行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
富士急線都留市駅からバス道坂隧道行き終点下車。帰りは都留市内循環バスで西川バス停から富士急線赤坂駅へ。道坂隧道行バスは4月から7月、9月から15月15日までの土休日のみ。市内縦貫バスは芭蕉月待ちの湯にも停車場あり。本数が少ないので要確認。
この登山記録の行程
道坂隧道バス停(08:50)・・・道坂峠(09:05) [休憩 05分]・・・・今倉山(09:55) [休憩 10分]・・・御座入山(10:15)・・・西ヶ原(10:25) ・・・赤岩(10:40) [休憩 35分]・・・中ノ沢ノ頭(11:25)・・・林道出会い(11:45) ・・・二十六夜山(12:00) [休憩 10分]・・・仙人水(11:00) [休憩 05分]・・・西川バス停(12:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
カラマツの新緑の今倉山を登り、赤岩で360度の展望を楽しみ、二十六夜山へと早春の尾根道を歩いた。お目当ての二十六夜山のエイザンスミレには会えなかったが、春の花もちらほら、気持ちのいい山歩きを楽しんだ。
都留市から道坂隧道に向かうバスはほぼ満席、道坂峠の駐車場は満車だった。トンネルの左側の登山道入り口から歩き出す、一登りで道坂峠。御正体山へ続く分岐を左にとり、尾根道を登る。あちこちにスミレが咲き、ミツバツツジも残っていた。やがて後方に富士山が見えてくると今倉山は近い。
カラマツ林に囲まれた今倉山の山頂は広く、次々と登山者が登ってきた。小休止の後、西へ二十六夜山を目指す。両側の木々の新緑は始まったばかりで、気持ちのいい尾根道が続く。御座入山を過ぎた露岩では、富士山とミツバツツジの競演が見られた。
西ヶ原で道坂隧道に下る沢コースを分け、一登りで赤岩(松山とも)に着く。赤岩にはたくさんの登山者が休んでいた。御正体山と杓子山の間に富士がそびえ、右には白い南アルプス、荒川三山が続く。三つ峠のアンテナ群の右に北岳がのぞき、鳳凰三山を挟んで甲斐駒も見えていた。北には雁ヶ腹摺山や大菩薩が見え、さらに国師岳などの奥秩父の山々が続き、金峰山の五丈岩も確認できた。八ヶ岳連峰もうっすらとのぞいていたが、北アルプスは霞みの中だった。山頂の山座同定盤によれば相模湾や東京のビル群も望めるとのことである。
尾根道は小さなアップダウンを繰り返しながら続く。林道出会いの手前に階段があるが、落ち葉に覆われているので踏み外しに注意しよう。林道出会いから最後の一登りで二十六夜山である。江戸時代に山頂で人々が旧暦7月26日の月の出を待ったことからこの名がついだという。古い石碑と説明板がある。月齢26日の月の出といえば午前2時ごろになる。昔の人々はここで何を思ったのだろうか。
道志山塊には二十六夜山が2座あり、こちらは道志二十六夜山と呼ばれている。田中澄江の「花の百名山」に出てくるのはもう一つの秋山二十六夜山だそうである。
二十六夜山からも富士が望めるが、展望はここまで。北に向かって林の中をどんどん下ってゆく。地面が掘り返されているところが目立つがイノシシだろうか。枯れた沢を越えるとコンコンと清水が湧き出す仙人水、さらに大きなかっちゃ岩には「かっちゃ防生活の跡地」との説明があった。どんな言い伝えが残っているのだろうか。
林道に出てしばらく行くと上戸沢の集落となる。右にとると日帰り温泉施設の「芭蕉月待ちの湯」、左に行くと西川のバス停となる。バスの便よっては「月待ちの湯」で汗を流すこともできる。
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