行程・コース
天候
終日晴れ
登山口へのアクセス
その他
その他:
ケーブルカー
この登山記録の行程
ケーブル比叡駅(09:53)・・・つつじヶ丘(10:15)・・・釈迦堂(10:56)[休憩 40分(比叡山峰道レストランにて)]・・・玉体杉(12:35)[休憩 3分]・・・横高山(13:00)[休憩 4分]・・・水井山(13:28)[休憩 10分]・・・仰木峠(14:13)[休憩 9分]・・・大原(15:39)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
京都一周トレイルは、伏見稲荷から比叡山、大原、鞍馬、高雄、嵐山を経て苔寺まで、京都の三方を取り囲む山々を一周するトレイルコースで、これまでに、伏見稲荷から比叡山までの東山コースを歩いてきた。今回より北山コースとなり、比叡山から大原までを歩くことにする。
※以下、()内は京都一周トレイル北山コースの標識番号
ケーブル八瀬駅より叡山ケーブルに乗車、ケーブル比叡駅(北山1)よりスタートする。まずは比叡山延暦寺の西塔エリアを目指す。天気は良く、途中、(北山4)あたりで、これから向かう大原の里を望むことができる。
ほどなく、延暦寺西塔の釈迦堂(北山9-2)に到着。その先の、比叡山峰道レストランで昼食とし、近江牛カレー(1100円)をいただく。比叡山峰道レストランは奥比叡ドライブウェイ上にあるレストランだが、トレイルコース(北山11-1)から行くことができる。店内からと隣接する展望台からの琵琶湖の眺めが素晴らしい。入店したのは11:30頃ですぐに入れたが、12時過ぎには満席となっていた。紅葉シーズンはさらに混雑が予想されると思う。
昼食後トレイルコースに戻り、稜線上の道を歩き、横高山、水井山を目指す。この道は京都一周トレイルガイドマップに「回峰行道」とあり、延暦寺の回峰行で通るルートのようである。途中に、玉体杉という杉の巨木がある。回峰行者が御所に向かって祈る場所とのことで、京都市街の眺めが良い場所だった。玉体杉の先が、峰の辻(北山12)と呼ばれる場所で、稜線上の鞍部となっており、ここで、延暦寺の横川エリアに降りる道と、横高山へ向かう道が分かれる。
横高山への登りは急登であるが、標高差は80mくらいで岩場とかではないので、さほど苦労はない。やがて横高山山頂(北山13)に到着。樹木に遮られて眺望は良くないが、木漏れ日のあふれる気持ちの良い山頂だった。
横高山から稜線を先に進み、小ピークを越えて水井山との鞍部に降りる。ここから水井山への登りも急登であるが、標高差は横高山への登りと同じくらいで、やはり岩場とかはないのでさほど苦労はない。ここまでの道では、ところどころで樹林越しに大原側と琵琶湖側の眺望が開ける。比叡山の山頂部が望める場所もある。水井山山頂(北山16-1)も眺望はないが、ここが、京都一周トレイルで一番標高の高い所とのことである。(トレイルコースは比叡山山頂を通らない)
水井山山頂から仰木峠(北山18)へ降り、大原へ向かう。仰木峠の先(北山19)で道は、トレイルコースと東海自然歩道に分かれる。今日のゴールは大原三千院と決めていたので、ここからはトレイルコースを離れ、東海自然歩道を降りることにする。やがて樹林越しに大原の里が見えるようになり、ほどなくすると、里への野生動物の侵入を防ぐためと思われる金属製のゲートが現れる。ゲートの左側に人が出入りするためと思われる扉があるが、壊れているのか、ビニールの紐でゲートに結び付けられており、開けることができない。扉の金網は破れており、仕方なくここから外へ出る。
ゲートから出るとすぐに、大原の里である。まさに日本の原風景、これぞ京都大原という景色が広がっている。三千院のあたりは観光客で溢れているが、このあたりは静かな山里の風情である。山から降りてきてたどり着いたこともあり、より感動も増したと思う。大原を訪ねるのなら、三千院と寂光院だけでなく、このあたりまで足を伸ばすべきとも思うが、観光客が増えるのも困るので、複雑である。
その後、大原の集落の中を歩き、無事ゴールの三千院に到着する。三千院は以前にもきたことがあり、時間も遅かったので立ち寄らずに大原のバス停に向かう。
大原バス停からは国際会館前行きの京都バスに乗り、国際会館前から京都市営地下鉄烏丸線で京都駅に向かう。このルートだと大原から京都駅まで1時間かからない。京都は山と都会との距離が本当に近い。次は大原から鞍馬まで歩こうと思う。いつになるかわからないが、今から楽しみである。
なお、コース全体であるが、京都一周トレイルの標識がよく整備されており、極端な難所もなく歩きやすいが、京都一周トレイルガイドマップは色々な情報も載っているので、あった方が良いと思う。ガイドマップは京都駅の観光案内所のほか京都市内の書店等で売っている。詳しい発売場所は京都一周トレイルのHP https://ja.kyoto.travel/tourism/article/trail/stores.phpに掲載されている。
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スタート地点(北山1)
熊出没注意と書いてある。この情報は事前に入手していたので、熊スプレーを持参していたが、使うことはなかった。
北山4付近から大原方面を望む
標識北山11-1
右下のトイレの表示が比叡山峰道レストラン
北山11-1の先で奥比叡ドライブウェイを横断する。
先に見える駐車場の向こうが比叡山峰道レストラン。
比叡山峰道レストランに隣接する展望台からの
琵琶湖の眺め
玉体杉からの京都市街の眺望。
下鴨神社の糺ノ森と京都御所が見える。
玉体杉
眺望は木に遮られているが、木漏れ日の気持ち良い、横高山の山頂。
樹林越しに比叡山山頂四明岳を望む
水井山山頂(北山16-1)
所々、樹林越しに眺望が広がる。
仰木峠(北山18)
樹林越しに大原の里が見えてきた。
山を抜けると大原の里に出る。写真では分かりにくいかもしれないが、素晴らしい山里の景色が広がっていた。広角レンズがあると良かったかもしれません。
山と里の境のゲートを大原側から撮影。向かって右側に扉があるが、壊れている。扉の金網が破れていて、そこから外に出ることができる。
大原に降りてしばらく行くと、水井山登山口の標識があった。
ゴール、大原三千院に到着。
登山翌日。京都タワー展望室からの比叡山と横高山。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | フリース | ロングパンツ | サポートタイツ |
| 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス |
| ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | 地図 | コンパス |
| 腕時計 | カメラ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
| 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 |




