行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
室堂ターミナル(08:35)・・・ミクリガ池・・・エンマ台・・・雷鳥平(09:30)[休憩 5分]・・・別山乗越(12:20)
【2日目】
別山乗越(06:20)・・・雷鳥平・・・エンマ台・・・ミクリガ池・・・室堂ターミナル(08:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年の御嶽山登山で、孫はまさかの“高山病”で折角の五ノ池小屋宿泊が散々な結果となり、孫は“山嫌い”になりつつあります。何とか“山好き”になってもらいたいという思いで、今年の山は超初心者コースでもある立山三山縦走を選んだ。自家用車で深夜に登山口まで移動するこれまでの移動方法をやめ、前日に登山口である立山駅周辺に宿泊するという余裕の日程とした。この日程は孫にとっても気持ちの余裕となった。室堂までの高原バスからは称名滝や大日岳が綺麗に見え、気分上々であったが室堂に着く頃からは前日の天気予報通り雲が増え始め、立山は完全に雲の中であった。しかし、室堂平ではまだまだ青空が多く気分よくスタートした。途中、みくりが池や地獄谷を眺めながら、雷鳥沢のキャンプ場に到着、小休止の後、いよいよ雷鳥坂の急登に取りつく。ほぼ坂の中間を過ぎた辺りから孫のペースが落ち休み休みの歩行となった。この頃から雲がまとわりついてきて、宿泊地の剣御前小屋に着く頃には完全にガスの中になってしまった。天気予報は見事に当たり、雲が切れることは二度となかった。結局、雷鳥坂の登りに2時間半ほどかかってしまい、孫はヘロヘロであった。ノンビリと小屋の談話室で昼食を摂り、ゴロゴロと午後の時間を過ごした。本来なら午後から剱御前岳に登ってピークハントをする予定であったが、流石にこの天気ではそんな気持ちにはなれなかった。山小屋の部屋は孫と二人で貸し切り状態であったので気持ちよく過ごせたが、天候のせいで寒い夜であった。
二日目の予定は“立山三山”の縦走であったが、夜中じゅう吹き荒れていた風も収まらず、おまけに濃いガス、天候の回復に一縷の望みを託して朝食後も暫く様子を見ていたが、とても回復するような状況ではなく暴風雨の中下山を決めた。前日の道を逆走し、休憩も取らず室堂には2時間弱で到着したが、雨、風に打たれて全身びしょ濡れ状態、性能の良いレインウェアでもこの状態では無理なようだ。孫は低体温症の一歩手前であったので、すぐさま着替えさせ温かな飲み物を与えたら漸く元気を取り戻した。
大雨の室堂を早々とバスに乗り込み、恨めしく思いながら今年の孫との山登りが終了した。今年も孫に山の素晴らしさを伝えることが出来なかった。
フォトギャラリー:4枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
| 帽子 | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
| カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
| ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
| ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |



