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馬の背渡りからスタート!スリルと展望の南牧村の黒滝山 2022

黒瀧山 黒滝山 不動寺 下仁田町自然史館 跡倉クリッペ 星尾温泉 木の葉石の湯 ( 関東)

パーティ: 1人 (はにわ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

黒滝山不動寺駐車場11:20----見晴台12:10(休憩30分)12:40----上底瀬登山口14:05----駐車場15:15

コース

総距離
約5.4km
累積標高差
上り約721m
下り約720m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

ゲコゲコ。

本日は世界第1級の保存状態を誇る化石群と言う見出しに興味をそそられ、群馬県下仁田町自然史館に行って来ました。
下仁田町近辺の地形を勉強し、さらに里山の紅葉が進む南牧村の黒滝山不動寺から馬の背渡り、観音岩、九十九谷など展望とスリル満点の奇岩がある黒滝山を登り、最近復活した星尾温泉、木の葉石の湯でひとっ風呂の山旅です。

<下仁田町自然史館>

今から100年ほど前に荒船山の星尾峠付近で植物化石に混じって、たくさんの昆虫化石が採集されました。
その中にはホタル、ホソカミキリ、ユスリカ、アカガエルの微細の構造、皮膚の模様まで残る世界的にも貴重な化石が含まれていました。
これらの化石が出るのは約350万年前の湖成層で、遠い昔、妙義山や荒船山などは火山で隆起、浸食、陥没を繰り返し今の地形になったと言われます。
荒船山艫岩の台地は昔、湖の縁だったなんて聞くと当時の風景を想像してしまいますよね。
以上は2023年6月30日までの特別展なので興味のある方は足を運んで見るのも面白いですよ。
ジオパークにもなっている跡倉クリッペ、中央構造線の断層、大桑原のしゅう曲、宮室の逆転層など詳しく解析されているのをみて、それらを見学しながら黒滝山に向かいました。

詳しくは下仁田町自然史館のホームページで。
https://www.shimonita-geopark.jp/shizenshikan/

<黒滝山>

千年余りの歴史がある黒滝山不動寺の第1駐車場は10台ぐらい可能。
満車の場合は第2駐車場もあります。
トイレあり。自分は南牧村の道の駅を利用しました。
紅葉で有名な不動寺は色づき始め。見頃は1週間ほど先かな。
黒滝山の稜線の紅葉は落葉多し。
馬の背渡りから始まる奇岩巡りは鎖や梯子がありますので高度感の割に安心できます。
見晴台、観音岩は展望好。
九十九谷を降るコースは急坂です。
上底瀬登山口から舗装路を上がる途中で崩落箇所あり。
今回もっと下調べしとけばよかった~と後悔した崩落個所の迂回路は画像をご覧ください。
鹿岳もそうだけど秩父の釜の沢五峰、群馬の岩櫃山、栃木の石裂山とか安全に岩山が楽しめるところってたまに行きたくなります。
登山コースは南牧村のホームページで。
http://www.nanmoku.ne.jp/

星尾温泉 木の葉石の湯
湯上りでお話しした小保方さんらが中心となり、200年前の古民家を改装し、70年ぶりに共同浴場として復活。
源泉近くには珍しい石灰華段丘もありました。
https://hoshio-onsen.nanmokushoko.com/

登山口までマイカーが中心になり駅やバス停が遠く公共交通機関の不便な南牧村ですが登ってみたい山がたくさんあります。

<過去の近辺での登山記録>

鹿岳 四ツ又山 2018
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=148562

日本で海岸線から一番遠い地点 2019
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=152410

それでは出発します。

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フォトギャラリー:85枚

ゲコゲコ。アカガエルの化石です。
群馬県指定天然記念物のアカガエルの化石は期間限定で見れませんでしたがオタマジャクシの化石もありました。

説明。

説明。

世界で唯一のホソカミキリの標本です。

説明。

日本で唯一のホタルの標本。

自然史館のすぐ近くの河原にある跡倉クリッペのすべり面。

説明板。

続いて諏訪神社に車を止めて中央構造線断層へ。
諏訪神社には樹齢600年、幹回5、35mのケヤキがありました。
ですが柵があり近づけませんでした。

下仁田層の説明板。

続いて大桑原のしゅう曲。

宮室の逆転層。

説明板。

一通り見学したら昼食に天然酵母パンもえぎ彩さんへ。
どれも美味しそう。
ブルーベリーとクリームチーズのベーグルとメロンパンとシナモンロールを購入。

黒滝山不動寺の駐車場に到着。
目の前に紅葉に包まれた星中厳と日東巌の岩場が見えました。

もみじが色づき始めた車道を登り

黒滝山不動寺へ。

山門前には大杉があり

手を添えてパワーを頂きます。

境内の紅葉はこれからですね。

紅葉の登山口から

荒船山との分岐を左へ行くと

直ぐに馬の背渡りです。

階段や

鎖がありますのでそんなに危険ではありません。

不動寺方面。

帰りの林道も見えました。
ですが帰り道にあんなところを迂回するとはこの時は露知らず。

さらに梯子が続きます。

足元あぶないー。

最後に垂直の梯子を登ったら

終了です。

この後は尾根道。

見晴台と観音岩との分岐。

見晴台の岩です。

登ってみると小さな祠がありました。

岩の上は狭いので立ち上がれませんが展望好。

鹿岳や四ツ又山。

妙義山も遠くに見えました。

ここで昼食タイム。

ベーグルは噛み応えがあって美味しい~。
ぽかぽか陽気なので暫く景色を見ながらもぐもぐ。

休憩後は見晴台の下を巻いて

観音岩へ。

観音岩。

稲含山や

鹿岳

トヤ山

大屋山など大展望。
展望を楽しんだら九十九谷の分岐を左へ降ります。

九十九谷は深い谷です。

ちょいと危険な所。

右側は絶壁。
濡れているときは慎重に渡らないと危ないかも。
ここは迂回路もありました。

振り返って。

少し綺麗な紅葉もありますがほとんどが葉を落としています。

鷹の巣山と上底瀬登山口との分岐。

ひと登りしたら山頂。
あまり展望はありません。

分岐に戻って落ち葉に埋まった登山道を探しながら降ります。

急坂です。

登山道入口には目印の道祖神がありました。

車道を少し登ると上底瀬の駐車場。
こちらは20台ほど停められそうです。

この民家を右に行けば峠まで35分の表示。

途中養豚場がありました。
覗くとブヒブヒと子豚が集まってきます。

餌おくれ~と一斉にブヒブヒ。

さらに登ると目の前に惨事が。
ショベルカーが横転。
最近の事でしょうか?

カーブを登ると通行止めの三角コーンがありました。
あれ~手前に峠までの表示は無かったよなと思い、今更引き返せないのでとりあえず進みます。

崩落個所。
さっきのショベルカーはここから落ちたのか。

さすがに進めないので周りを見渡すと崩落個所の脇にロープが垂れ下がっていました。
もしかしてこれが迂回路?
と思い20mほど急斜面をロープに掴まって登ります。

登り終えると45度の急斜面。
ピンクリボンがやたらあるが、どうやら崩落個所の上を迂回する感じ。

崩落個所の上から今度は降ります。
とは言え道は無いので木に掴まり、時には尻餅をつきながら降ると

最後にロープがありました。
もう足が攣りそう。。。

林道に出たらあれ?っと気づきます。
先程通り過ぎた三角コーン。
何やってんだ俺、、、、、。
峠に行く道は三角コーン手前の細い道を右に上がるようでした。
でも標識ないし、、、看板でも置いておいてくれよ~(( ノД`)シクシク…。

何とか登山道に復帰して

この倒木を越えれば馬の背渡りとの分岐になり

黒滝山不動寺に到着。
無事に帰って来れたことに安堵して鐘を突かせてもらいました。
ゴーン。

この後はさらに10kmほど南牧川の上流へ行き、汗を流しに星尾温泉へ。

裏の源泉

珍しい石灰華段丘を見学しましたが落ち葉が溜まってわかりずらいですね。

星尾温泉は古民家を改築した建物で檜の浴槽はこじんまりとしています。
ちょうど空き家バンクを利用し週末埼玉から行き来している方と雑談しながら長湯をしたので体はぽっかぽか。

囲炉裏もあって夏はアユなどの川魚を焼くそうですよ。
帰りは5時半で辺りは山間の為か真っ暗。
そんな中、夜空には星が瞬いていました。
おしまい。

おまけ、先月末に訪れた長崎市の稲佐山。

日の出と共に眼下に長崎市街を望む。

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