行程・コース
天候
登山口へのアクセス
この登山記録の行程
関本(07:07)・・・道了尊(07:52)・・・明神ヶ岳(10:25)・・・柴刈り路分岐(11:14)・・・明神ヶ岳・明星ヶ岳・宮城野分岐(11:32)・・・奥和留沢コース分岐(11:55)・・・明星ヶ岳(12:08)・・・明星ヶ岳登山口(13:14)・・・塔ノ峰(13:43)・・・阿弥陀寺(14:11)・・・箱根湯本駅(14:32)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
新松田からバスで関本(大雄山駅)まで移動し、そこから明神ヶ岳を目指しました。今回のルートは奥ノ院から明神ヶ岳稜線へ登るコースです。比較的新しいルートなのか、国土地理院地図には道が載っていません。お手製の道標があり、踏み跡もしっかりついているので普通に歩けます。
関本から道了尊迄は早朝のバス便が無いため歩きます。早朝のキリっとした寒さが堪えます。舗装された道を進むと最乗寺に続くてんぐの小道に入ります。車道と分離した歩きやすい道です。早朝にもかかわらず散歩している方もおられます。やがて道了尊バス停に到着し常夜灯を過ぎるといよいよ最乗寺です。明神岳入口の小さな看板があり左側に誘導されますが、境内を歩いて本堂にご挨拶してからでも登山口へアクセス可能です。通常はそれで登山道に取り付きますが、今回はさらに奥ノ院を目指します。奥ノ院直前の石階段は結構登りがいがあります。途中、踊り場も無いので足を滑らせたら事です。手すりも頼りにゆっくり登りましょう。そして今回の登山道は奥ノ院に向かって左奥へ進むと取り付きです。
この登山道は、地理院地図に出ている明神ヶ岳へ登る道の北西側の尾根筋についています。YAMAPなどの登山地図には普通にコースが載っています。登山道の中腹辺りは松林が続き、杉やヒノキの森と違ってとても明るい林です。松の落ち葉が登山道を一面覆っていてとてもきれいでした。見通しも良く、ところどころ足柄平野から曽我丘陵を一望にできました。傾斜も険しい箇所はありません。
登山道の上部はV字型にえぐれた道となります。霜柱が登山道に沢山出来ていました。雨が降ると水流ができたり滑りやすくなったりするでしょう。ただし、迷うことはありません。下山してくる数名のハイカーとすれ違いました。稜線が近づくと傾斜は緩くなり、広々とした広葉樹の中を進むようになります。稜線に出ると右手方向(西側)に富士山が見えました。そのまま西へ進めば矢倉沢峠から金時山です。明神ヶ岳へは左方向です。
明神ヶ岳頂上は日当たり良く、地面の氷が解けてドロドロでした。草地に腰を下ろして休憩。この日は風が弱く、少しゆっくりして眺望を堪能しました。
更に東方向へ進みます。稜線は日当たりがよく、気持ち良い山歩きが楽しめました。宮城野バス停へ降りる分岐が近づくと笹が眺望を遮るようになります。宮城野方面を走る国道から車やバイクの喧騒が聞こえてきてあまり面白くありません。明星ヶ岳は山頂と認識できるようなピークはありません。日当たりの良い広場があり、更にその奥、祠のすぐ下に山名の由来を記した看板があるので、この地が明星ヶ岳とわかります。この日は4名ほどハイカーが休んでいました。
明星ヶ岳から更に東に進むと塔ノ峰を経由して3時間ほどで箱根湯本迄歩けます。標高は下がり続け、コースを通してほぼ眺望はありません。箱根町が設置した新しめの道標があり、迷うところもありません。途中、足柄林道の舗装された道路を歩きます。再び登山道に入り塔ノ峰へ。塔ノ峰を過ぎると一気に森の中のつづら折りを降るようになります。薄暗い道を降ってゆくと、やがて竹が倒れた少し荒れた印象の道となり、まもなく阿弥陀寺の裏手に到着です。明星ヶ岳からここまで、一人のハイカーとも会いませんでした。
阿弥陀寺からは車道を歩いても良いですし、箱根登山鉄道の塔ノ沢方面へまっすぐ降る石階段を降りても行けます。一般車道に出ると雰囲気はがらりと変わり、そこはもう観光地。近くに箱根湯寮があり、フォレストアドベンチャーの横を通ると子どもたちの歓声も聞こえます。そのまま進むと小田急線箱根湯本駅ですが、今回はちょっと地元の温泉、かっぱ天国を訪ねました。
かっぱ天国は塔ノ峰から早川に続く斜面に、へばりつく様に建てられた古い温泉宿。日帰り入浴が可能で、値段も周辺の観光客向けの温泉に比べてとても安価(おとな900円)。建物は古びていて、一見すると営業しているのか見まがう感じですが、脱衣場や風呂は広々していて、しかも源泉かけ流し。ちょうど箱根湯本駅の裏にあって今まで気が付きませんでした。湯上りセットで、温泉に浸かって、ピールとおつまみ付き1400円でした。ここは穴場。また行きたい地元の温泉が一つ増えました。
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狩川・大雄橋ら望む朝日
大雄山最乗寺の常夜灯
奥ノ院に参拝したのち、正面向かって左側を進むと明神ヶ岳への登山道取り付きが現れます。
明神線鉄塔No.41の下を通ります。
松林が多く歩きやすい道です。
登山道上部はV字側に深くえぐれたところが多いです。雨の日は通行困難かもしれません。
この日、外輪山の稜線からは素晴らしい景色が見れました。
明神ヶ岳標識
東方面は遠く房総半島まで見渡せました
宮城野バス停分岐地点の広場。
仙石線鉄塔No.6
足柄林道の塔ノ峰登山口
塔ノ峰山名標識
阿弥陀寺裏
阿弥陀寺正面
箱根湯本かっぱ天国の入口階段。別館と書いてありますが、敷地内でつながっているのでここから入れば正面受付は近いです。
かっぱ天国の正面入り口
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
ロールペーパー | 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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