行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
中央線甲斐大和駅からバス利用。往復とも臨時バスが出ていた。往路すずらん昆虫館前下車、760円。帰路上日川峠から、1020円。季節運航なので時刻等はHPで確認のこと。栄和交通☎0553-26-2344
この登山記録の行程
すずらん昆虫館前バス停(08:25)・・・日川林道横断地点(09:15) [休憩 05分]・・・パノラマ岩(09:40) [休憩 05分]・・・牛奥ノ雁ヶ腹摺山(10:20)[休憩 10分]・・・小金沢山(11:00)[休憩 20分] ・・・天狗棚山(12:10)・・・石丸峠(12:25) [休憩 05分]・・・大菩薩峠(12:55)[休憩 15分]・・・賽ノ河原(13:25)・・・福ちゃん荘(14:05)・・・上日川峠(14:20)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
甲斐大和からのバスを利用して牛奥ノ雁ヶ腹摺山から大菩薩峠へと歩いた。上日川峠に駐車場ができて以来ずっとマイカー利用だったが、久しぶりのバス利用はやっぱり楽。牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの稜線歩きでは富士山をはじめ南アルプスや奥秩父、八ヶ岳の展望が楽しめた。大菩薩の稜線から旧道を利用しての下山路も10数年ぶり、充実した一日だった。
すずらん昆虫館前の登山道はバス停の反対側。満員のバスから降りたのは数人だけであった。ハルゼミの大合唱の中を歩き出す。未舗装の林道に出ると、正面に小金沢山が見え、右手に富士が顔を出した。途中工事のため迂回路があるが、しっかり案内が出ているので心配なし。舗装された日川林道の合流点からは、富士山をはじめ南アルプスや奥秩父、八ヶ岳などがよく見えていた。
林道から登山道はシカ除けの柵の中に入っていく。登山道は柵に沿って登っていくが、柵から出るところの踏み跡がまっすぐついているので、出口を見落とさないように。樹林帯の急登が続き、正面に大きな岩が出てくると頂上は近い。この岩はパノラマ岩との名前があり、岩の上からの展望は見事である。さらに登山道は立ち枯れの木の間に入っていく。気持ちのいい登山道で富士がきれい。振り返ると南アルプスと八ヶ岳の間に遠く雪をかぶった山が見えていた。北アルプスの乗鞍岳だろうか。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山は大月市選定秀麗富岳12景の2番山頂である。また一番名前の長い山としても知られる。少し雲がかかってきたが富士は見事。黒岳の左には道志や丹沢の山々が続き、東には大岳山などの奥多摩三山が眺められた。
山頂から北へ、小金沢山を目指す。樹林帯を抜けるとカヤトの気持ちのいい尾根道が続く。山頂の少し手前でメスのシカが現れた。小金沢山も富岳12景2番山頂で、ここからの富士の眺めもいい。
縦走路はさらに北へ。しばらくは原生林の中を進む。何組かの登山者とすれ違った。左手に奥秩父や八ヶ岳を見ながら下った開けたカヤトの原が狼平。さらに一登りで天狗棚山。ここも好展望地である。
石丸峠から熊沢山を登り下ったところが大菩薩峠。急に登山者が増えた。稜線は登山者が行列して歩いている。大菩薩嶺まで足をのばすつもりだったが、思い立って賽ノ河原から富士見平までの旧道を下ることにした。今は介山荘があるところが大菩薩峠といわれているが、明治時代に柳沢峠が開かれるまでは避難小屋が建つ賽ノ河原が青梅街道の峠道であった。避難小屋の裏手の道標で旧道に入っていく。道の両側のササが刈られ、歩きやすい道で、見上げると稜線を歩く登山者の姿が見た。途中、水量の多い時には注意が必要な沢があるが、それ以外は問題ない。大菩薩峠からのバリエーションルートとして考えておくといいだろう。
バス利用の本コースでは帰りのバスの時刻が気になるが、石丸峠から小屋平へ下ったり、大菩薩峠からまっすぐ福ちゃん荘に降りたりすることも可能。体力に合わせて計画するといいだろう。逆コースは富士に向かって歩くことになるのでこれもまた楽しいだろう。
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