行程・コース
この登山記録の行程
雨飾高原キャンプ場(05:15)・・・荒菅沢(06:55)[休憩 10分]・・・笹平分岐(08:30)[休憩 5分]・・・雨飾山(09:05)[休憩 40分]・・・笹平分岐・・・荒菅沢(11:17)[休憩 10分]・・・雨飾高原キャンプ場(13:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
亜麻色の長い髪を
風がやさしくつつむ
乙女は胸に白い花束を
羽のように 丘をくだり
やさしい彼のもとへ
明るい歌声は恋をしてるから♪
車のラジオから流れる島谷ひとみさんの代表曲の歌詞に耳を傾けた。
亜麻色の笹原に雪渓から吹き上がる涼風。
登山道にはハクサンイチゲの白い花々。
雨飾山の女神の横顔はまさにその風景が広がっていました。
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本日は下道7時間かけて友人Y君と雨飾山へ。
深夜11時に到着した雨飾高原キャンプ場の第1駐車場は3分の2ほど埋まっていました。
目覚めた早朝5時過ぎにはすでに満車。
第2駐車場もありますが下山したときは路駐の車も多数ありました。
秋の紅葉シーズンは混雑するとは聞いていたけど、この時期の土日も早い時間に満車になりそうです。
登り始めは湿原から緩やかにブナ林を歩きます。
雪渓は2か所。チェーンスパイクも持参しましたが必要無し。
荒菅沢の雪渓から急登が続きます。頑張りどころ。
登り終えて笹平から笹原の稜線を歩き、山頂直下も急登です。
山頂は天気も良かったので360度の大展望。
白馬岳や五竜岳をはじめとした残雪の北アルプス、高妻山や黒姫山、戸隠山、火打山、青い日本海も見えました。
登山道は雪解けとともに花がいっぱい。
ハクサンイチゲ、シラネアオイ、ハクサンチドリ、マイズルソウ、イワカガミ、サンカヨウ、ニリンソウ、ツマトリソウ、カラマツソウ、エンレンソウ、ツクバネソウ、ムラサキヤシ、ウラジロヨウラク、スダヤクシュ、ニョイスミレ、ツバメオモト、ミツバオウレン、ヒメイチゲ、ミヤマカタバミ、ミヤマダイコンソウ、ハクサンコザクラ、ハクサンタイゲキ、etc.
大群落ではありませんが他にも名前の分からない花もたくさん見かけました。
下山後は道の駅おたにで昼食、深山の湯で汗を流す。
https://www.michinoeki-otari.com/
日替わり定食はかまど炊きのコシヒカリのご飯が食べ放題。
温泉も源泉かけ流しでつるつるになりました。
それでは出発します。
フォトギャラリー:69枚
登山道脇のハクサンイチゲを入れて女神の横顔をパチリ。
山頂から残雪の北アルプスが目の前に広がります。
眼下には雨飾山の女神の横顔。
北峰の先は日本海。
キャンプ場の駐車場は綺麗なトイレもありました。
ここで登山届を出して出発。
まずは葉の大きな水芭蕉の湿原から
ウラジロヨウラク
銀ちゃん
緑の濃い苔がブナ林に広がっていました。
ブナ平で一休み。
イワカガミ
荒菅沢の雪渓が見えてくると
サンカヨウが彼方此方に咲いています。
これってちょっとスケルトンかな。
ニリンソウは蕾が多いので帰りにもっと花が開くかな。
荒菅沢の大雪渓。
青空と布団菱の岩壁のコントラスト。
絶景です。
布団菱の岩壁UP
少し休んだら右の沢沿いの尾根を登ります。
雪渓は下まで。
いつ頃溶けるんだろう。
マイズルソウ
雪渓からは急登が続きます。
ツクバネソウ
白いイワカガミ
ニョイスミレ
スダヤクシュ
ピンクのカラマツソウ
まだまだ続きます。
今年になって低山ばっかりだったのでこの登りは堪えるな~。
標高を上げると布団菱もまじかに
カラマツソウ
ツマトリソウ
ここから笹平あと一踏んばりです
振り返ると焼山
笹平からは山頂まで気持ちの良い笹の稜線です。
後ろには北アルプスも見え、俄然元気が出てきました。
笹原にはシラネアオイ、
エンレンソウ
ハクサンタイゲキ
ミヤマダイコンソウ
ハクサンイチゲ
さあ、山頂まで最後の登りです
荒菅沢の雪渓の冷気が気持ち良いなあ。
あとちょっとだけど急登だあああ。
でも振り返れば女神の横顔に
シラネアオイ
ハクサンイチゲが咲き
山頂到着。
4時間掛かりました。
山頂はたくさんの人が休憩していました。
まずは眼下の女神様
北峰
飛行機雲に青空
焼山の後ろにちょこんと火打山
高妻山から戸隠山
日本海
そして残雪の北アルプスにサイダー‼
今回も水筒に氷を詰めてきたので、コップに注いで二人で冷えた炭酸で乾杯!
今日はとても暑かったからもう最高!!
山頂で北アルプスを眺めながら十分休憩して下山します。
ハクサンコザクラ?ユキワリソウ?
登って来た時よりもシラネアオイが元気に咲いて
ハクサンチドリもたくさん
笹平から急登を降りますが、登りよりも気を付けて。
荒菅沢まで来たら少し休憩
雪融けの雪渓脇は
サンカヨウがたくさん咲きはじめ
ミヤマカタバミ
キヌガサソウ。
朝よりも花が目に入る。
そして布団菱ともお別れ~
そうそう登山道脇には携帯トイレブースもありました。
中を拝見。
山中はトイレが無いので有難いですよね。
やがて湿原に入ると何本かの巨木が目に入り
近寄って手を添えてパワーをいただきます。
イワナが泳ぐ沢沿いの木道を進み、駐車場へ。
今日はこの暑さと運動不足もあり二人ともヘロヘロ。
でも絶景と花園を楽しめたので頑張った甲斐がありました。




