行程・コース
この登山記録の行程
西沢渓谷入口(08:10)・・・鶏冠山への分岐(08:48)・・・鶏冠谷出合(08:55)・・・第一岩峰のコル(10:50)[休憩 10分]・・・第一岩峰(11:35)・・・第二岩峰(11:40)・・・第三岩峰基部(11:55)・・・第三岩峰上(12:25)・・・鶏冠山頂上(12:50)[休憩 25分]・・・第一岩峰のコル(14:45)・・・鶏冠谷出合(16:10)・・・西沢渓谷入口(16:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
この日は、普段お世話になっているフォロワーさんたちとチームを組んで山梨四天王と謳われる鶏冠山にチャレンジしてきました。
本来ならひとりで行こうと思っていたんですがそれがなかなか決心付かず...そのまま日を過ごしていたところ単なる行く行く詐欺になってしまいw
そんな折にフォロワーさんから手を差し伸べていただき、それで今回の決行と相成りました。
車に乗せていただき、一路西沢渓谷へ。途中の乾徳山まではバスで行ったことありましたが、やはり沢沿いの美しさは、いつか晴れた日に来たらもっと輝いているんだろうなと思いました。
途中までは一般登山道である甲武信ケ岳へのそれと道を同じく進みます。その先吊り橋を渡って少し進むと、お手製の「鶏冠山」の道標が現れ、右手に見えている柵が口を開けて道が続いています。
その先はガレ場の河原に降り立ち、上流へとひた歩き、間もなく「鶏冠谷出合」にでます。沢の二股で分かりますし、でなくとも向こう岸に手製の看板がくくってあるのでそれで判別がつきます。
裸足かサンダルで渡渉し、その先鶏冠谷の方へ進むと最初の岩の上り坂が滑りやすいので注意。その先いきなり急坂になるので、マイペースを堅持し、時々休憩挟みつつ進みます。
地図を見ると分かりますが、沢の出会いから北西方面に尾根を上り詰めると、主稜線手前で岩壁に阻まれます。そこで西へと中腹を移動し、真南にきああたりからその隙間をつくように主稜線へ取りつきます。
第一岩峰のコルまででも足場の悪いところが多く、下りではきっと難儀するだろう切り立ったところの傍を通過することもあります。
そのコルから先はまた一気に登り上げ、視界が開けるころには岩の世界に。事前に近くの乾徳山で岩場に慣れてきたつもりですが危険度の次元が違いました。乾徳山の方は岩場ではあるもののちゃんと鎖とステップが備わっていました。頂上下の鳳岩でさえもクラックに脚が突っ込めるようになっていました。
翻って鶏冠山は、ステップに乏しく完全に上半身の力で鎖に身体を預ける場面がありました。すなわちバランスが不安定で、ここまで緊張を強いられる山行は久しぶりでした。
最初ソロで来ようと考えていたことを思い直し、結果的には3名で来られて大正解でした。コレ、大けがしても誰にも気づかれない可能性が非常に大きいです。
あるところまでくると第三岩峰が遠目に認められます。私がそこに立った時点では先行者が2名取りついていました。そこが今回のメインイベントなので楽しみです。
なんとかヒィヒィ言いながら慎重に上り下りを繰り返してその第三岩峰の基部までくると、、、ぶっちゃけビビりました。というのはそれまでとは違って鎖などは全くなくて、フリーでのぼっていかなくてはならないところでした。
私はボルダリングなどの心得は全くなく、どうやってアプローチするのかラインが全く見いだせず、悔しくも迂回路で進むことに。
その迂回路も足場の悪いタワ状の場所を登り返し、ようやっとの思いで岩峰の上にある山頂標に到着しました♪
奥秩父を間近に見る眼福な景色を愛でつつ、仲間のアドバイスで知った本当の山頂標を目指して木賊山方面へ更に進みます。元がマイナールートな為か結構道の方にまで灌木がせり出してきて衣服が擦れまくりますw
数十分進みようやく到着すると、眼下に雲海が見えました☆この日はあいにくの終始曇り天気でしたが、いい雰囲気でした。
イイ感じに山頂は座る場所もあったので、ランチタイムに。ひとしきり休憩が済んだら、いよいよ下山です。地形図見てもかなり等高線が狭く、水平距離のわりに結構時間をくっています。
なので急ぎではないですが、あせらず慎重に下山します。主稜線の岩場は勿論、前述の第一岩峰のコルまで無事に戻って来ても、登りの時に感じた下りの手間食いさはその予想通りの展開でした。
そこも何とかクリアして、標高で1,500mあたりまでもどってくるとようやく歩きやすい道に変わり、そこからは足取りも軽くなりました。
そして最終的に暗くなる前に渡渉もクリアし、無事車に戻ってもまだヘッデン不要なくらいでゴール出来ました。
そのあとは勝沼でゆっくり温泉に入って汗を流し、高速に乗ったら談合坂で夕飯♪
今回は、前述のとおり結果的にソロ山行でなくてよかったと心から思いました(^^;)
あそこは私のレベルではソロはリスク高かったです。今回は同行してくれた仲間のお陰様で楽しく歩けました。
同時に悔しさもあるので、練習を積みなおしていつかまた再チャレンジで訪れます!
今回はこんな感じです。
フォトギャラリー:27枚
登山口手前の道の駅から。山体がよく見えます。
こういうイラストマップいいですね。
いざ鶏冠山へ!
沢沿いは滑るから油断できませんね。
一部紅葉。
紅葉
紅葉
岩峰ヤバイ
奥秩父が一望に☆
吊り橋が見えました^^
難関の第三岩峰が見えます。登っている人も見えました。
第三岩峰にビビり、迂回路選択です(´;ω;`)ウゥゥ
その第三岩峰上の標識まできました。迂回路でもここまで来られて達成感ありました^^
第三岩峰上の標識から更に奥、ほんとの頂上へw見晴らし良好でした^^
復路、その第3岩峰を振り返って。初見の自分にはラインが見出せませんでした(´;ω;`)
いつか再チャレンジに来るぞー!
同行してくれた仲間に撮ってもらいましたw
第一岩峰のコルまで帰還。ここから先がまた歩きずらくて手間食いですが慎重に...
暗くなる前に戻ってきました☆もうすぐ渡渉ポイントの河原に出ます。
鶏冠谷出合い^^
あとはもう難所はナシ!