白山 - 白山 - 2024.08.03（土）～2024.08.04（日）

テント泊

白山

白山（東海・北陸・近畿）

2024.08.03（土）～2024.08.04（日）

パーティ： 1人 (asparakiwi さん )

asparakiwiさん

行程・コース

天候

1日目：晴れのち曇り
2日目：晴れのち曇り

利用した登山口

市ノ瀬　別当出合　

登山口へのアクセス

バス
その他：金沢駅から白山登山バスで市ノ瀬バス停へ

この登山記録の行程

【1日目】
市ノ瀬(08:20)・・・猿壁堰堤(08:50)・・・上段床(10:10)・・・チブリ尾根避難小屋(11:50)・・・御舎利山分岐(13:45)・・・別山(14:00)・・・御舎利山分岐(14:10)・・・油坂ノ頭(15:30)・・・白山南竜山荘(16:10)

【2日目】
白山南竜山荘(04:00)・・・展望歩道分岐(05:50)・・・白山室堂(06:00)・・・御前峰(06:40)・・・お池めぐり分岐(07:20)・・・大汝峰下の分岐(07:25)・・・大汝峰(07:45)・・・大汝峰下の分岐(07:55)・・・お池めぐり分岐(08:00)・・・白山室堂(08:35)・・・エコーライン分岐（砂防新道合流点）(09:25)・・・黒ボコ岩(09:35)・・・南竜道分岐(10:05)・・・甚之助避難小屋(10:20)・・・別当覗(11:00)・・・中飯場(11:25)・・・別当出合(12:00)

コース

総距離: 約25.7km

累積標高差: 上り約2,999m; 下り約2,573m

コースタイム: 標準15時間5分; 自己15時間50分; 倍率1.05

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

8月頭に1泊2日で白山に行って来ました。
初日：市ノ瀬→別山→南竜山荘(テント泊)
2日目：南竜山荘→室堂→御前峰→大汝峰→室堂→別当出合

・霊峰白山、素晴らしいところでした。景観の美しさは格別です。コロコロと変わる天候も相まって、様々な表情で人間を翻弄してくれます。
・登山道は全体的に良く整備されていて、危険箇所はなし。
・水が豊富で、高高度に水場があるのが嬉しい。
・避難小屋が多く、設けられている。南竜山荘や、水洗トイレ付きの避難小屋
・公共交通機関を使おうとすると、どうしてもこの時期になりますが、7月に登ると雪が多めで更に楽しめそうです。
・天気予報は、初日が晴れ、2日目の午後から天気が崩れると言っていましたが、ほぼその通り。晴れと言いつつも、この季節はガスり気味で、山頂には雲が掛かっている時間帯も多かったものの、合間に素晴らしい景観が得られた。

・この時期の登山は、暑さとの戦いになりがち。熱中症に陥ると折角の山行も苦行になってしまうので上手く避けていく必要があります。

・Willer Express バスタ新宿22:00→5:30金沢。
Willer Expressの高速バスは素晴らしいです。各種装備が充実していますが、特に頭に掛けるフードが優秀で、ぐっすり寝れます。寝不足は、熱中症のトリガーになることも多いので、この時期は特にありがたい。(一般的に、高速バスでは眠れないことを前提に初日の日程を軽めに組むことが多い。)

白山登山バスのバス停の出発が、6:00なので、待ち時間に金沢駅のコンビニ(24営業で大変便利)で食料を買い足す。真夏用に、冷凍ペットボトル＋フルーツを補充。白山登山バスのバス停で、朝食を摂りながら、6：00に市ノ瀬に向けて出発。

市ノ瀬でバスを降りる。真夏の太陽が照り付け、朝からうだるような暑さ。
身支度を整えて、8:20に出発した。ここからしばし、車道を伝って歩く。

道すがら別の登山者と話す。話し込んでいる内に、猿壁堰堤を通り過ぎた。
猿壁堰堤の上を横切って登山道に入るのだが、注意していないと見落とし易い。

そこから登山道となり、ぐんぐんと高度を上げて行く。今回の山行は、暑さとの戦い、深い森で直射日光は遮られるものの、とにかく暑い。
上段床の辺りの沢は、水量豊富。冷たい沢の水で火照った体を冷却する。
そこから先は、しばし登山道と格闘。

チブリ尾根避難小屋は、小さいながらもしっかりとした小屋だった。定員は、10人程度。登山者が3人休憩中で、しばし歓談。

御舎利山への登りは、登山道の感じが変わり、岩気味の登山道を、ジグザグに登っていく。岩が陽射しに焼かれるため、ここから別山山頂までかなり暑く感じた。熱中症にならないように、ペースを上げ過ぎない、スポーツドリンクを多めに摂るよう心掛けてはいたが、頭が熱っぽく感じられる。オーバーヒートの兆候。

無事に、別山に辿り着くも、御前峰には分厚い雲が掛かっていて、その姿は見えず。

そこから、油坂ノ頭へ尾根伝いに高度を下げながら進む。左右は高度感のある素晴らしい景観。

南竜山荘までは登山者も少ない。
南竜山荘から先は、人で賑わっていた。

2:00に起床し、朝食。テントが夜露でべっとりと濡れていたこともあり、テントを畳むのに時間を要した。結局、出発は4:00。

御前峰山頂からは一転して、荒々しい景観が楽しめる。

大汝山からは、

当初計画では、ここから七倉山→釈迦岳へ向かうはずだったが、若干予定時刻を過ぎていたのと、天気が良すぎて熱中症になった場合にリカバリが難しいことを考えて、室堂経由で下山することにした。

室堂に戻り、売店でアイスクリームとコーヒーを頂いた。テーブルに腰を下ろし、しばし休憩。

阿弥陀ヶ原は登山者の楽園だ。木道が渡されていて心地よく進める。両脇は花畑、振り返れば室堂の向こうに御前峰がそびえる。しかし、ほんの一瞬後には、雲がそれらを覆い隠してしまった。

黒ボコ岩の分岐から、別当出合まで降りた。全く危なげない道。
途中、甚之助避難小屋で小休止。飲める水場と水洗トイレがあるのは驚いた。

別当出合には、多くの登山者がザックを降ろし、帰りのシャトルバスを待っていた。間もなくシャトルバスが到着。

市ノ瀬でバスを待つ間、永井旅館へ。日帰り温泉は、登山者で順番待ちの状態。登山でかいた汗を洗い流し、疲れた体を湯船に沈める。至福の時。風呂上がりのアイスクリームが体にしみる。

今回、1回スリップした。登りの登山者に道を譲ろうと、道端に避けたところがぬかるんでいた。とっさに手を付いた際に、手の平を岩で切ってしまった。手袋を外していたのは不味かった。