行程・コース
天候
☀ 0℃
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
奥大山スキー場Ⓟ
この登山記録の行程
奥大山Ⓟ7:00→木谷入口7:13→鳥越峠テラス9:00→地獄谷9:45→振子沢入り口10:00→大曲10:50→振子沢の頭12:00→12:10昼食ポスト13:00→地獄谷13:15→テラス14:30→木谷口15:15→Ⓟ15:40
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
↑1,609m ↓1,616m 13.7㎞ 8:08分
残り少ないシーズン、今年も振子沢へ挑戦してきた。沢の頭まで頑張れるでしょうか⁇‥今回のメンバーはしんさん・師匠を含め6人、テレマーク4人と山Ski2人のパーティーです。
早朝7時奥大山スキー場から環状道路を歩いて木谷へ入ります。800m表示標が目印、7:13分入山です。前後に登山者やスキーヤーが登って行かれる。日曜日で山は賑っています。
シール登行で鳥越峠上のテラスを目指します。雪は未だ締まっていて、壺足ならアイゼンがあった方が安定します。テラス下まで登ると陽が当たり少し緩んできましたが、念のためクトーを装着して登ります。テラス手前は毎回ブッシュが煩いので、高度を上げトラバース気味にテラスへ登ります。
テラスに着き、滑走準備をして地獄谷へ滑るのですが、今日はまだ雪が緩み切っていないので、鳥越峠の下に回り込んでさらに南側の谷筋を滑ることにします。高度差300mを下ると地獄谷の底です。
振子沢入り口まで50m程登り返します。沢は昨年より埋まっている感じで、ほぼどこでも歩けそうです。右岸の崖上に駒鳥小屋が見えています。前方には東大山の岸壁が青空へ向け突き上げています。
振子沢へ入ってすぐ、昨年沢割れしていた難所がありますが、今年はさほど難しく有りません。昨年より1週間早いせいもあると思いますが、雪が多いようです。
次は入り口から700m程登った喉部分のデブリ帯です。ここも例年デブリが重なって難所になるところ。夏道でも急な難所になっている狭い廊下状のゴルジュです。
しんさん・師匠が先行されます。管理人も続きますが、デブリと落石を避けながら急斜面をヒーコラ登って行きます。喉を過ぎれば大曲はすぐそこ。目の前に振り子沢のオープンバーンが700m伸びています。荷をデポして、水とGPSだけ持ち頭を目指します。
最上部200m程が急斜面ででしんどいところ、歳と伴にしんどさが増すようです。ジグを切って折り返すスキーがうまく持ち上がりません。トップが良く引っ掛かって其の度に大息をつき呼吸を整えます。
難渋しましたが、少し緩んだ雪が助けてくれ、今年も何とか登り切りました。稜線からはユートピア小屋・三鈷峰・矢筈ヶ山・甲ヶ山・日本海まで見渡せます。振り子沢の奥には振袖山・烏ヶ山が見えています。
そして眼前に聳え立つ北壁は、ゼブラ模様の残雪が谷筋を魅せています・・絶景…‼
シールを剥ぎ滑走準備だ。ビンディングをSkiモードへ、ヘルメットにゴーグル、カフロックを忘れずに確認してドロップだ。砂を被った新雪だがまずまず滑ってくれます。途中何度か石が当たりますが気にせず滑ります。
樋状になったオープンバーンを快調に降りてゆけます。斜面が大きく、安心しているとスピードオーバーになります。樋の側面を滑り登ってスピードコントロールしながらデポ地までくだりました。僅か3・4分の滑走ですが、この快感を求めて登って来たのです。
デポ地点へ降りて、お昼にします。ちょうど12時過ぎ、ベストタイミングで前半終了でした。
Café迄戴き元気回復、後半の登り返しへ向かいます。
登ってきた沢を下ります。途中のデブリや落石は要注意、そして沢切れには最大の注意が必要です。上からは、落ち込んだ沢切れ箇所は見えません・・・(+_+)
1㎞続く振り子沢下部の沢筋を15分ほどで下りました。地獄谷を渡渉し、小屋上流の急斜面に取り付きます。時刻は13時過ぎ、ここからが今日の核心部。滑落事故も起きている登りです。
皆、滑走後の疲れで足が出ません。師匠が先陣を切って登りに向かいます。管理人はアイゼン装着に手間取って、しんがりを務めます。一歩また一歩と壺足で登ってゆきます。
途中で交代しながら250m登り返します。管理人も中間部から先陣を切りますが、一歩一歩が苦しい時が続きます。そして1時間やっと東大山の見える稜線へ登り返しました。
テラスへトラバースし最後の滑走準備です。午後の陽射しで緩んだ斜面を、重雪に耐えながら下り、木谷のブナ林へ向け滑走します。ブナ林へ入ると木陰の雪はそれほど緩んでいなくて、旗門に見立てたブナの株をツリーランで下れました。
最後、木谷の入口へ無事に下り付き、本日の滑走終了…\(^o^)/
詳しいログはブログいずみやまでどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2023/03/2023.html
フォトギャラリー:17枚
木谷のブナ林を登る
鳥越峠上のテラスへ着いた
鳥越峠の下まで滑走
地獄谷の底で登行準備
地獄谷から見る槍が峰方向 振子沢は右へ渡渉すると入口だ
デブリ帯は要注意
大曲から振り子沢のオープンバーンを望む
振子沢を登る
北壁の絶景だ
振子沢を俯瞰
帰りは滑走できる
地獄谷から250mの登り返しがしんどい
足元に注意して登り返す
やっとテラスまで高度を上げた
テラスから最後の滑走だ
環状道路へ無事下山