行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
この登山記録の行程
広河原(06:42)・・・白鳳峠入口(06:52)・・・白鳳峠(08:20)[休憩 3分]・・・高嶺(08:58)[休憩 5分]・・・アカヌケ沢ノ頭(09:26)・・・観音岳(10:06)[休憩 7分]・・・薬師岳小屋(10:29)[休憩 3分]・・・南御室小屋(10:55)[休憩 7分]・・・苺平(11:18)・・・杖立峠(11:50)[休憩 2分]・・・夜叉神峠(12:14)[休憩 2分]・・・夜叉神峠登山口(12:32)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
公共交通機関を使っての鳳凰三山縦走ラン。記録の多くで下りコースとされている白鳳峠を登りで使おうと考えた。怖いもの見たさ半分、あとは一気に標高を稼ぐことで、美しい白亜のトレイルと深い樹林の下りを気兼ねなく楽しみたいと思った。
【白鳳峠経由で登った感想】
多少荒れ気味だが一気に標高を稼ぐには非常に効率のいいルート。木登り岩登りにハシゴ登り、この世離れしたゴーロの谷、美しいシラビソの森、ハイマツ地帯の藪漕ぎ、樹林を抜けた先の感動的な景観、など、短い中に無茶苦茶な変化を詰め込んだ非常にアスレチックな道程で、身体を使ったアクティビティと捉えればこれはかなり楽しい。逆にあまりな急坂による転滑落等の懸念を考えると、このコースはむしろ登りの方に面白さがあると思う(むろんランゆえの軽装からくる個人の感想です)。
【コースの注意点】
・やや荒れ気味なので「迷うかも?」ポイント多少あり。序盤で謎の踏み跡がいくつか存在。とはいえ本道はしっかり踏まれているので見極めは問題なし。迷い踏み跡はゴーロ地帯手前の巨岩帯にも。
・ゴーロ帯は注意深く行けば踏まれているっぽい所がわかるのだけど、まぁ実際確かにわかりにくい。ゴーロに出たら左手方面に進み、その後はざっくり谷の底を歩くイメージでいくと良いかと。谷を詰めて白鳳峠への最後の樹林帯への入りくちがやや不明瞭。樹林との境界で右方面にいくと踏み跡を拾える(ピンクリボンあり(もちろんアテにしてはいけないのだが)。
・高嶺までのハイマツ帯は思った以上に消耗するし速度が出ない。足元は踏まれているものの見えないのでずっこけないよう注意(ずっこけて膝を痛めました)。
【反省点】
アスレチカルな登りで変なテンションになったのか気がはやり、高嶺からの下りで足を引っ掛け転倒。ハイマツの中に頭から突っ込んでしまった。これが岩とか(もっと言えば「空間」とか)だったらゲームオーバーなので、どんなに気がはやっても高山の、特に岩がちな尾根では絶対的にセーフティーにいくべきと肝に命じました。
【全体として】
・白鳳峠ルートのアクがあまりに強かったのだけど、三山をいく縦走路は本当に美しくて感動的に楽しかった。
・特に観音岳と薬師岳の間はこの世ならざる素晴らしい天上のランを楽しめた。なにここ、人間界じゃないだろう??
・とは言え薬師からの下りが今回のメイン目的。もちろんここも素晴らししく、特に苺平から夜叉神峠にかけて、上部はガレた石がちな登山道なのでごくセーフティに(鋭角なガレ場で転倒すると命に関わるので)、フラットセクションでは楽しく心拍をあげつつ、南アルプスらしい深い森の中を走るのは得難い経験でした。
・まぁ実際走れたのはアカヌケ〜薬師の縦走路のごく一部と薬師〜夜叉神までのオイシイ部分のみなのだけど、半分登山半分ランのいいとこ取りは結果的に盛りだくさんでとても良かった。
【留意点】
体力的な部分のみで言うと、高尾ラウンドや西丹沢から大倉までのワンデイとかと同じか少しラクなくらいではあったのだけど、トレランでの体力と高山での経験値は完全に別ものなので、ランナーとはいえいわゆる「登山」の能力は必須と思います(当たり前ですが)。
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夜叉神峠から鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)を歩き、青木鉱泉へ 前夜泊1泊2日
- 最適日数
- 1泊2日
- コースタイプ
- 縦走
- 歩行時間
- 13時間20分
- 難易度
- ★★★
- コース定数
- 51





















