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雨飾山

雨飾山( 上信越)

パーティ: 1人 (asparakiwi さん )

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行程・コース

天候

1日目:晴れ
2日目:晴れ

利用した登山口

雨飾高原  

登山口へのアクセス

バス
その他: 中土駅で小谷村コミュニティバスに乗り換える予定だったが、近隣の工事のため乗換が出来なくなっていた。
隣の中央橋前バス停まで1.2km移動すれば乗り換えできる。
山田旅館に向かわれる一般客の方2名と相談し、駅前にタクシー会社があったので、そちらを利用して中央橋前バス停へ。700円也。

終バスで、雨飾り高原バス停へ。

帰りも同じルートで戻ったが、中央橋前→中土駅前は、歩いて戻った。

この登山記録の行程

【1日目】
雨飾高原(17:11)・・・村営雨飾荘(17:16)・・・雨飾高原キャンプ場(18:21)

【2日目】
雨飾高原キャンプ場(04:50)・・・荒菅沢(06:03)・・・笹平分岐(07:07)・・・雨飾山(07:35)・・・笹平分岐(08:20)・・・荒菅沢(09:15)・・・雨飾高原キャンプ場(10:30)・・・村営雨飾荘(11:15)・・・雨飾高原(11:30)

コース

総距離
約14.1km
累積標高差
上り約1,356m
下り約1,356m
コースタイム
標準9時間15
自己7時間50
倍率0.85

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

10月半ばの三連休、日本中の山が混みあっている時期。
7月と10月は仕事の繁忙期であり、例年、山に行く余裕がなかったのだが、
今年は9月に全く山歩きに行けなかったため、少し無理をして行ってみることにした。例によって予約等は取れていない。

1日目:
当初、霧ヶ峰、美ヶ原を土日1泊2日でのんびり縦走しようと思っていたが、
前日までガッツリ仕事をしていた影響で、土曜の朝、寝坊してしまった。

そこで、雨飾高原キャンプ場から、2泊3日で、雨飾山、金山、焼山、火打山と縦走する計画に切り替えた。
正午頃、最寄り駅から、新幹線を使って、雨飾高原キャンプ場へ向かう。

夕方、雨飾高原バス停で下車、もう一人登山者(以下、Aさん)がいて、同じテント場に向かうという。Aさんは結構なベテランのようで、山の話をしながら、雨飾高原キャンプ場へと車道を歩いた。Aさんとは、この後も度々遭遇し、色々な山の話をお聞きすることが出来た。
途中、キャンプ場へ向かう家族連れの車に載せてもらうことが出来たので、後半はスキップできた。大変親切なご家族だった。お子さんは4歳から登山をしているという。

テント場に着いてみると、テント場はほぼ埋まっていたが、空きスペースにテントを設営できた。
1点問題があり、テント場の土が固く、ペグが全く刺さらない(オートキャンプにはありがちな状況)。石は先客が使い果たしてしまったようで、周囲に使えそうな石が見当たらない。

Aさんと一緒に、受付でチェックイン。18:00で閉店間際だったが、売店でお酒が買えた。
今日は、1年で最も客が多い時期とのこと。それでも、接客はとても丁寧だった。
受付ではハンマーを貸してもらえた。
ハンマーでのペグ打ち、初めは面倒だったが、途中から徐々に楽しくなってきた。文明の利器のおかげで、無事にテント設営も完了。

Aさんが、声を掛けてくれたので、屋外のテーブルにて食卓を囲む。Aさんの他に、カップルの登山者2人がおられて、4人で山の話をしながら、夕食を楽しんだ。
夕食はラーメン+半熟卵にした。飲料水が自由に使えるのがありがたい。見上げれば満天の星だった。

夕食を終え、テントに戻り、就寝の準備。登山靴の靴ひもを解いた後に、一つ大きな忘れ物をしたことに気付いた。
登山靴の中敷きを忘れていた。厚手の靴下を履いているせいか、登りでは違和感を感じなかったようだ。果たしてこれで登山が出来るのか、不安を感じつつ、眠りについた。少しアルコールを摂ったせいか、スムーズに眠れた。

2日目:
4:00出発予定であったが、朝、2:30に起床。テントがびっしょりと濡れていたため、撤収に手間取る。
登山口からの出発は、予定より50分遅れの、4:50となった。夜露に濡れたテントがずっしりと重い。

湿地帯には木道が渡されていて、歩き易い。
そこから徐々に高度を上げて行く。

荒菅沢にて小休止。冷たい水を掬って顔や両腕を洗う。冷たい水が心地よい。荒菅沢からは雨飾山山頂を仰ぎ見ることが出来た。
誤って、荒菅沢からしばらく沢筋を登ってしまったが、間もなく登山道を外れたことに気付いた。慌てず、来た道を戻る。

笹平分岐に付いて、時計を見ると、テント装備の割に、結構なハイペースで来れたよう。予定時刻に追いついていた。
笹平分岐からの景観は素晴らしい、雨飾山山頂にはややガスが掛かっていて残念だったが、右手に転じると遠くに日本海までが見渡せた。

ここから笹平分岐までは、そこそこきつい登り(高低差450m)が続くが、登山道は良く整備されていて歩き易い。

笹平分岐に荷物をデポし、水と行動食をポケットに入れ、身軽になって雨飾山へ向かう。
程なく、山頂に到着、山頂は多くの登山者で賑わっていた。景観は最高。
ただ、金山、焼山方面には雲が掛かっていたものの、遠く火打山も見渡せた。

頂上でAさんと再会した。そこから笹平分岐まで戻りながら話していると、「天使の横顔」の話が出てきた。私は不勉強で全く気付いておらず、残念に思ったが、後日山頂から撮った写真を確認したところ、たまたま映っていた。得した気分。

笹平分岐まで戻り、荷物を回収して、休憩。
ここでAさんと別れてしばし迷う。このまま計画通り金山に向かうか、下山するか。
登山靴の中敷きを忘れたことで、足の疲労が早まる恐れがあった。

笹平分岐から大曲へ10分ほど下ってみる。当然ながら、登山者の姿はない。草が繁って、道が少し分かりにくくなっている様子。私は初めてのルートでは無理はしない方針だ。笹平分岐へ戻り、雨飾高原キャンプ場に下山することにした。

雨飾高原キャンプ場までの下りは特に問題なかった。
登山道が混みあっていて登りの登山者に道を譲るための待ち時間が長かった。


雨飾高原キャンプ場に戻り、足洗い場で靴の汚れを落としていると、またもAさんと再会した。
テントを広げて日干しする。好天と心地よい風で、程なくテントは乾いてくれた。
テントを畳み、荷物を整理して、雨飾高原キャンプ場を後にした。

Aさんと連れ立って雨飾高原バス停まで下る。

途中、雨飾荘に寄ったが、日帰り入浴や昼食はやっていなかった。山小屋かと思っていたら、かなりの高級旅館だった。時間が合わず、売店が閉まっていたのが痛かった。

雨飾高原バス停に下る途中に露天風呂があった。
ぬるいお湯は心地よく、いつまでも使っていられそうだった。汗を流し、身体の疲れを癒し、サッパリとして雨飾高原バス停へ下る。

雨飾高原バス停では、バスを待ちながら昼食。食糧のストックはまだ大量にあったので、少しでも減らす。(残念ながらこの辺りには昼食をやっている施設がなかった。)

南小谷行のバスで、中央橋前バス停で下車、そこからJR中土駅まで1kmほど歩く。
そこから大糸線で糸魚川駅へ戻る。糸魚川駅では1時間ほど待ち時間があったので、駅前商店街を散策。駅前の居酒屋で刺身定食にありつくことが出来た。美味。
駅側に物産センターがあり、色々な土産物が売られていた。土産物を手に、帰路に着いた。

まとめ:
・天候にも恵まれて、美しい雨飾山を堪能できた。
・登山道は良く整備されていて、危険箇所はない。
・登山靴の中敷きを忘れるという大ミスをしていたため、足まわりに不安があった。
・雨飾山登頂後は、無理せず、途中で計画を変更し、下山した。
・笹平分岐までは順調だったので、あのまま、富士見小屋まで行けた気もするが、初めてのルートでは無理はしない方針。
・山行については、日和見してしまったため物足りない部分もあったあったものの、様々な人と様々な話が出来、失敗も含めて様々な経験が出来て、とても良い旅となった。

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フォトギャラリー:32枚

糸魚川での待ち時間、駅前商店街を散策する。海岸の展望台では素晴らしい景観を堪能できる。

海岸の展望台から頚城山塊方面には分厚い雲が掛かっていた。

糸魚川で大糸線に乗り換え。ワンマンカーが可愛らしい。

中土駅で下車する。車窓からの景観は、変化に富んでいて楽しい。

中土駅では、近隣の工事のため、バスへの乗り換えが出来なくなっていた。

終点の雨飾高原バス停に到着。近隣には温泉もある。

早朝、テントを畳んで出発。予定より遅れること50分。

山頂が見えてきた。

荒菅沢で小休止、水を掬って汗を流す。清冽な流れの奥に、雨飾山の山頂を仰ぎ見る。

この辺りの登りはきつい。気を抜かず登り続ける。

笹平分岐から見た雨飾山。ここまで来れば山頂まであと一息。

金山と焼山、火打山まで山々が連なる。

日本海を一望、やや雲ってはいたが、素晴らしい景観。

山頂まであと少し。

山頂には多くの登山者が。

山頂からの一枚。女神の横顔も映っていたよう。

山頂は沢山の人で賑わっていた。

掛かっていた雲が少し薄れ、金山と焼山がのぞいている。

荒菅沢で憩う登山者たち。

キノコが豊作。

登山道入り口まであと少し。湿地帯に木道が渡されていて、心地よく歩ける。

テントを日干しした後、雨飾高原キャンプ場を後にする。好天にも恵まれ、素晴らしいところでした。

がんばれ大糸線。

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装備・携行品

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登った山

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1,963m

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