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【Part 2】ヤケト尾根上段径路上流 ワンデイハイク

東日原バス停、日原林道唐松谷下降点、檜尾小屋跡、マミ谷、マミ谷右岸尾根、ヤケト尾根上段径路、マミ谷、桧尾根、イモリ谷右岸尾根、唐松谷林道、鍾乳洞バス停( 関東)

パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )

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行程・コース

天候

薄曇り、風なし。

登山口へのアクセス

バス
その他: 立川駅周辺に前泊して始発電車と始発バスを利用。
立川駅04:47~05:56奥多摩駅06:04~06:31東日原バス停

この登山記録の行程

06:53〜東日原バス停をスタート
08:28~日原林道の唐松谷下降点~08:38
08:53~檜尾小屋跡~09:18
10:24~マミ谷での道跡探索終了、マミ谷右岸尾根の支尾根を上がる
10:41~(休憩)~10:58
11:30~前回到達地点に上がる、co1350m
11:41~(休憩)~11:57
12:52~マミ谷に下りる、co1390
13:17ごろ~桧尾根を乗越す、co1420
13:38~イモリ谷右岸尾根に回りこむ、co1410、本日の中段径路探索終了
14:16~唐松谷を渡る~14:26
15:08~日原林道に上がる~15:13
16:12~鍾乳洞バス停フィニッシュ

コース

総距離
約21.5km
累積標高差
上り約3,089m
下り約3,101m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

ヤケト尾根上段径路上流探索の2回目、前回到達したマミ谷右岸尾根から唐松谷の前窪出合いを目指した。
きょうはもうひとつテーマを設けた。04月21日・05月03日・06日と3回探索しながら解明できなかったヤケト尾根「下段」径路のルートと目的地のヒントを見つけるため、檜尾小屋跡からマミ谷を遡るアプローチをとっている。
概略は以下の本文を、詳細は写真のキャプションを参照。
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〇 ヤケト尾根上段径路上流(マミ谷右岸尾根~イモリ谷右岸尾根)(写真16から36)
歩いた限りでは、この区間はやや標高を上げている。残る区間、イモリ谷右岸尾根から前窪までは、イモリ谷に下り・イモリ左岸尾根を乗越し・唐松谷に下りる行程が残るが、現場の地形の険しさは等高線の詰まり具合にあらわれている。難所を越えるために、道は「高さを合わせている」のかもしれない。
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〇 檜尾小屋跡からマミ谷を遡る(写真4から13)
ヤケト尾根上段径路の、前回到達地点へのアプローチとして歩いているから時系列は逆になる。遡るといっても300m足らずの距離だ。
4月・5月とヤケト尾根「下段」径路を3回にわたって探索した。co1100mを維持しながら順調にまわりこんできた道跡は白ナメ窪~マミ谷の中間ではっきりしなくなる。無理やり直進してもマミ谷を眼下に眺める崖の上に立って終わったのが05月03日。帰途も標高を上げながらマミ谷側へ降りられそうな地形を探したが崖が続き、まるきりヒントはみつからなかった。
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今回は下流側=檜尾小屋跡から遡り、左右の両岸を観察しながら道跡がないかと目を凝らしたが、やはり不発に終わる。とくにマミ谷の左岸=檜尾根東面のこのあたりは崖にちかい地形が続くばかりだった。
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檜尾小屋跡からイモリ谷右岸尾根を下降し唐松谷に下りるまで、チェーンスパイクとアックスを使用した。
.
(20240531 了)

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フォトギャラリー:39枚

1.
お「おはようオルソくん。なんとまだ7時前だ。バイト仕事の連勤でおじさんはフラフラだが、マリア様からヤケト尾根の中段道を歩けのお達しだから仕方ないな。で、たまにはジブンで歩いてみるとかどうよ?」
オ「……………………」

2.
唐松谷への下降点には自転車が一台。

3.
おそらく持ち主らしい釣り人が入渓準備中。右下。

4.
檜尾小屋跡に着く。立派な二段の石積みと各種標識。

5.
休憩後、踏み跡をマミ谷へ降りる。対岸=右岸に道跡があるのではないか、が今回のルート選びの仮説。

6.
右岸に移り遡行を開始する。

7.
行き詰まる。いったんバックして水線から離れ、

8.
20m上で踏み跡に出合うが動物のだろう。下流方向を振り返って。

9.
マミ谷遡行最終到達点。逃げるのに左の斜面を上がろうとすったもんだし、

10.
(道中)

11.
途中、「道跡でもおかしくはない」踏み跡に出合う。下流方向を向いて。

12.
同地点で上流方向。回りこむと、

13.
ジ・エンドの行き止まり。「道を探してるとやたら道跡に見える」トラップ。
お「さすがにおじさんでもこんなとこはゴメンだ。マリア様って信じるに足りる?正直なとこどうよ?」
オ「……………………………………」

14.
小尾根を上がりヤケト尾根上段径路に向かいながら。いろんな意味で悩ましい。

15.
同地点で西面はマミ谷支沢の上流端。

16.
前回まわりこんだ地点まで上がる。co1350m。
11時半からの再スタート。

17.
進行方向。緩斜面なのでいきなり道跡を探しにくい。

18.
毎回書いているが、窪に出れば対岸を観察できるので道探しのチャンスではある。
それにしたって動物の踏み跡が優勢だとどうしようもない。

19.
引き続き。
上でも下でもなくまっすぐトラバース、と信じる(笑

20.
前回に続き倒木多し。踏み跡が二条~三条とわかれてますます悩ましくなる場面。
下を巻き、根元から二又の木を狙って進む。

21.
マミ谷が近づき傾斜が増す。露岩の下は崖にちかい。

22.
小窪の対岸に道は描けるが直進できない。下を巻く。

23.
お「道だと思うんだがなあ。いっそのことマリア様が道跡をぱーっと照らしてくれるとありがたいけど」
オ「………………………………」

24.
かぼそい。ただ上下に他に踏み跡がないのが励み。

25.
マミ谷を眼下に眺めながらの難所が近づく。小尾根の右端を乗越す。

26.
わかりにくいが崖の頭に立っている。直進する気になれず上を巻く。

27.
よし!

28.
マミ谷へ降りる踏み跡ははっきりしている。対岸の続きも観察でき気分はホクホク。

29.
マミ谷に下りる。直近まで聞こえた瀬音はない。

30.
ヤブと倒木のミックスでますますわかりにくい。こだわらずに通過して、

31.
開けた場所で道跡に戻る。

32.
檜尾根が近づく。写真右端を高度を変えずにゆく。

33.
通過した檜尾根を振り返る。
ちなみに檜尾根は古書だと『檜尾尾根』になっている。『檜尾小屋』だしそのほうが辻褄が合う。

34.
小窪は手前も向こうも崩落して直進できず、九十九に下を巻く踏み跡を追う。

35.
写真34の向こう側をよじ登る。

36.
イモリ谷右岸尾根まで回りこむ。きょうはここで打ち止め。

37.
尾根をそのまま下り、乗越し地点のロープ場。

38.
唐松谷に浸かって渡渉しながらアックス・チェーンスパイク・シューズみんな洗ってしまう。
バスにギリギリ間に合わない、とあきらめながら歩いていたが、

39.
渓流釣り場付近でバスがまだ止まっているのを見つけ、
― ちょっとまったぁ~!まってくださ~い!
バスのお尻にむかって大騒ぎしながら走って乗せてもらう。

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装備・携行品

【その他】 ラ・スポルティーバのウルトララプター。(以下ほとんどモンベル)。タイツ・半ズボン・チェーンスパイク。速乾性シャツ・ペツルのヘルメット・ブラックダイヤモンドのフルフィンガーグローブ。サレワのアックス。ザックはモンベルのアルパインライト30Lに虫除け・虫よけネット・ヘッドランプ・スマホ(地図+GPS+カメラ+ボイスレコーダー)・バッテリー充電器と予備電池・ココヘリ発信機・雨具上・カンガルーヤッケ・薄手フリース・傘・ロールペーパー。ハイドレーションに水1.8L・コッペパン2・黒糖。着替えとサンダルは奥多摩駅のコインロッカー。

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