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Lani Head trailと鉄五郎、二つの新道

Lani Head Trail、高峰、日の出山、御岳、大塚山、鉄五郎新道( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往)JR東京アドベンチャーライン御嶽駅から徒歩
復)古里駅

この登山記録の行程

御嶽駅(8:10出発)-高峰(9:20)-日の出山(10:03/10:21)-神代ケヤキ(11:02)・(駒鳥売店)-ケーブル駅(11:28)-(富士峰園地)-大塚山(11:58)-広沢山(12:15)-(鉄五郎新道)-寸庭(14:00/11:49)-古里駅(15:06)

コース

総距離
約12.3km
累積標高差
上り約1,218m
下り約1,167m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

御嶽駅から高峰経由で日の出山に至るLani Head Trailと、鉄五郎新道を繋いで歩いてきました。
時代は違えども、山道を拓き、整備して、山歩きのバリエーションを増やして頂いた方々に感謝です。

≫海沢のバリエーション尾根でイワウチワを探す積もりでしたが、標高800~1,000m圏ではイワウチワは未だ早いと判断して、急遽行き先変更して歩いたコースです。
結果として、時代の違う二つの「新道」を歩くことになりました。

上りで歩いたLani Head Trailは、御嶽駅対岸の高峰北尾根から日の出山に至る尾根道で、2020年にタレントの福島和可菜さんが発起人となって再整備されたそうです。
樹林帯の急斜面には丸太の補助段などが付けられて、日の出山へので新しいアプローチルートとしてとても便利で有効だと思います。

一方、イワウチワの群生があることですっかり有名になった鉄五郎新道を拓いたのは、古里附に住んでいた西村鉄五郎さんという方だそうです。

私の奥多摩の知人で、寸庭集落に住む宮大工の棟梁から聞いた話ですが、棟梁が子供の頃(昭和30年代)、毎朝尾根に向かう腰の曲がった鉄五郎老人の姿を見たそうです。
因みに、その当時は金毘羅神社奥の院の周辺に畑が広がっていて、毎年4月のお祭りには出店や芸妓衆まで出て大層な賑わいだったとか。。。
小屋が崩れ落ち、鬱蒼とした樹林帯となってしまった今とは全く違う景色だったことでしょう。

鉄五郎新道を今の時期に歩いたのは初めてですが、この日は10人以上の登山者と行き会いました。
群生地には花の近くに踏み込んだ跡が目立ち、糞尿の残骸が残っていたりして、はっきり言って「見るも無残」な姿になっていました。
私も花を目当てに歩いた一人ではありますが、、、ここの群生はいずれ消えて無くなってしまうのではないかと危惧するばかりです。
もう、イワウチワを目的にこの尾根を歩くことは無いでしょう。

本日の総歩数30,188歩、歩行距離19.9km、消費カロリー1,516kcal、脂肪燃焼量108g也。

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フォトギャラリー:45枚

御嶽駅の真正面、多摩川の対岸に見える尾根が高峰北尾根の末端です。

多摩川を渡って、、、

吉野街道の信号下の小径がトレイルの入り口です。

高峰・日の出山の案内板に沿って進むと、、、

鹿柵の扉の前に、貸し杖が置いてありました。

鹿柵扉を通って、Lani Head Trailへ、、、

滑る土の急斜面に、丸太の補助段などが付けられています。

多摩川を挟んで、高水三山の惣岳山。

コースは植林帯が殆どですが、一部広葉樹林も混じります。

2020年に再整備されたトレイルの立派な案内板。
裏面には、賛同した有志17名の方々のニックネームが書かれていました。

高峰の山頂(755m)、
貸し杖の返却場所がありました。

尾根筋で日の出山に向かいます。

日の出山山頂。
御嶽駅から約2時間でした。

御岳集落へ向かいます、、、

キブシ

宿坊前にアカヤシオがありました♪

神代ケヤキ

富士峰園地のレンゲショウマ群生地では、去年枯死したナラの木2本が切り倒されていました。
レンゲショウマに影響がなければいいのですが。。。

よく見ると、沢山のレンゲショウマの若芽が芽吹き始めていました。

笹が刈り取られています。
こうして自生地を保護しているのですね。

カタクリの株も多く見られましたが、皆、花を閉じていました。

大塚山から広沢山に向かいます。
普段はひと気のない尾根道ですが、この日は10人近くと行き違いました。

広沢山から、鉄五郎新道に入ります。

痩せた急斜にイワウチワの群落があります。

上部の群生地。花数は疎ら。

蕾の数も多くありません。

残念なことに、花に近づいた踏み跡が沢山見受けられます。

登山道から写せる範囲の後ろ姿♪

痩せ尾根が続きます。

シキミ(樒)の花

下部の群生地。こちらも花数は疎らです。

登山道に沿って咲いている花が多いので、写真はそれだけで十分です。

花を愛するのであれば、決して自生地に踏み込まないように自制すべきです。

レンゲツツジ

バットレスの上部に鎮座する金毘羅神社

学生時代に登攀トレーニングで通った場所ですが、当時未だ残っていた小屋も今は朽ち果てています。

ネコノメソウ

奥ノ院直下の滝

途中の小沢にはハナネコノメの株もありました。

ヒトリシズカ

寸庭集落に出ました。

この後、偶然にも知り合いの寸庭の棟梁にお会いして、
築160年の茅葺きのお宅でお茶を呼ばれ、
鉄五郎さんの話などを聞かせて頂きました。

古里駅には燕が巣を作り始めていました!

(おまけ)
寸庭の棟梁宅のホダ木で採れたシイタケをお土産に頂きました♪
なんと、先週の暖かさでシイタケが大量発生したそうです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • Lani Head Trailといういい方は 好きになれない。 道を再整備というだけで
    もともと 古い道があり 下るところには ビジターセンターが設置した簡易矢羽根
    登り口には しっかりした道標が有ったのだから

  • いっきさん、こんにちは。

    おっしゃる通り、、、元々道がありましたから、わざわざ横文字の名前を付けるのは大袈裟ではありますね。
    まあ、人に知られずに廃れていく径もある中で、こうして再整備されて利用者が増えることは悪い事ではありませんけどね。

    一方、知られ過ぎてしまった鉄五郎新道のイワウチワ群生地は、、、思った以上に残念な状況でした。。。

登った山

日の出山

日の出山

902m

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