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頼母木山・大石山(ハクサンイチゲの花園を行く)2023

頼母木山・大石山・地神北峰( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: この日、5、60台ほど駐車できる飯豊山荘隣のスペースは満車でした。

この登山記録の行程

Start(05:02)・・・飯豊山荘(05:04)・・・地神北峰(09:31)・・・頼母木小屋(10:16)・・・大石山(10:48)・・・大石山(10:57)・・・頼母木小屋(11:35)・・・地神北峰(13:00)・・・Goal(15:57)

コース

総距離
約14.8km
累積標高差
上り約1,958m
下り約1,945m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 6月8日に飯豊山荘までの道路が開通したという情報をつかみ、山形側から丸森尾根を歩き、地神北峰から頼母木小屋、大石山まで行ってハクサンイチゲを見ることにした。梅雨の直前でも幸いに天候が安定しているという6月10日、深夜に自宅を出発した。
 丸森尾根は、以前、梶川尾根から北股岳に登った時に、下りの周回コースとして歩いたことがある。今回、ピストンで歩くと、歩行距離15km程度、累積標高差は2000m弱。大石ダムから歩くよりも幾分マシなようにも思えるが、それでもそこは飯豊連峰、稜線に出るまでの急登と終盤の下りは堪えるに違いない。
 この日は早朝は薄曇り、8時から11時過ぎまではガスと強風、11時半過ぎからようやく天気が回復してきた。帰路、たくさんのハクサンイチゲを心ゆくまで楽しみ、それ以外にも、ハクサンコザクラ、コイワカガミ、ミヤマキンバイ、ハクサンチドリ、アカモノ、サンカヨウ、ツバメオモト、チングルマ、ミツバオウレンなど、登山道付近を彩っているたくさんの花々を愛でてきた。イイデリンドウも一輪咲いていた。飯豊連峰の花の種類の多さとその量には圧倒される。
 登山道はよく整備されているが、丸森峰までは段差があったり、岩場があったり、小さな崩落があったりして、疲労している帰路は殊に慎重に歩いた箇所もあった。また、丸森峰から地神北峰までの間にある雪渓は、上部がかなりの急斜面なので、チェーンスパイクでは、ずるずる滑ったりして、精神的にも不安が増してしまうので、10本から12本爪のアイゼンを着用することをお勧めしたい。
 地神北峰から先は、まさに天上の花園を歩くことになる。晴れていれば、飯豊の山並みをぐるりと見回しながら歩く至福の時間である。この日は、午前中がガスと強風、午後になって晴れてきて、ゼブラ模様の山々を堪能することができた。もちろん、ハクサンイチゲの花園はこれまで見た中でも一番の規模で、もう何も言うことはない。
 帰路は思ったよりも順調で、夫婦清水まで快調に下った。そこからさらに下って、飯豊山荘が眼下に見えてきたところで、疲労が一気に足にきて、その上暑さで水分も不足気味になり、最後の下りは思ったよりも随分時間がかかってしまった。やはり飯豊のルートはどこもきついということを再確認したが、同時に飯豊連峰はどこから登っても期待に違わず素晴らしいという思いをいっそう強くした山旅でもあった。

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