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戦国4本槍の武将(山屋)がゆく賤ヶ岳

岩崎山、大岩山、賤ヶ岳、公法寺山、大平良山、神明山、堂木山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 4人 (Yamakaeru さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 今回は、余呉湖をぐるっと周遊したかったため、「余呉湖ビジターセンター」を起点とする。舗装された駐車場でトイレも完備されている。

この登山記録の行程

余呉湖ビジターセンター(06:53)・・・賤ヶ岳観音堂(06:59)・・・中山清秀の墓(07:24)・・・大岩山(07:25)・・・首洗いの池(07:34)・・・猿が馬場(07:38)・・・賤ヶ岳(08:10)・・・飯ノ浦越・・・公法寺山・・・大平良山(09:14)・・・権現峠(09:36)・・・神明山(10:18)・・・堂木山(10:39)・・・余呉湖ビジターセンター(11:13)

コース

総距離
約13.0km
累積標高差
上り約867m
下り約868m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

天候不順のため遠征を諦めて近場の登山を計画。
今回は趣向を変えて、低山でゆったり歴史の探訪。題して「戦国4本槍の武将(山屋)がゆく賤ヶ岳」。
毎年、ワカサギ釣りでお世話になっている余呉湖を一周するように、賤ヶ岳を筆頭に山々のピークを結んで、毎年、ワカサギ釣りでお世話になっている余呉湖を周遊する。ただ、下山した後の夕方には、お楽しみ企画として山の先輩宅で焼肉パーティーを予定しているので、登山はあくまで序章。雨が降る前にサクッと登って来よう。
余呉湖ビジターセンターに車を停めて、民家の間を抜けて山へと入っていく。なんとなく「高野参詣道を思い出す」と仲間の一人が言っていた。
緩やかな道を登っていく。登山と言うより森を散策しているという感覚に近い。
直ぐに真っ赤な鳥居が目印の「賤ヶ岳観音堂」に着いた。
最初の山「岩崎山」はコースから外れているため、気がついたらスルーしていた。勢いをつけて歩いていたので、そのまま「大岩山」を目指す。この周遊コースには幾つものピークがあるが、あまりにも低すぎて、正直、どこに頂があるのか分からない山が多い。
大岩山を過ぎて「賤ケ岳」へ。
途中の経路には、様々な史跡を紹介する看板があった。足を止めて解説を読みながら進む。
その一つ「首洗いの池」の文字に興味を引かれて寄り道をしてみる。
鯉が泳ぐような透き通った池をイメージしていたが、実際には直径1m程度の濁った水たまりだった。でも、それがかえって「敵将の首を洗った」というリアリティーを醸し出していて生々しかった。偶然なのか足元には動物の白骨化した頭蓋骨が転がっていた。
アップダウンも少なく単調だった登山道が徐々に斜度を増していく。右手にはちらっと余呉湖が見えた。歩き始めて初めての眺望にプチ感動。
斜面を登り切ると、一気に視界が開けて公園のような場所に出る。
ここが賤ケ岳の山頂。標高421mの小さな山ながら、頂からは余呉湖の全景と、その反対側には日本一大きな湖「琵琶湖」を眺めることができる。曇天で霞んでいたが、琵琶湖のシンボル「竹生島」がぼんやりと見えた。琵琶湖側からはロープウェイで手軽に登って来ることができるため、休日ともなると多くの観光客で賑わう。
頂には「賤ヶ岳の戦い」で活躍した山城の布陣がマップとして示されていた。
賤ヶ岳の戦いは、天正11年(1583年)4月に起きた羽柴秀吉と柴田勝家の戦い。後に天下人となる秀吉の人生を左右する大きな戦いの一つであることから、歴史好きの友人はここを聖地と呼んでいる。歴史が苦手な自分でもさすがに興味深い戦いで、特に福井県と縁のある柴田勝家と、最後には秀吉に反抗するかのように共に自害したお市の方を想像するとグッとくる。もっともNHKの大河ドラマに脚色されている部分もあると思うが。。。
絵馬があったので1枚購入(無人販売300円⇒お金が無くて買ってもらった)。表には「七本槍」の武将が描かれていた。
賤ヶ岳の七本槍とは、槍の使い手として名を馳せている加藤清正を筆頭に、秀吉を支え「賤ヶ岳の戦い」で功名をあげた7人の武者を指すと言われている(9人いた等諸説あり)。
柴田勝家びいきではあるものの、秀吉も嫌いではないので記念にザックにぶら下げてみた。「槍の武将になった気分で歩こう!」
登山は後半戦に入る。
今回歩いている周遊コースは、賤ケ岳が折り返しポイントとなる馬蹄型なので、後半戦は基本、降りが多い。
「飯ノ浦切り通し」を抜けてどんどん進んで行く。勢いがつき過ぎて「権現峠」で右に折れる箇所をつい真っすぐに突っ切ってしまい、あやうくミスルートするところだった。
そうこうしているうちに、周遊を終えて舗装道路に降りて来た。あとはトボトボと沿道のコスモスを眺めながら車を停めている余呉湖ビジターセンターへと戻る。
今回のルートは、全体的に眺望が少ないのは残念だが、逆に森の中を歩きやすい道が延々と続いているので、手軽に森林浴を楽しみたい人には最適な場所だと思う。また、コースのあちこちに点在する山城跡等の史跡を結んで、資料と地図を片手に散策するのも一興だと思った。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 目をつぶればそこはアルプスって感じにもなれなかったですね。

  • 一昔前は戦いの場。
    今は遊びの場。
    せらびーですね。

登った山

賤ヶ岳

賤ヶ岳

421m

よく似たコース

賤ヶ岳 滋賀県

古戦場の歴史探訪と自然散策を楽しむ

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間10分
難易度
コース定数
12
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