行程・コース
この登山記録の行程
横瀬駅(09:40)・・・延命地蔵尊(09:55)・・・宇遠橋(10:31)・・・生川登山口(一の鳥居)(10:47)[休憩 20分]・・・登山道入口(11:25)・・・大杉の広場(11:59)[休憩 6分]・・・武甲山(12:46)[休憩 49分]・・・長者屋敷頭(13:57)・・・長者屋敷登り口(14:33)[休憩 20分]・・・橋立鍾乳洞(15:47)・・・浦山口駅(15:58)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回のテーマは「今更登る武甲山」です。
西東京に住んでいて、今年20回、通算30回以上登っているのに実は埼玉県の山には一切手をつけておりませんでした。
「首都圏で登るより外から見た方がかっこいい山1位(当社比)」の武甲山に行きました。
★今回は登山よりも道中で起きたことの方が重要です、下の方にまとめます。
武甲山は山としては優しく登山道も整備されているでしょうが、一番の障害は登山口までそもそも遠いということです。
西武秩父線の横瀬駅から生川登山口まで約6kmは道路、その後は1kmほど林道です。
バスも無く、マイカー勢圧倒的有利というわけです。
とは言っても駅to駅で15~18km、健脚であればなんてことはありません。
コースはだいたい3パターン、生川登山口からピストン、大持山経由のトライアングル、浦山口駅に抜ける縦走の3つ。
今回は行き帰りで景色を変えたかったので浦山口駅に抜けるルートにします。
ど平日の月曜日朝09:37、横瀬駅に降り立ちます。
今日はソロだし山の難易度も低いので速く歩けるだろうと踏んで朝はのんびりにしました。
天気は曇り、たまに小雨、霧が濃いです。
駅から登山口までの6km区間は何も見るものがないという訳でもなくて、この辺りは石灰岩がたくさん取れるので掘削場と石灰を作る工場がそこらじゅうにあります。
重機とかイカつい工場地帯が好きな人にはハマる景色ですが、工場地帯な分ダンプカーが行き来しています。しかもたまに歩道が無くなるので危ない。
工場地帯の突き当たり、急に道が狭くなって林道っぽくなります。
ここから生川登山口までも登りで歩道はありますがコケと落ち葉でつるつる滑るので注意。
駅から1時間で生川登山口に到着。標準タイムは1時間40分くらいなのでだいぶ飛ばしてきました。
手前の駐車場は0でしたが登山口のスペースには車が9台。
11:05過ぎ、登山スタート。
と言いつつも初めの30分くらいは林道です。
表参道ルートは登山口から山頂まで52丁目の標識が立ち並んでいます。だいたい50m間隔くらい。
林道は15丁目まで続きます。
突き当たり少し階段を上がるとちゃんとした登山道です。
18丁目付近に不動の滝というポイントがあります。水場です。
山頂まで水を持っていってくださいみたいな看板が。やってやりましょう!
今日は最低限の装備だけでまったく重くないので、5L持ちます。
21丁目に武甲山御嶽神社の標識があったりしつつ、32丁目大杉の広場です。
文字通り樹齢何百年なんだろうっていう立派な杉です。
ここまでの登山道は景観は無いですが見渡しは良く、ダラダラした登りが続く感じ。杉林なので退屈はします。
大杉からは1時間もせず山頂に行けます。ぼくは40分弱で。
それまでとは異なり、足元が石と砂利になります。あと泥。雨上がりだと滑る。
麓の看板には49丁目に湧水って書いてありますけどほとんど枯れてます。
この頃には霧も晴れつつって感じでした。
12:40、武甲山御嶽神社に到着。裏に上水管があるので不動の滝から持ってきた5Lを注ぎます。
そこから山頂展望台はすぐ。
12:46、登山口から1時間40分、駅からは3時間弱で到着!
初めての埼玉の山、二百名山の武甲山です。
予定より1時間はやかったので長く休憩します。
天気予報通り、ちょうど晴れ間が見えてわずかですが雲海と市街地を見下ろす景色が見れました。
13:35頃、裏参道ルートで下山します。
マイナーとは言わないですが、こちらは道が狭く一部崩れてるところもあります。
急登なので雨上がりは滑りやすいです。健脚じゃないとこちらはキツい。
ですが、表参道ルートと異なり半分くらいは広葉樹林なので景色は退屈しないかな?
長者屋敷頭という分岐から、沢に降りる急登の手前までは尾根を歩くほぼ平坦な道です。
天気が良ければ、より気持ちよく歩けると思います。
時々栗の木があってイガグリをほじくった跡と鹿の足跡がありました。
当然、熊には注意ですね。
最後の急登はキツいですが危険という程ではなく下りなら大丈夫です(登りはやりたくないですが…)
山頂から1時間で沢に合流しました。
★で、ここからです。事件というか出来事をTwitterに書いた内容そのまま書きます。
橋立川の沢に降りた直後、木の枝に鳥がぶら下がってました。
初めは枝の周りを飛び回っているのかと思いましたが、様子がおかしい。
近づくと、口に糸がかかってて枝からぶら下がっているような状況。
川の真上だったので危険を承知で、長い枝で手繰り寄せて見ると、釣針がクチバシを貫通して糸が身体に絡まってました。
枝にぶら下がる擬似餌が虫に見えて食いついたんだと思います。
クチバシの釣り針は返しが無かったものの根元までかかってて軽く出血してました。
全身に糸が絡んでいてぐるぐる巻きになった片足は軽く鬱血していそうな感じでした。
幸い十徳ナイフを持っていたので糸を切って針ごと回収。
少ししたら暴れず落ち着いてくれたので放したところ、山の方に飛んでいきました。
ぼくは怒っています。
自然の中に侵入っていってるのは人間の方です。
ゴミの投棄もそうですが、自然に与えうる影響を考えない自分本位な行動しかできないなら、二度と山には入らないでいただきたい。
二度と。
という出来事があり、気落ちしながら浦山口駅に向かいました。
沢に合流してからはほとんど林道~道路でほぼ平坦です。
終わってみれば0.7を切るペースでいけてました。
半分は道路なのでこんなものでしょう。
お疲れ様でした。
今回は二百名山の武甲山でした。
帰りに御花畑駅から山体を見ましたが、遠くから眺めた方がかっこいいですね笑
山としては優しくて車があれば麓からなのでより簡単です。












































