行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
大倉(07:45)・・・観音茶屋(08:07)[休憩 8分]・・・大倉高原山の家跡(08:35)[休憩 7分]・・・雑事場ノ平(08:50)・・・駒止茶屋(09:35)・・・小草平(09:50)[休憩 15分]・・・茅場平(10:20)・・・花立山荘(11:03)[休憩 30分]・・・金冷シ(11:51)・・・塔ノ岳(12:15)
【2日目】
塔ノ岳(07:15)・・・金冷シ(07:36)・・・花立山荘(07:54)・・・茅場平(08:23)・・・小草平(08:45)[休憩 5分]・・・駒止茶屋(09:05)・・・雑事場ノ平(09:39)・・・観音茶屋(09:51)[休憩 12分]・・・大倉(10:22)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年はまともな山行が3回のみだった(4回目は未遂)ため、今期の雪山にいきなり行くのは危険と思い、足慣らしの山行として塔ノ岳山頂の尊仏山荘に宿泊し、これまで探しきれなかった尊仏岩(そんぶついわ)の探索を行う事にした。
この計画は昨年末の12月に考えていたが、週末の天気予報を見てから予約の電話をしたら空きがなかったため、この時期にずれ込んでしまった。
予報では日曜日がやや悪目だったせいか、1週間前で予約が取れた。
渋沢駅から大倉までのバスに乗り、飲み物を購入し、登山届けを出して出発した。
風がないため暖かく感じられるくらいで、大倉山の家の手前の分岐を左へ向かい、更地になったという大倉山の家跡を見に行った。
大倉山の家跡にはトイレが設置されていて、「沢水なので煮沸して下さい」と書かれた水場は冬場なのに水量も豊富、展望台からは三ノ塔尾根のパノラマが見渡せた。
天気の良い穏やかな日だったので登山客は多かったが、トイレを借りるためお汁粉を注文した堀山の家で休憩、その後の花立山荘では昼時に近かったため、鍋割山荘の鍋焼きうどんより美味いなめこうどんを注文した。
塔ノ岳山頂には昼過ぎに到着、ちなみに山頂の大の方のトイレは故障中で使えない。
尊仏山荘でチェックイン時に、小屋番さんに尊仏岩への行き方を訪ねたが、「トラブルあると困るので教えられないんですよ。」とのこと。
指示された2階の就寝スペースに荷物を置いて、粉雪が降る中、尊仏岩探索へ出発した。
これまで2回、尊仏岩へのアプローチを試みていたが、いずれも田の場所への山行の帰りだった事から、下山メシの誘惑に抗えずに、途中で諦め下山してしまっていた。
今回は、他の事はせずに尊仏岩に専念するため、他の予定は入れずに邪念を排除した。
尊仏山荘から丹沢山側へ少し行ったところに尊仏岩へのアプローチはある。
途中、変な方向へ踏み跡が分かれていたりするが、基本はひたすら下って行く。
登山道から50m程降ると表土が崩れ落ちているところに突き当たった。
これまで、ここで引き返していたが、概略の緯度経度を把握している尊仏岩の位置は、そこの西側になる。
西側のやや上には岩壁が見え、その下は茂みになってよく分からなかったが、崩れ落ちた場所から少し降った先に、西側へトラバースする薄い踏み跡があり、倒木や土から出た木の根を摘まみながら踏み跡まで下降した。
踏み跡を辿り岩壁の方へ登っていくと、右前方に尖った尊仏岩が姿を現した。
尊仏岩の下に石仏があるが、底まで降りるアプローチを探すが、尊仏岩の両側共に結構な急傾斜で、落ちたら10m位下まで行きそうだった。
右側は灌木が密に茂っており、足下が見えにくかった。
左側はかなりクリアだったので途中まで降りたものの、その先は掴まるものがなく、ザレた滑り台の様になっていたため、ロープや支点用のドライバーが必要だと判断し、尊仏岩の上まで登り返した。
今回は尊仏岩へのアプローチを確認できたので、ここで撤退する事にして、イバラのヤブをかき分けながら登山道まで引返し、尊仏山荘に戻った。
尊仏山荘に戻った後は、ビール片手にスマホで尊仏岩へいった記録をチェックしつつ反省会。
天気は次第に悪くなり、夕飯のカレーを食べ終わった頃には、もやって蛭ヶ岳も見えなくなった。
幸い夜景はキレイに見えたが、星空は見えなかった。
朝起きると明け方からの雪で山頂は真っ白、朝食のおでんを食べた後も雪が降っており、出発を遅らせようとも考えたが、予報では11時頃まで降る様なので、予定より少し遅れて出発した。
雪は降り続いていたが風がなかったため傘を使用、雪は800mあたりからみぞれに変わり、600mくらいで雨に変わった。
久しぶりの山行は天気に恵まれず、若干足の筋力の衰えを感じたものの、転倒などのトラブルもなく下山でき、目的も概ね達成できた満足のいく山行だった。
お楽しみの下山メシは、開店5分前の渋沢駅前の阿闍梨の店前で待っていると、次々お客がやって来て列ができあがった。
先頭で券売機の阿闍梨新みそラーメンを注文すると、券売機の警報が「ピ~!!!!」。
今回唯一のトラブルだったが、ハンガーノック防止にかき揚げの入った濃厚なラーメンをすする。
登山中はカロリーを気にしないチートデイと決めているが、帰宅するまでが登山なので、下山メシもカロリー過剰でもしょうがない。
ここに登山後日の体重増加の秘密がある様だ。
フォトギャラリー:31枚
装備・携行品
アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | サポートタイツ | 靴下 |
レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
予備電池 | 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス |
地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | チェーンスパイク | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 |
ライター | カップ | クッカー | カトラリー | ||
【その他】
装備重量:約10kg(水0.9L+ポカリ500ml×2)40Lザック 食料:1日昼食@花立山荘(なめこうどん)、夕食@尊仏山荘(カレー) 2日朝食@尊仏山荘(おでん) 非常食:行動食残り 水:魔法瓶に熱湯焼0.9L(翌朝も暖かかった)、ポカリ@1日目0.3L、2日目0.1L使用 日没/日出:17:12/06:42(2/3) エスケープ:最短コースを引き返して大倉へ下山 その他:ウォームアップシーツ持参したが、暖かかったので就寝時は使用せず、ダウンも脱いだ。 |
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