花の大佐渡縦走

日帰り

金北山（上信越）

2023.04.30（日）～2023.05.01（月）

パーティ： 8人 (たけさん、ほか7名)

たけさん

行程・コース

天候

1日目：曇り　2日目：晴れ

登山口へのアクセス

タクシー

この登山記録の行程

【1日目】
アオネバ登山口(12:38)・・・落合(13:28)・・・ユブ(13:55)・・・アオネバ十字路(14:30)・・・縦走路入口・・・ドンデン入口・・・椿越峠・・・ドンデン山・・・ドンデン高原ロッジ(15:20)

【2日目】
ドンデン高原ロッジ(06:55)・・・ドンデン山・・・椿越峠・・・ドンデン入口・・・縦走路入口(07:23)・・・アオネバ十字路(07:41)・・・マトネ(08:33)・・・石花越分岐(08:53)[休憩 5分]・・・真砂の峰(09:55)[休憩 10分]・・・いもり平(10:09)・・・天狗の休場(10:47)[休憩 20分]・・・役の行者・・・縦走路分岐・・・金北山(12:40)[休憩 25分]・・・妙見山(13:54)・・・白雲台(14:21)

コース

総距離: 約19.8km

累積標高差: 上り約1,970m; 下り約1,424m

コースタイム: 標準9時間45分; 自己9時間8分; 倍率0.94

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

残雪期の佐渡はお花が有名なので、ゴールデンウイークの谷間に行ってみました。初日はアオバネ登山口から入山して、ドンデン山荘までです。歩き始めると登山道の脇にはたくさんのお花が咲き誇っています。まずはニリンソウ、オオイワカガミ、エンレイソウの登場です。名前のわからないお花も多数ありますが、シラネアオイも現れてきました。午前中は雨だったためか、大きなお花はほとんど下を向いています。ヒトリシズカも見られるようになり、写真を撮って楽しんでいると、徐々にシラネアオイが増えてきて、いつの間にか登山道はシラネアオイが続くようになります。沢を数回渡渉していくと、アオバネ十字路に出ます。この辺りからはカタクリが目立つようになります。佐渡のカタクリは大きく見えます。雨上がりのためか開いている花はわずかです。地図のルートは尻立山経由で山荘に向かいますが、今回はショートカットで山荘に行きました。たくさんのカタクリに出会いましたが花はほとんど閉じています。山荘に着いたときは風が強くなり、ガスも出てきたため眺望はありませんでした。夕食はバイキング形式でお肉をたくさんいただくことが出来ました。2日目は風も収まり快晴です。バイキング形式の朝食をいただき、しっかりデザートをお腹に押し込んで、出発です。昨日同様にショートカットでアオネバ十字路に向かいます。お日様のおかげでしょうか、カタクリの花が開き始めました。マトネに向かう道にはぎっしりとカタクリが咲いていて皆大満足です。キクザキイチゲも多く見られます。17人組の団体さんも同時刻に行動していたので、マトネで先に行かせていただきました。その後の縦走路は我々で独占状態でした。いくつかのピークを越えていきますが、中間地点ではこれから先の縦走路と金北山が見え、振り向くとドンデン山が見え、山の隙間からは日本海や両津港などが見えます。青空のためとても気持ち良い稜線歩きです。気が少ない稜線は景色が素晴らしく、樹林帯に入るとお花がいっぱいの登山道です。そんな中、雪割草に出会うことが出来ました。今回は5か所程度で見ることが出来ましたが、色や模様がわずかに違いこれも大感激でした。金北山も近づいてきたころ白花のカタクリに出会いました。大群落の中に一つだけの白花です。あやめ池の近くは残雪が多く、木の枝をかき分けながら進みますが、ピンクテープがたくさん設置されているので迷うことはありません。そして見えたのが雪の急斜面です。これまでログには多くの方が垂直の壁と表現されていましたが、実際は50度くらいでしょうか、それが10～１５ｍ位なので、ステップを踏み外すと下まで滑り落ちます。幸い、ロープも設置されているので、慎重に登れば問題ないと判断し、進みます。今回の8名も無事に上まで到達しました。この先はもう一度ブッシュの中をかき分けて、最後の雪渓を登りきると山頂です。時間もあるので、山頂ではじっくり景色を楽しみ、その後は自衛隊の施設を眺めながら1時間半ほど下ると白雲台に到着します。ここには駐車場や休憩用の小屋があり、身支度をしながらお迎えのタクシーを待ち、山行を終了しました。タクシーの運転手さんの話では佐渡には熊、鹿イノシシ等の動物がいないので、お花がたくさん咲いているとのことでした。