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やっと登った幌尻岳は虫だらけ/LEVEL66/百名山94

幌尻岳( 北海道)

パーティ: 2人 (とっち さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

終日曇りガスときどき日差し、気温高い、稜線で東からの風が涼しい。

登山口へのアクセス

その他
その他: 前日、レンタカーにて、道の駅樹海ロード日高で着替えをして、274号線から千呂露橋を右折する。途中ちょっとした落石で引返す車多数の後、落石箇所を通り抜け沢水が道路を横切る箇所を渡渉してチロロ川二岐沢ゲートに到着し車中泊。

この登山記録の行程

チロロ川二岐沢ゲート(04:14)・・・二岐沢・二ノ沢出合(05:33)[休憩 13分]・・・ヌカビラ岳(08:12)[休憩 11分]・・・北戸蔦別岳(08:54)[休憩 4分]・・・稜線分岐(09:32)・・・戸蔦別岳(09:57)・・・幌尻岳(11:43)[休憩 7分]・・・戸蔦別岳(13:18)・・・稜線分岐(13:42)・・・北戸蔦別岳(14:19)[休憩 5分]・・・ヌカビラ岳(14:50)[休憩 7分]・・・二岐沢・二ノ沢出合(17:13)・・・チロロ川二岐沢ゲート(17:52)

コース

総距離
約25.1km
累積標高差
上り約2,604m
下り約2,604m
コースタイム
標準18時間20
自己12時間51
倍率0.70

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

11日に利尻山を登って北海道の百名山は幌尻だけになる5月の連休に幌尻山荘を予約すると空きがないとよぬか山荘前泊で日帰りのシャトルバスを予約するけど渡渉で時間がかかると帰りのシャトルバスに間に合わないしかたないチロロ林道入口で車中泊して戸蔦別岳経由で日帰りするしかない
朝は06時にアラームで起きる着替えをして荷物をまとめながら外を見るとカモメが歩いているので菓子パンを投げると見向きもしない拾いに行くわと彼女が下におりて僕も07時に食堂に降りる海苔納豆きんぴらおひたしいくらほっけの焼ものだったかとなりのデブ兄弟は5分くらいでいなくなる僕らも食べ終わって支度を終えて08時に下に降りてデブ兄弟が先に乗っているワゴン車に乗りこむとすぐご主人が出発させる周回道路を右に出るご主人はデブ兄弟に右回りですか?はい向かい風なのでがんばってくださいチャリンコで周回するの?セコマを通過して先の鴛泊港に着く0818なんだ歩いても行けたじゃんバスを降りると物凄い風利尻は風強いんだねフェリーターミナルに入って彼女を待合席に座らせて下見すると1F も2Fもなにもない海の駅おしどまりとか言ってて何もない?カウンターには40分からと札がだしてあるテイクアウトのコーヒーカップを持った観光客を見て調べてロータリーの反対側のカフェでコーヒーを買ってターミナルに戻るとデブ兄弟が車に乗り込んでいるえっ?自転車で走るんじゃなかったの?ようやくカウンターにおばさんが出勤して列に並んでチケットを購入すると右手を出て左のバスと言われ急いでキャリーを詰め込んでバスに入ると先頭の席は取られて右の2番目の席09時にバスは出発して年増のガイドが前に立って3時間掛けて利尻島を1周します最初はすぐの姫沼に寄って0913 1周を勧められる彼女とお山ペースで歩くと15分もしないで1周してバスに乗り込んで次の目的地に向かうお山はまた上半分がガスで山頂は見えない気温が低いので海抜ゼロmで高山植物が見れるとか小学校の運動場に生徒がいるのをみたことないとか折角サイクリングロードを作ったのに観光客は周回道路しか走らないとか聞きながらオタトマリ沼に着く1009真っ先にホタテのバター焼や生ウニを売っている売店に入ってバター焼と茹でトウモロコシとなんとかソフトを食べてまたバスに乗り込んで次の目的地に向かうこのころには強風で島の東側に出来ていたガスはすっかり飛んで利尻山が見え始める仙法志御崎海岸1052海岸付近まで降りた後駐車場の反対側の店に入るとどれも利尻昆布の店昆布ラーメンを探すけど食堂がない彼女は利尻ラーメンや利尻昆布とろろ昆布を買っているバスに戻るとガイドがお土産ですと一人一つとろろ昆布のパックを渡される被ったね(笑)バスに乗り込んで残る半周を走ると利尻空港に着いて何人か一緒にバスを降りる1150空港には誰もいないし周りには店もないコーヒーショップも開いてなくて観光客の何人かは自販機でパンとかラーメンを買って食べているこれは酷いねなんとでもなるだろうに座り心地がよさそうな2Fの椅子に座ってスマホでニュースを見たりしてるとそのうちコーヒーショップが開いてコーヒーを飲みながら待つ13時になってようやくチェックインが始まると混雑するから急げのアナウンスそんなわけねーだろと思いながら手続きをして搭乗ゲート前で時間を潰してようやく搭乗が開始される1415一旦滑走路にでてタラップまで歩いて機内に乗り込み席に着く1430に離陸してあっという間に新千歳空港に到着する1515チロロいっても食事できないよとまた3Fのラーメン道場に向かいながら調べるとけやきが有名らしい半端な時間なのですぐ席にすわれて1545オーダーする何が一番人気?やっぱり味噌ですねあたしは味噌!次はコーンバターですねじゃあそれ!と頼むとすぐ出てくるエビそばとは違うけどオーソドックスに美味しい食べ終わって店を出てレンタカーのカウンターに向かうエレベーターに行ったらなかなか来ないワゴンがつかえて出入りできないようやく1Fにおりて探すと2Fからじゃないと行けないと分かっていらいらするようやくカウンターに着くと予約されました?なんでか13時の予約にしてたらしい予約が見つかると10分くらいでバスが来ますとっくに時間が過ぎてもバスは来ない多分20分くらい待ってバスが来て乗り込むと延々と営業所に向かって走り出すこんな遠かった?ようやくついてカウンターでセルフチェックインの画面を見せても見ようともしないいい加減に手続きが始まってあらセルフチェックインお済ですねおいおい忙しいとはいえこんなのカウンターに置いちゃダメだろすぐお車にご案内しますといささかくたびれたレンタカーに乗り込んで出発する1645近くのドラッグストアで薬と2Lの水2本を買って千歳東ICから道東道に乗って延々長いトンネルを走り占冠料金所で降りて237号を南下する樹海ロード日高のセコマは閉まってるかもしれないからと手前のセコマに入ると1813薄暗くて商品がないけどしかたなく行動食と飲料を調達して道の駅に到着する1836僕は車内で彼女はトイレで山服に着替える道の駅のセコマは開いていてこっちは大賑わい失敗したな着替えが終わって後のウインドウには虫よけのシールドを装着して登山口を目的地に設定するとGoogleに徒歩で案内される仕方なく千呂露橋まで274号を走りその先は徒歩モードでナビされる
千呂露川に沿って大分走ると向うから何台もの車がすれ違うだれか住んでる?今日の下山者よ開けた場所から山間部に入ってしばらくで道路にかなりの落石があって土砂崩れしているけど車1台分くらいの隙間があるので慎重に抜けると彼女は誰かが通れるように石をどけたのよそうだろうかその先では道路脇の斜面から流れてきた水が道路を横断していて路面が見えないいくらも深さは無さそうだけでもう暗くて見えないので慎重に渡ってようやくチロロ林道登山口駐車場に着く1930奥に林道が延びていて手前右側に仮設トイレがある先客は奥に3台手前に2台奥の並びに停めるも人がいるので中間に停め直すコンパクトカーでシートがフラットにならないのでいろいろ試して彼女は助手席の倒したシート僕は荷台で運転席の肩を枕にするエンジンを停めて後部座席には虫よけシールドがあるので窓を全開にする車内を暗くして彼女はウエットタオルで体を拭いて僕がトイレで外にでると虫の攻撃を受けるこれじゃライトは使えない暗い中歯磨きして寝る体制を作るのに30分以上掛かって耳栓アイマスクで20時過ぎに寝たのかな目を瞑っても彼女は何度も寝返りを打つとサスペンションが揺れてなかなか寝付けない23時ころトイレにいくと小雨が降っている明日の天気は大丈夫だろうかドアを開け閉めしたのに彼女は起きなかったらしい
03時ちょっと前に真っ暗な中またトイレに行くと彼女もトイレに行く奥の車には灯りが点いているもう起きる時間だよ30分まで寝るしかたなくまたちょっと寝て30分に起きるコンビニパンと牛乳で朝食を済ませて歯磨きして準備を済ませて外に出ると0415でもう空は薄明るい右手の橋を横にみて歩き出してYAMAPを見ると間違った!すぐ戻ってゲート脇をすり抜けてを橋を渡って0418川を左手に見て砂利の車道を歩く右手の岩肌からは何か所も水が流れている緩い登りだけど歩き始めたばかりで苦にはならない3㎞ほど歩いて北海道電力取水施設0502小さな空地があって北トッタベツ岳登山道入り口の標識とチャリンコが3台自転車があるやつはいいよね空地の脇から雑木林の中に登山道が延びている歩き出すと上空の低い雲が急に晴れて真っ青な空が一瞬見える林間の道はしばらくで二岐沢の河床に入る水量が多くないので露出した岩の頭を選んで河床を渡っていく一部岩壁が迫っている部分を伝い歩きして先に進む左手の一部河床が広がって砂地の箇所に黄色いテントがあるなぜこんなところ?その先で二ノ沢出合0533から右手の二ノ沢の右岸を登り始める何度か沢を渡渉するけどどれも沢幅が狭く大きめの岩の頭を踏んでいけば靴も濡れないで済むけど踏み跡がないので渡渉するのか沢沿いに登るのかピンクテープを探しながら登っていくと突然ソロ男性に追い抜かれる迷いなくテープに頼らずに登っていくので常連なだろうかそのうち沢が小さな滝になって消えてしまうと泥と木の根っこと笹の登りが始まって大分登った先にトッタの泉に着く0655曇りで気温が低いこともあってまだ飲料はあまり消費してないプラティパスで持参した空のペットボトルに給水して僕が5.5L彼女が1.5Lを持つ手ぬぐいを濡らしたりして13分休憩してあるきだすとここから急登が始まるしばらく登ると赤い岩がところどころ露出し始めて一気にハイマツ帯に変わり眺望が出てくるけど北アルプスあたりと違い周りに見えるのは低山ばかりで感激がないそれに背が高いハイマツで遮られてどうにも歩きにくい薄日が差しているものの北からの風が冷たくて暑くないのはありがたいなんとか急途を登りつめて稜線に出てヌカビラ岳0812山頂には黄緑色のテントが一張りあって山頂標識はない三角点に名刺よりちょっと大きな木片に消えかかった文字でヌカビラ岳と書かれているだけ11分休憩してコンビニパンを食べて歩き出す先にはなだらかな稜線が延びていて北から押し寄せたガスが稜線を超えて日が差したり陰ったりを繰り返すハイマツは若干低くなって多少歩きやすいけど低い位置に太い枝が隠れていてこっぴどく足を突きさす北戸蔦別岳手前にテントが2張りどうも登山客を見ない割にはテントばかりある北戸蔦別岳0854山頂にはなんだか分からない無数の虫がいて山頂の看板にたかっている長居する気になれなくて写真を取るだけで4分休んで先に歩くここまでの稜線は幌尻岳への稜線に突き当り登山道は直角に右に折れてソロ男性とすれ違うハイマツの稜線を少し下るとお花畑が両側に広がる植物に詳しくないぼくらはアルプスあたりとの違いがわからないけどチングルマだけは分かったこのあたりでまたソロ男性とすれ違うテン泊者だろうか少しの下りが終わると赤っぽい岩の岩稜帯にはいり緩斜面を登っていくと稜線分岐0932倒れた標識の脇でソロのおっさんが食事をしている日帰りですか?凄いですね~ここからはハイマツの背が低くなって歩きやすくなるしばらく平坦になり最後わずかな登りで戸蔦別岳に着くと0957さっき以上の虫の大群高いところに集まるのか山頂だけ虫に覆われている気持ち悪くて早々に歩き出すとルートを間違えたのに気付く引返してまた直角に右に折れてハイマツの間のザレた道を降りるとソロ男性がゼイゼイいいながら登ってくる密度は低いけど結構人いるね男性ソロばかり少し進むと急にガスが晴れて左手に小さな池が見える七ツ沼だ彼女がここにクマが生息しているらしいのよ一目みたいを目を凝らしても熊はみえない高度を下げていくに連れてハイマツの背が高くなりまた歩きにくくなる稜線の右側に数m入っただけで一気に気温が上がり汗が噴き出すしばらく沼を見ながら稜線をあるいて過ぎたあたりから登りに変わると今朝沢で僕らを追い抜いて行ったソロ男性とすれ違いお花畑を通過して幌尻岳1143どこかにザックを置いているのか見たところ手ぶらのソロ男性がいる幌尻山荘ルートだろうかここにも虫が大量にいて休めないのでちょっと戻ったところで腰を下ろしてコンビニパンを食べて7分間休憩して元来た道を引返す戸蔦別岳1318分岐1342鞍部の当たりだったろうかテントを張っている男性ペアがいて日帰りですか?地元の登山者にはこの山は日帰りする山ではなくてテン泊して楽しむ山なのだろう僕らみたいな遠征してきた百名山狙いは軽いザックでかなり無理して日帰りすると見えているのかな北戸蔦別岳1419ここで靴ひもを結び直して5分休憩してヌカビラ岳1450ここでもソロ男性のテン泊者に日帰りですか?明るいうちに着けますかねがんばってくださいやっぱりお前らなにやってんの?的なニュアンスを感じながら急坂を降りる登りよりはぬかるみは乾いてるけど下りなのでやたら滑るトッタの泉1532一服してペットボトルの水を入れ替えて手ぬぐいを濡らして7分休憩なんとか下りを降りきって二ノ沢の上部に出るとソロ男性が腰を下ろして渓谷を眺めている1605二ノ沢出合1713北海道電力取水施設?長い林道をいつまで経っても着かないねをいいながらようやく明るいうちにチロロ川二岐沢第二ゲート1752に着く車はトイレ脇と橋の手前に1台づつ登る途中ですれ違った連中はみんな帰ったねそれにしても上にいる人数と車の数が釣り合わない不思議だねと車に乗り込んで早速出発する1800登るときにあった崩落はもう撤去されていてどこだったのか分からない休み中だろうに素早いねチロロ橋に出て274号を走る新千歳の前で夕食食べちゃおうよと道の駅に着いて検索すると向かいに蕎麦屋が営業している車を停めて足を引きずり店内に入って1830彼女は親子丼セット僕はかつ丼セットスマホの歩数計を見ると5万歩を軽く超えていてこんなの初めてだね頑張ったねなんて言いながら一心不乱に丼にかぶりつく一気に食べ終わって立ち上がると後の席のソロ男性が登山ですか?ええ5万歩なんて凄いですね(笑)となりのセコマでビールとコーヒーを買って新千歳市に向かう1915占冠料金所道東道千歳東IC337号を通ってホテルに着いたはずがどうも見当たらない1周してようやくあまり立派ではないホテルが見つかる玄関の貼り紙で駐車場を見つけて車を停めて2015荷物を持って道路を渡りフロントでチェックインすると6Fだか部屋に上がって入るとどうやらもともとシングルなのに繁忙期だけエキストラベッドを入れてツインにしたような部屋冷蔵庫や照明のスイッチの配置に難があるけど仕方ない繁忙期なのに安かったから昨晩風呂に入っていない彼女は大浴場に行く!大浴場はサウナもあるのに換気が悪くて蒸し暑いいい加減に風呂に浸かって外に出ると彼女がもう出ている激混みでシャワーが取り合いでゆっくり入っていられないのよ部屋に戻って氷が欲しいわ調べると製氷機がなくてフロントにもらいに行くフロントに電話すると受話器から何の音もしない行ってこようか?いいわよと言っていると数分でドアがノックされてスタッフがお部屋から電話があったのでお客様の声は聞こえておりました氷のもらい方を聞きたくてと言ってスタッフがかえって行くとまた数分後に氷をお持ちしましたなんだかしょぼいホテルだけど良かったね(笑)だらだらテレビを見てスマホを検索して明日はお昼にスープカレー食べようよと言って23時前には寝たと思う
幌尻岳は情報があまりなくてYAMAPの書き込みを見ながら何度もプランを立てて色々障害はあったけどなんとか日帰りで行ってこれたでもすれ違う人ほとんどに日帰りですか?と聞かれてそういうお山じゃないんだなとつくづく感じたけど遠征はつべこべ言っていられない3回目の挑戦でやっと登れたなんて人もいるしね土砂崩れとかあったもののなんとか初回で踏破できたお山自体は低山でまた登りたくはならないけどゆっくり歩けば沢歩きあり稜線歩きありで楽しいのかもなんとか帰ってこれたけどもういいかな幌尻岳

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装備・携行品

登った山

戸蔦別岳

戸蔦別岳

1,959m

幌尻岳

幌尻岳

2,052m

よく似たコース

戸蔦別岳 北海道

カールを見下ろす日高山脈最高峰に登る

最適日数
2泊3日
コースタイプ
周回
歩行時間
18時間10分
難易度
★★★
コース定数
68
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