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万寿山・六郎山(驚愕❣️花の洪水)2024

( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 登山口から先に100mほどのところに数十台駐車できます。

この登山記録の行程

Start(07:01)・・・・・・Goal(12:28)

コース

総距離
約10.4km
累積標高差
上り約1,085m
下り約1,092m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 万寿山は花の名山である」。特にこの時期は、雪割草が咲く山として県内外から人を集めている。ずっと前から万寿山が気になっていたが、これまで訪れることがなかったのは、ここに咲く雪割草、すなわちミスミソウが、日本海側に咲くオオミスミソウに比べて、花が小ぶりで色合いが地味だと思い込んでいたためである。

 ところが今回訪れてみて、私の思い込みは一気にひっくり返された。
 たしかに、万寿山に咲くミスミソウは白と薄いピンクが主体で、紫系がない。それに花も小さく、地味といえば地味である。ところが咲く花の数が圧倒的に多く、色もピンクのバリエーションがとても豊富である。圧倒的な花の量ときめ細やかなグラデーションに、ちょっと笑いが出るくらい驚いてしまった。
 万寿山から六郎山まで、あらゆる場所で雪割草を見ることができるが、数あるルートでも群生しているところは、4、5箇所あった。中でも六郎山から台温泉に下る登山道は、雪割草が1km以上にわたって連続する魅惑の道だった。
 雪割草の他にも、ショウジョウバカマ、花の大きなイワウチワ、カタクリ、タムシバ、セリバオウレン、マキノスミレなど、たくさんの花が咲いていた。ここは驚くほど花の多い山である。

 まだ暗いうちに自宅を出て、7時前に駐車場に到着した。台温泉の奥に数十台止められるスペースが3個所ほどに分けられて設置してある。ただし、駐車場という表記はない。付け加えれば、万寿山の登山道の表示もあまり整備されてはいないため、登山口を見つけるのに若干手間取った。民家の間にある狭い道を登っていくのである。
 登山道はたちまちつづら折りの急坂となり、杉林の中を進んでいく。林床にはショウジョウバカマがたくさん咲いている。大きな花びらのイワウチワも咲いていた。杉林を抜け、雑木林に入ると、白い小さな花が目につく。ミスミソウである。まだ、朝早いためか、花は閉じられたままだった。
 鉄塔が近くなると展望が開ける。見ると斜面いっぱいにミスミソウが群生していた。ここの花も、まだ閉じたままだ。帰りにもう一度寄ることにして、万寿山山頂に向かう。
 
 万寿山山頂から鉄塔に戻り、今度は六郎山を目指した。緩やかなアップダウンを繰り返し、見晴台からブナの林に入るとカタクリが登場した。権現山から六郎山までの間にも、カタクリ、イワウチワが咲いていた。
 六郎山と台温泉の分岐点で休み、そこから進むと登山道脇にたくさんのミスミソウが現れた。色はほとんどが白。ここから六郎山山頂を往復し、戻って台温泉に向かった。その道は、まさに驚きの道だった。これでもかと言うようにミスミソウが咲いている。まだ蕾のものが多かったのだが、下るにつれて花が開き、大株やピンクも急激に増えてきた。もう、足取りは超低速。何度も立ち止まってミスミソウを眺めた。

 台温泉からは、別の登山道を辿って、もう一度万寿山に向かった。鉄塔付近の群生を見るためである。登山道には、ショウジョウバカマ、イワウチワ、タムシバ、マキノスミレ、シュンランなどが見られ、そうするうちに鉄塔に着いた。
 ここの群落も見事である。朝は閉じていた花が一斉に開いていた。

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