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立山カルデラ 黎明期の砂防えん堤を探訪

( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (犬山好人 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

林道終点(12:44)・・・西ノ谷えん堤(13:11/13:30)・・・林道終点(13:53)

コース

総距離
約0.6km
累積標高差
上り約58m
下り約58m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 立山カルデラ砂防博物館が実施している体験学習会で、普段は関係者しか入ることのできないエリアへ行く機会をえた。この日は「黎明期の砂防探訪」ということで、明治~大正期に富山県が建造した、カルデラ奥地の石積み堰堤を中心に見学する。富山駅から砂防博物館を経て有峰林道をバスは走る。色付く紅葉がまぶしい。薬師岳登山口前の折立ゲートから先は許可車両だけが通行可能な、私にとって未知のエリアである。二班に分かれた20数人はバスを降りて、まずは供養塔にお参りし、立山温泉跡地を見学して昼食休憩、さらに奥地へと移動した。

 立山カルデラの崩壊土砂が土石流となり、常願寺川下流の平野部に多大な被害が出たことから、富山県は1906(明治39)年から砂防事業を開始した(現在は国の直轄事業)。博物館は残された資料をもとに2018年から現地調査を開始、複数個所で当時建造されたと思われる堰堤や水路を発見した。今回は初の一般公開ということで、現地調査に尽力された立山ガイド協会の佐伯岩雄氏も同行した。

 未舗装林道の終点から1週間前に草刈りされたばかりの登山道を、佐伯氏の先導で出発。西ノ谷の沢沿いに渡渉を繰り返すこと約30分で目的地に到着した。百年以上前に人力で建造されたものとは思えない石積みのえん堤を前に、佐伯氏と学芸員の解説を聞いた。

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