行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
那須ロープウェイ利用。登り片道のみ。1200円。運行は8時30分から20分間隔。駐車はロープウェイ山麓駅の駐車場利用。無料
この登山記録の行程
那須ロープウェイ山頂駅(10:30) ・・・牛ヶ首山頂分岐(10:35) ・・・山頂口(11:25) [休憩10分] ・・・那須・茶臼岳(11:40) [休憩20分]・・・お釜口(12:15) [休憩5分]・・・硫黄鉱山跡(12:50)・・・峰の茶屋跡避難小屋(12:25) [休憩5分] ・・・中の茶屋跡(12:25) ・・・登山指導所(12:45)・・・峠の茶屋駐車場(13:50) [休憩10分] ・・・那須ロープウェイ山麓駅(14:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
南の海に台風があり、天気予報は曇り。雨が降らなければいいと思って出かけたのだが、ガスがかかることはなく、昔登った朝日岳や三本槍岳などを眺めながら、後期高齢高齢者二人、のんびり山歩きを楽しんだ。
那須ロープウェイの山頂駅を出ると、そこは大きな木々はない岩の世界。左手に荒涼とした茶臼岳の山頂を望む遊歩道を歩き出す。道の両脇には白いススキの穂が揺れていた。
南月山方面に向かう牛ヶ首の分岐を過ぎると大小の岩がごつごつとした登りが始まる。振り返るとロープウェイの山頂駅や山麓の駐車場が見え、北側には朝日岳の岩稜、そして遠く三本槍岳が見えてくる。朝日岳の山頂には立ち上がる登山者の姿が見えた。ゆっくり登っていると、にぎやかな小学生の団体が降りてきた。
大岩を過ぎると山頂火口の一角に到着、行く手に山頂の鳥居が見えてくる。山頂には石の祠が祭られ、晴れていれば、会津や尾瀬、そして日光の山々が見えるはずなのだが残念ながら雲の中だった。山頂の祠は那須岳神社で、扇の的で有名な那須与一が祈願したという麓の那須温泉(ゆぜん)神社の奥宮とのことである。
山頂火口を回るお鉢周りをして下山する。登山道にはロープが張ってあるので道から外れないように歩く。火口の北側は大きく削られ、はるか下に峰の茶屋跡の避難小屋の赤い屋根が見える。昔来た時には山腹に噴煙が上がっていたこともあったが、この日は静かであった。
お釜口の分岐を左に、岩場の登山道を下ってゆく。牛ヶ首方面からの道と合わさる硫黄鉱山跡を過ぎれば傾斜も楽になって峰の茶屋跡の避難小屋に到着する。朝日岳や三本槍岳、また三斗小屋方面の道が合わさる峰の茶屋跡は標高1700m程なのに周りに高い木々はない。強風が吹き抜けるため、木々が育たないからだそうである。
避難小屋からは左手に朝日岳を眺めながらの下山道、やがて中の茶屋跡から樹林帯に入り登山指導所を過ぎると峠の茶屋駐車場である。駐車場には奇麗なトイレが完備、駐車場入り口で道標に沿って登山道に入り、石の階段を下るとロープウェイの山麓駅である。
那須の山々はこれから秋の紅葉シーズンを迎える。茶臼岳だけでなく、北の朝日岳や三本槍岳を結ぶと変化に富んだ山歩きが楽しめる。茶臼岳の西には登山者に人気の三斗小屋温泉もあるので小屋泊まりで計画するのもいいだろう。
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ロープウェイ山麓駅の駐車場から
山頂駅の展望台
山頂駅から歩きだす
道には白いススキの穂が
牛ヶ首分岐。ここから本格的な登りとなる
振り返るとロープウェイ山頂駅や山麓の駐車場が見える
北側には朝日岳の雄姿が
朝日岳、左手奥は三本槍岳
那須岳三角点
この鳥居をくぐって山頂へ
山頂の那須岳神社
山頂標識。残念ながら遠くの山々は雲の中
山頂火口。お鉢周りで一周する
お鉢周りの途中にありました。ガンコウランのオブジェ
お鉢周りの北側から。朝日岳には雲がかかった
赤い屋根の避難小屋が見える
峰の茶屋跡避難小屋
峠の駐車場。きれいなトイレあり
エゾリンドウ
シラタマノキ




