行程・コース
この登山記録の行程
弥陀ヶ原(08:55)・・・獅子ヶ鼻岩(09:51)[休憩 10分]・・・天狗平山荘(12:09)[休憩 5分]・・・室堂ターミナル(13:09)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
(山行をしばらくしていなくて、オンラインのページが変わってしまい、非常に最初は面食らったが、どうにか記録を更新することができるようになった)
昨年行った雄山・大汝山・富士の折立ですっかり縦やmの魅力にはまってしまい、今夏も行くことにした。去年は友人と二人だったが、今年は一人なので、高い山の単独行は夫の「やめた方が良い」のアドバイスに従い、今回は弥陀ヶ原から一の谷・獅子が岩経由で室堂に出る「広大な高層湿原」を歩いた。標高差500mを徐々に登って行く行程だ。しばらく行くと一の谷、さらにチェーン頼りに岩場を100m登る超スリリングな場所もある。
立山発のケーブルカー7:40に乗るために駅に着くとものすごい人でごった返していた。臨時便が沢山出ていて、ネットで立山~室堂往復チケットを買った私はその臨時便の情報を把握しておらず「しまった」と思った。この混雑時と山は早く出発するに越したことはないからである。
美女平よりは、弥陀ヶ原途中下車をするので、室堂直行とは違う列に並び、08:20の高原バスに乗る。結構たくさんの人が乗ったので、単独行の私は少しほっとした。つまり人が周りに見えながら自分の行程が歩けると思ったからである。9時前に弥陀ヶ原に到着。ここから帰りにバスに乗る場合は予約が必要とのこと。私は室堂から乗るので、必要はないとのことでトイレを済ませ出発。すぐに行く手の右側に大日連山が目に飛び込んでくる。すぐ近くに見え圧巻。矢印にしたがって歩き始めるが、これでよいのか不安になり行き交う人に聞くと、私と同じ方向へ行く人はいなく、ただ弥陀ヶ原の遊歩道を散策する人たちばかりであった。
しばらく(20分ぐらい)行くと頭の中に青写真を描いていた「分岐」地点に到達。ここでも来た人に「一の谷・獅子が岩」方向か聞いてみたが、その人はそちらに行くつもりはなく、引き返してきたのだと言う。
そして、私が目指す方向へ行く人はほとんど皆無であることが分かり、ちょっと不安になる。
ほどなく、水の流れに顕著に聞こえ出し一の谷付近に到着、狭い道を行くが、左側に倒れたら、沢に落ちるのだろうなあと思い気を付けながら進む。一の谷の木橋の手前はかなり道幅が不安定で山側に寄り掛かるように、掴めるもの掴んで進む。ここにはチェーンはない。
一の谷の木橋を渡るとすぐにチェーンがある急登が始まる。獅子が岩に到着したのかと思ったら(後で知ることになるが)そうではなく、不安定な細い急登がしばらく続き、弥陀ヶ原出発より約一時間後の10時前に獅子が岩が見える場所に到着。
その場所は岩に水が薄く流れる場所で滑らないようにしないと危険。
見上げると獅子が岩と思しき岩が上にそびえている。どう見てもその岩の姿はマウンテン・ゴリラが。ここからがいわゆる100mの岩場登りである(下りのコースで行ったら相当怖いと思う)。登りなので、足場も見えやすくこちらのコースを採って正解だったと感じた。だが、そんなに簡単ではなく油断は絶対できない斜度だ。どうにかはいつくばって登り終えると、昔の修験道だった名残を発見(富山のスーパーで店員さんが是非見るようにと進めてくれたものだ)ここも這い登ってとりあえず写真に収める。修験の道を歩いてきたわけだ。
この獅子が岩では、2組(一組はご夫婦)に出逢う。ホットした。
獅子が岩の超スリリングな岩登りを無事終え、さらに少々登って行くと、ほぼ平坦な場所にたどり着く。この辺一帯は景色も最高ほぼ360度の眺望で「高層湿原」歩きが始まる。常に大日連山が横にいて、応援してくれるようなうれしい気持ちになる。だんだん上がっているの沿う名に大変ではない。
後ろを振り返りながら歩いてきた湿原の広大さを実感しながら、そして去年登った「雄山・大汝山・富士の折立」を真ん前に見ながら出発から3時間で天狗平に着く。ここからは剱岳も顔を出すはずだったのだが、夏の雲のせいで、今年も見えずじまいだった(後から聞いたところ、午前中はくっきりと雄姿を見せてくれたそうだ)
天狗平からは遊歩道の道幅も広くハイキング気分で歩ける。最後室堂に登るところだけ、少し急な階段であるが、約1時間で到着。
今回の見どころは、湿原に点在する池塘(火山灰や泥炭などの地層に取り込まれた水分が、表土にできた窪地に染み出してできたもの)、その池塘にミヤマホタルイなどの水生植物が、稲のように見える。その光景は餓鬼同に落ちた亡者の田んぼのように見えることから「ガキの田」と呼ばれるそうだ。













