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小河内の赤指尾根と麦山林道

赤指尾根、雨乞山、尾平山(大平山)、ウエンタワ、赤指山、麦山林道( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 往)峰谷入口バス停(旧峰谷橋バス停)
復)同上

この登山記録の行程

峰谷入口バス停(8:22着/8:38出発)-(愛宕神社)-麦山林道分岐(8:53)-雨乞山(9:58)-ハチコク峠(10:08)-尾平山(太平山)(10:45/10:57)-(太平山北峰)-船窪峠の祠(11:13)-林道交差(11:35)-ウエンタワ(11:52)-林道交差(12:20)-赤指山(12:42/12:54)-山腹道分岐(13:06)-峰林道ゲート(13:45)-(峰集落)-麦山林道入口(14:07)-台湾出身戦没者慰霊碑(14:34)-峰谷入口バス停(14:50)

コース

総距離
約14.1km
累積標高差
上り約1,315m
下り約1,322m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

小河内の峰谷橋南詰から千本躑躅に伸びる赤指尾根を辿って赤指山に登り、峰集落から麦山林道を辿って小河内まで周回してきました。一気に秋らしくなって、今季の初手袋となりました。

≫数年前からポケットに仕舞放しになっていた地味なコースです。歩き易い気候になったので漸く歩く気になって出掛けてきました。

峰谷橋の南詰から始まる赤指尾根は、石尾根南面の中では最も長大な尾根です。
尾根の上部は寂れながらも一般登山道となっていますが、今回歩いた尾根の下部、末端から赤指山の間は踏み跡もすっかり薄くなっていて、様々なキノコが生えまくっていました。

尾根の途中に「ハチコク」や「ウエンタワ」などのカタカナの地名がありますが、宮内敏雄の「奥多摩」の中でもやはりカタカナ表記になっていて、地名の由来や漢字は判りません。
因みに同著では、この赤指尾根を「大モリ尾根」とも記しています。

赤指山の先で折り返して峰集落に下り、そこからダートの麦山林道を歩いてみました。
昔、何かの記録で読んだことのある「台湾出身戦没者慰霊碑」をこの目で確かめることが出来たのは、今回の最大の収穫でした。

本日の総歩数31,023歩、歩行距離21.1km、消費カロリー1,566kcal、脂肪燃焼量111g也。

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フォトギャラリー:54枚

峰谷入口バス停(旧峰谷橋バス停)から橋を渡ってスタート。

橋の南詰の馬頭トンネルの手前の道を上がります。

坂の上には「馬頭館」があって、季節外れのシャクナゲが咲いていました。

峰谷橋が見下ろせます。

途中の愛宕神社は廃社となっている様です。

麦山林道の起点から左の尾根道に入ります。

のっけから踏み跡の薄い急斜面が続きます。

カラカサタケ

エリマキツチグリ

セイボンイチメガサ(?)

キノコだらけ

ホウキタケ

雨乞山山頂

ハチコク峠の炭窯跡。ハチコクの意味は不明です。

傘の裏が毒々しい、、、

ほこりたけ

尾平山までの尾根は幅が広くなります。

キッコウハグマ

尾平山(大平山)、山頂標は割れていました。

大平山北峰

尾根東面の針葉樹林マークはカラマツの植林帯で、暗さは感じません。

船窪峠の祠

独立峰の様な立派なキノコ

もののけ姫の「こだま」のモデルか⁉

尾根線で、林道と二回交差します。

ウエンタワ。「上のタワ」の意味だと思いますが、正にそんな地形です。

左下の間近を林道が通ります。

尾根の幅が広く、踏み跡は有るような無いような、、、

二度目の林道交差

ベニテングタケ。見た目通りの毒キノコです。

いつの間にか青空が広がって、鷹ノ巣山の姿が見えました。

圧巻のキノコ!

赤指山山頂(1,330m)とありますが、宮内敏雄の奥多摩には「1380米あたりが赤指山で、降って1332mの三角点はネドウチノ山ノ神だ。」とありますので、ここは正しい山頂では無いかもしれません。

その証拠に、このピークに山の神の祠がありました。

直ぐ隣のピークに「赤指山最高所1340m 東京350」の標識が落ちていました。
登山詳細図には「誤山名標」と記されていますが、あながち誤りとは言えなさそうです。

もう暫く尾根を進み、、、

千本躑躅からの登山道の合流点で峰集落方面に折り返します。

杉の樹林帯の山腹道です。

途中、林道と交差します。

再び林道に出て、峰集落へ、、、

集落の正面には榧ノ木尾根と御前山が見えます。

峰集落の中心地。氷川の知り合いの実家もここにあります。

今回初めて「麦山林道」を歩いてみました。

浅間尾根の尾根腹に奥の集落も見えています。

ダートの林道です。(車両通行禁止)

イノシシかな?

台湾出身戦没者慰霊碑。一度訪ねてみたかった場所です。

何故奥多摩に?との疑問がありますが、眼下に見下ろす眺めが、台湾原住民(俗にいう高砂族)の故郷の山の景色に重なるからだ、というのを読んだ記憶があります。

蛮刀を象ったモニュメント。横の石碑には
「台湾出身戦没者の方々 あなた方がかつてわが国の戦争によって尊いお命をうしなわれたことを深く心にきざみ 永久に語り伝えます。どうぞ安らかに永眠して下さい」と刻まれていました。(黙祷)

朝、尾根に取り付いた麦山林道分岐点に約6時間で戻ってきました。

バス停は指呼の間です。予定より早い15:11のバスに余裕で乗ることが出来ました。

雨乞山を振り返ると、かすかに台湾戦没者慰霊碑を確認できました。

時間が早まったので、麻葉の湯で汗を洗い流すことが出来ました。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • ガバオさん、こんにちは

    私も天気の良い10月にできれば峰谷から赤指尾根経由で七ツ石山へ登り、鴨沢に下ろうと考えていたのですが、今一つ天気がはっきりしないため諦めることになりそうです。
    単純標高差も約1200Mあり、遅くなればなるほど日没時間も早まるので中々難しくなってきます。
    また春以降に考えたいと思いますが、行けるかどうか・・・。

  • Bergenさん、こんばんは。
    コメントの返信を書いた積りでしたがUPされていなかったようです。スミマセン。

    峰谷からでしたら兎も角、峰谷橋から七ツ石ですと長丁場ですよね。
    私は鼻から赤指山までで折り返すことしか考えませんでした。
    機会があれば是非歩いてみて下さい。

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