行程・コース
天候
曇り後晴れ、至軽風
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
札樽道の「朝里IC」を出て、道道1号線を右の「定山渓・朝里川温泉」方面に入り、すぐ先の「新光5」交差点を右折して道道956号線で「倶知安・赤井川」に向かいます。国道393号線に突き当るので左の「赤井川」に向かいます。そのまま「毛無山」を超えて下って行くと右に「高橋商店」があり、その先の「キロロ」の案内で左の赤井川高原道路に入って直線的に進んだ終点にキロロリゾート「Club Med」の建物と広大な駐車場があります。「朝里IC」から25km・30分です。トイレは林道を1時間歩いた「朝里第1リフト」にあります。
この登山記録の行程
キロロリゾート「Club Med」(05:55)・・・余市岳登山口(06:55)・・・見晴台(08:15)・・・定山渓登山道(廃道)分岐(08:30)・・・「余市岳」山頂(09:20)[食事 20分]・・・定山渓登山道(廃道)分岐(10:15)・・・見晴台(10:45)・・・余市岳登山口(11:50)・・・キロロリゾート「Club Med」(12:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
札幌市の最高峰で、三百名山の「余市岳」は、ダケカンバが群生する珍しい山域でした。
ダケカンバは亜高山帯~高山帯の陽樹です。環境や気候に合わせて高木から低木へと
柔軟に変化して、時には匍匐型の樹形になって地面を這う、適応能力の高い樹木です。
雪の重量にも強く、そこそこ対陰性の高い樹木で、長寿ですが、極相種ではありません。
「Club Med」横の入林ポストのあるゲートからスキー場「朝里第1リフト」までのサービス
道路(林道)を登って行きます。林道の横はダケカンバの森が延々と続く珍しい景色です。
1時間近く歩くと開けて、スキー場の「朝里第1リフト」に着きます。登山口は林道の先の
左の茂みの中の「クマ出没注意」の看板です。入山するといきなり深い森に変わります。
入山してもダケカンバの森は続きます。沢沿いを進み1回徒渉すると本格的な登山道に
なります。道は穏やかでダケカンバの高木が包む明るい森を気持ちよく登って行きます。
足元にはマイズルソウの群落が咲いていて、このマイズルソウは山頂付近まで続きます。
ダケカンバの巨木が出てくると急登が始まります。素晴らしい巨木が続く登山道を登ると
樹高が低くなり明るくなります。さらに登ると笹の藪漕ぎになって、稜線に突き当たります。
ここは「見晴台」だそうです。昔の名称なのですが、笹に囲まれていて展望はありません。
「余市岳」は稜線を右に向かいますが。笹とハイマツにガシャガシャと引っ掛かりながら
進みます。目前に目指すピークと大きく対峙して、一度軽く下り、「余市岳」に取付きます。
登山道は樹林帯からガレ場、ハイマツ帯と変わって、登り続けるとニセピークに着きます。
ニセピークには「余市岳山頂は300m先です」の標識があります。再び樹林帯に入って
根を乗り越える障害物競走を抜けると、広がる斜面の先にやっと「余市岳」を確認します。
一等三角点がある三百名山「余市岳」の山頂の後は百名山の蝦夷富士「後方羊蹄山」
といった抜群の展望です。ぐるりと「石狩湾」から「積丹半島」の「積丹岳」と「余別岳」を
眺めたら下山開始です。下山は往路を戻りますが気温が30℃を超えたので汗が出ます。
見渡すと雄大な山域にはまだ雪が残っています。「見晴台」からゴンドラ「山頂駅」経由で
下山しようと思いましたが、単調な道でつまらないので途中で止めて、往路に戻りました。
再び素晴らしいダケカンバの巨木が続く登山道を下り、「朝里第1リフト」に出たら、長い
林道歩きが待っていますが、朝とは違って蚊がいなくて快適な林道に変わっていました。
フォトギャラリー:54枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 携帯トイレ | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | ライター |
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