• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

お登つ頂か証れ明様の三上山

女山、三上山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 4人 (Yamakaeru さん 、ほか3名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「御上神社」をセット。神社前に約70台の無料駐車場有。トイレも近くにある。登山口手前にもあるが7台程度の狭い場所なので、神社前をお勧めする。ただし、登山者は森林保全管理費として大人500円の初穂料を社務所に支払わなければならない。支払うとお守りがもらえる。

この登山記録の行程

御上神社駐車場(08:30)・・・表登山道と裏登山道の分岐(08:48)・・・<裏登山道>・・・姥の懐(09:22)・・・女山・・・三上山(近江富士)(09:31)・・・割岩(09:57)・・・<表登山道>・・・魚釣岩(10:23)・・・猪除けの柵・・・御上神社(10:31)・・・御上神社駐車場(10:44)

コース

総距離
約3.2km
累積標高差
上り約357m
下り約357m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

山仲間との本格的な雪山登山のために帰省したと言っても過言ではなかったが、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」のニュースを見ていると、日を追うごとに明らかになる被災状況の前では、浮かれ気分で遠征する訳にはいかないと、雪山を諦めて近場の登山に切替えることにした。せめてもとして、日ごろ滅多に登らない低山巡りを決行することになった。巡る山は3つ。
最初の一つ目は、滋賀県で初日の出登山と言えば必ず名前が上がる「三上山」。
三上山は、標高432mの低山ながら、なだらかな稜線を描くその美しい姿から近江富士と呼ばれている。また、三上山には、大昔、山を7巻半した「大ムカデ」が住んでおり、それを武将「俵藤太」が弓矢で退治したという伝説が残っていて、別名「ムカデ山」とも呼ばれている。昔物語ながら冒険心をくすぐるストーリーだ。ちなみに、登頂の証にゲットできる「ヤマスタ(登山アプリ)」のスタンプは、まさにこの大ムカデ討伐がモチーフとなったデザインだった。
三上山では、例年、年明けになると多くの参拝者が初日の出を求め御上神社に集まり、列を作って真っ暗闇を登って行くイベントが開催されている。過去、自分も一度だけ参加したことがあり、登山口に立つと当時を思い出して懐かしかった。
登山道は大きく3つあるが、基本は表登山道と裏登山道が良く用いられる。
今回、登りには裏登山道を使うった。
樹林帯の静かな森を抜けていく。途中の分岐で「緩やかな道」か「直登」かの選択に出会う。もちろん急登ハンターとしては直登以外の選択肢はないが、途中にある「姥の懐」と呼ばれる洞窟にも大いに興味があった。
山頂近くあるその洞窟は、「ウバガフトコロ」もしくは「オンバノフトコロ」と呼ばれ、なんでも天保一揆の際に、戦の難を逃れるために隠れ住んだ洞窟だとか。実際に行ってみると洞窟と言うよりも奥行きのない大きな岩穴と言ったイメージだったが、天井が高くて確かに雨風をしのぐにはちょうど良いものだった。ちなみに、逃げ込んだのはてっきり農民だと思っていたが、帰宅後調べてみると実はその逆で、重税に怒り狂った農民の群衆に恐れをなした役人が逃げ込んだのだとか。天保一揆は、旧甲賀郡、旧野洲郡、旧栗太郡の総勢約4万人の農民が一斉に蜂起したと言われているが、例え戦い方が分からなくても群衆パワーの怒りにはそれだけ激しかったと言うことだろうか。
頂に向かう前に、「女山」に足を延ばしてみた。山と名前がつくので期待していたが、樹に囲まれたピークで眺望はなく、標識も設置されていなかったのは少し残念だった。せめてかまぼこの板でもよいので標識を作ってくれると良いのに。。。
三上山の山頂に向かってごつごつとした岩の登山道が続く。
登り切ると大きな鳥居が見えた。頂はその奥の神社(奥宮)の裏側にある。
鳥居の前にある大きな岩に立つと、眼下の街並みが良く見渡せた。鳥居と岩の組合せが、どことなく日和田山(埼玉県)に似ていた。
展望を楽しんだ後、表登山道を使って下山を開始。こちらは階段が整備されていて、多くの登山者が切れ間なく登ってきていた。
途中、「割岩」に立ち寄った。
以前来た時は、暗闇だったのと雨が降っていたこともあり通り過ぎてしまったが、ここは三上山の立ち寄るべきポイントとなっている。真っ二つに割れた巨大な岩があり、その間をギリギリ、人が通れるようになっている。通ると願いが叶うと同時にメタボが測れると言われている。笑。
そんなメタボが気になる人が多いのか、チャレンジする人で列が出来上がっていた。
下山をして、初穂料(入山料を兼ねている)を支払うために御上神社へ立ち寄って、ついでに神社でお参りをしてから次の山へと向かった。
どこから眺めても成端な山容をしている三上山。
山全体に岩が多く分布していたが、調べてみると珪酸質のチャートと呼ばれる固い岩石で出来上がっているらしい。あまり詳しくはないが、太古の昔は琵琶湖も海の下だったと言うことなのだろうか。

続きを読む

フォトギャラリー:15枚

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • ムカデちゃうでー竜

  • 竜って2種類あるよね。西洋の胴体があるやつと。中国のないやつ。
    我が名は、ニギハヤミコハクヌシってやつだね。

登った山

三上山

三上山

432m

よく似たコース

三上山 滋賀県

近江中山道の名物・近江富士に登る

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間5分
難易度
コース定数
6
三上山 滋賀県

秀峰「近江富士」の展望と奇岩の尾根をたどる

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間25分
難易度
★★
コース定数
16
登山計画を立てる