナルに着きました。車はすぐ近くの八方の湯(P2)に停めました。ここからバスで栂池ゴンドラ乗り場に向かいます。
お馴染みのチケット売り場の可愛らしい案内板。オオシラビソの松ぼっくりは今年は当たり年とのこと。ロープウェイからよく見えました。
雨でガスガスだったのが登山口に着くといいお天気になりました。登山口は栂池ビジターセンターの脇にあります。ここまでは6月の自然園散策時に下見済みです。どんな景色が見られるのか楽しみです。
白馬岳は花の百名山でもあります。早速オニシオガマミヤマアカバナがお出迎えです。
始めは樹林帯でした。
晴れると蒸し暑かったです。
オタカラコウ?
ミヤマセンキュウ。
奥に見えるのは白馬乗鞍岳かな。
途中お花畑になっていて休憩できそうな場所があったのでザックをおろして休みました。
今年初のチングルマ~!!
イワカガミもまだ咲いています。
岩の間に咲くチングルマ。
アオノツガザクラ。
ハクサンコザクラ。
木道が出てきました。もうすぐ天狗原かな。
天狗原に着きました。思ったより遠く感じました。荷物が重いせいかな。
天狗原は湿原になっており、秋の気配が感じられました。
湿原に咲くイワショウブ。
目の前の山は白馬乗鞍岳です。まだまだありますね~。
だんだん曇ってきてしまいました。急ぎましょう。
だんだん登りがきつくなってきました。
モミジカラマツ。
ゴザンタチバナ。花もじっくり写真を撮りたかったのですが荷物が重くしゃがむのが大変で今回はあまり撮れませんでした。
岩ゴロゴロの本格的な登りに突入です。
黄色のお花畑。
荷物が重くきついです。
大池はまだかなあ。
雪渓を少し渡ります。雨が強くなってきました。
白馬乗鞍岳山頂です。雨が降っているので先を急ぎます。
葉っぱの紅葉が始まっています。
やっと白馬大池が見えてきた!
でもなかなか着きません・・・。
テント場に着いたときは雨と風が強く、テント初心者の私はテントを張ることができませんでした。
山荘に聞いてみたところ、空きがあるそうなので山小屋泊に切り替えました。
荷物が濡れてしまい、夜は乾かすのに必死でした。
あまり眠れませんでしたが朝を迎えました。
昨日の天気が嘘のように風もなく静かな朝です。
チングルマの穂が朝日に当たって綺麗。
朝のテント場。
今日はいい一日になりそうです。
もう登り始めている人もいます。
私たちも出発です。
チングルマの穂。チングルマの花の大群生も見たかったなあ。
大池でのんびりテント泊したかったのですが叶いませんでした。またいつか来られるかな。
この時期にしては珍しいすっきりした青空が広がっています。
急に景色が広がり感動です。
気持ちがいい道です!
高山植物の女王、コマクサも咲いていました♪
ガサガサ音がするので見てみると鳥さんがいました。一瞬雷鳥かと思いました。
名前がわかりませんが可愛いです。
荷物の重さも忘れる景色です。
大池も小さくなってきました。
ナナカマドの実が赤く色づいていました。
歩いてきた道を振り返る。360度素晴らしい景色。
大池は見納めでしょうか。名残惜しいな。
小蓮華山は遠そうです。
荷物が軽ければもっと楽しめそうです。
下界もすっきり晴れています。
鹿島槍が見えてきました。
眼下には6月に歩いた栂池自然園が見えます。
気持ちが良い稜線歩き。
トウヤクリンドウもたくさん咲いていました。
八方尾根に八方池山荘とリフト降り場が見えました。
船越の頭に着きました。ちょっとしたピークになっています。
ここの眺めも最高でした。
これから歩く稜線。
少し進んで船越の頭を振り返る。面白い形をしています。
小蓮華山を目指して。
富士山と八ヶ岳がくっきり。
これは南アルプスかな。
小蓮華山への道のりを見上げる。
槍も見えました。
後を振り返って。もう大池は見えません。よく歩いたなあ。
右から白馬岳、杓子岳、奥に鹿島槍ヶ岳。
白馬岳と杓子岳の間に立山、別山、剱岳。
下界は大町でしょうか。
まだまだ道のりは遠いですが一歩一歩です。
イワギキョウでしょうか。
そしてついに小蓮華山到着です!2766M。
今まで歩いてきた道。左に大池がまた見えました。
白馬岳は左のピーク。まだ遠いです。
最高の景色を楽しむ息子。
さて、出発です。
雪倉岳方面の景色。
目の前は白馬岳。
白馬岳をバックに。
地球じゃないみたいな景色。
石が赤くなってきました。
白馬岳のピークはアップダウンがありそうです。
長池と鉢ヶ岳。
雪倉岳方面への分岐、三国境。
長野県と新潟県と富山県の境だから三国境です。
かっこいい~!
白馬岳山頂付近は急坂です。重いザックだとちょっと怖かったです。
あと少し。
到着しました~!
ガスも沸いてきましたがまだまだいい天気。最高の景色でした。
下に見えるのが白馬山荘。そこでアイゼンをお借りします。
白馬岳頂上宿舎付近から白馬山荘を見上げる。
ヘロヘロでしたがなんとかテントが建ちました。
息子も設置完了。
夕方のテント場の様子。冷えてきました。このあとだんだん風が強くなり、真夜中には暴風に・・・。中からテントを押さえて一晩過ごしました。
3日目。強風の中テントを撤収し頂上宿舎を出発です。
大雪渓までは素晴らしいお花畑でした。
今日は雨の予報なので降る前にできるだけ進みたいところです。
雪渓が見えてきました。
緊急避難小屋を通過。
自然にできたお花畑に癒されます。
雪渓に着き、ここからアイゼンを付けておりました。雨がすごいのでカメラはおしまいです。雪渓は長く感じましたが無事下山できました。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
| サングラス | 着替え | 地図 | 腕時計 | カメラ | 健康保険証 |
| ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 |
| 行動食 | 軽アイゼン | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | カップ |
| カトラリー |
みんなのコメント
登った山
関連する登山記録
よく似たコース
白馬を堪能できるゴールデンコース。栂池から白馬岳に登り、大雪渓下山 2泊3日
- 最適日数
- 2泊3日
- コースタイプ
- 縦走
- 歩行時間
- 10時間15分
- 難易度
- ★★
- コース定数
- 38




