1月末に多度山を歩いてから手術入院があり3か月くらい山に登っていなかった。術後の後遺症である尿漏れも大分少なくなったこともあり、アカヤシオの花にもまだ間に合うかもと思い試しに表道から御在所に登ってみることにした。
　7時前に鈴鹿スカイラインの表道登山道の駐車場に到着するも、他の車は駐車していない。準備を整え表道登山口から山に入る。
　まずはコンクリート丸太の階段をゆっくりと登る。久しぶりの山登り、やっぱりしばらく歩くともう足が疲れを覚える。20分ほど頑張ると百間滝展望所に着きにじんだ汗を拭く。木々の間からは百閒滝が、南の方を見上げると鎌が岳が見える。一息入れて出発、汗を拭き拭き急な登りをゆっくりと高度を上げて行く。
　950m付近まで来るとアカヤシオの花びらが登山道に落ちているが、木にも少し花が残っている。何とか間に合ったか？イワカガミはまだ時期が早いようで花は咲いていないようだ。
　小さな川を渡渉し1,100ｍ位まで登ると山上の建物が見えてくる。登山道の傾斜もゆるくなり山上公園の表道登山口に出る。久しぶりの登りはとても足に堪える。
　山上のアスファルトの道を山頂に向かって歩いていると、途中から右に登山道らしき道があるので入ってみると山頂のすぐ近くに出る道であった。
　山頂には、二人ほどの先着の人がいる。山頂から望湖台へ足を延ばす。振り返ると山頂近くの山肌に咲くアカヤシオの花が日の光を受けきらめいているようである。山頂付近のアカヤシオの花は、盛りは過ぎているがまだ十分楽しめる。
　ゆっくり山頂で時間を過ごして、武平峠の方に下る。この時間になるとこのコースを登ってくる人が多くなり、けっこうたくさんの人とすれ違う。途中、木々の間から綺麗な紫色のミツバツツジの花を見ることができる。
　武平峠から左に折れスカイラインに出ると道を横切り表道登山口の駐車場まで登山道を進む。イワカガミの花はまだ早いと思っていたが、この登山道脇の日当たりの良いところに生えている一塊のイワカガミの株に見事な花が咲いている。駐車場に着いてみると僕の車以外に駐車している車はない。表道登山道は、普段あまり登る人は少ないのかな？
　山頂近くのアカヤシオは、もう終わり近い感じだったがピンクの花を愛でることができた。手術後3か月足らずだったが、今年は開花が早そうなアカヤシオの花が気になり、後遺症の尿漏は気になったが登ることにした。下りで多少尿漏れを感じたが、吸収パッドを使って十分登れそうだ。ひと月前に比べかなり改善している。次はもっと長い時間山を歩いてみようと思う。