行程・コース
天候
登山口へのアクセス
この登山記録の行程
相模湖駅(07:22)・・・石老山入口バス停(08:05)・・・相模湖病院(08:19)・・・顕鏡寺(08:41)・・・融合平見晴台(09:01)・・・石老山(09:27)[休憩 8分]・・・大明神展望台(10:13)[休憩 19分]・・・蓑石橋(11:09)・・・プレジャーフォレスト前バス停(11:25)[休憩 5分]・・・相模湖駅(12:09)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
本格的な冬の気温になったので、どこに行こうかと考えていたら、19年の台風の後に通行止めが続いていた石老山が先年開通していたことを発見し行ってみることに。
相模湖の駅で降りた登山者はなく、三ツ木行きバスもいたが行きは歩くことにした。相模湖大橋を越えて遊園地を過ぎると石老山入り口の大きな立て看板。少し入るとトイレがある。さらに登ると顕現時の駐車場。登山客も止められる。ここから登山道。最初は石畳だが、平たくないので、歩きにくい。顕現寺まで大岩が次々と出現しいくつかには名前やいわれの立て札がある。顕現寺には寄らずに左の登山道へ。ここからは普通の杉林や広葉樹林を抜けて登っていくが、全体が岩山なので時に岩肌が露出する。ここらの岩は多くが砂岩か礫岩などの堆積岩のようで、風化して岩肌に小石が露出し、落ちてザレ場を作るために足が取られやすい。八方岩や融合平見晴台(570m)からの眺めを楽しんだ後、さらに登るとおそらく崩れたのであろう岩の斜面が現れる。その脇を上り、また別の岩の斜面をトラバースして行く。最後の木段を登って石老山山頂へ。木々の切れ間から富士山が見えた。冬晴れでとても綺麗。
下山は大明神山方面へ。尾根の軽い登り下りを歩く。木々の間から富士山が見える。日差しもポカポカ、風も穏やかで気持ちが良い。大名神山を経て展望台へ。展望台から小仏などの裏高尾が、相模湖を挟んで広く見渡せる。ここで景色を見ながら軽食。時折、何やら歌声?が聞こえてくる。登山者のラジオかと思ったが、どうやら遊園地の音楽が聞こえてくるらしい。
下山は急な斜面が時々あって、木の根の張り出しやザレ場もあるため時に慎重さが必要。ゴロゴロした岩が現れると、徐々に大岩も出現する。谷の川を覆うように岩がゴロゴロしている。あまりみたことのない光景。(愛鷹の下山路ではもっと広い所に広がっていた)先端に10cmもの大きさの石を含んだ数メートルの礫岩がある。石の並びが斜めで堆積した向きがよくわかる。多分転がって上下が逆になっているようだった。突然、ガンガンガンと落ちてくる音が。振り返っても何も見えなかった。おそらく大きめの岩が崩れ落ちたのだろう。振り返らず、岩陰に隠れるのが正解だったか?
渡し船の案内に興味を引かれながら、ねん坂へ。嵐山経由も考えたが、段差の大きい登下山で足の不安があり、そのままきら道を降りて、帰りはダムの上を通って駅へと帰った。
だいぶん看板も薄れてきていたのでいかに登りの途中で見た岩の説明を記載しておく
大きさが書かれていて、大岩がたくさんある(ことがいわれらしい)石老山とわかるだろう
道の変化が大きく、楽しめる山である。一人初心者はどうかと思うが少し慣れたら楽しい山である。
滝不動 岩屋の前の大石の上に絞龍(蛟龍ではないのかな)の石像があり悪魔を降伏させるような顔相である。この石像に岩上から滝がふりかかるのでこれを滝不動と云う。昔は水量も多く参詣者がこの滝の水を浴び身を清め祈願したといわれている。今は絞龍の石像は壊れて顔相だけになっている。
屏風岩 この岩は一見住居の屏風を思わせるところから屏風岩という。中央より左◯に割れて並び、その間が通路になっている。◯ろから別名「切通し」ともいう。岩の大きさは高さ約4.5m、横幅約7mである。
仁王岩 (阿呼岩:あうんと読むが阿吽ではない)
正面に傾斜している岩と右側少し入ったところに直立している巨岩がある。左右相対して一通位の岩となり、これを「仁王岩」または「阿呼岩」という。この場所は昔、仁王門があった場所ともいわれにおう岩の名がついたと思われる。左側の巨岩は、高さ9m、横幅約〇.5m、右側の巨岩は高さ約7m、横幅約9mである.
駒立岩
この駒立岩は山中最も有名な巨岩で、伝説を秘めている。石老山顕鏡寺建立の始まりで、京都高家の宮人(みやびと)三條殿の若君武庫郎(むこを)と八條殿の姫君が、今から一千年の昔、名馬にまたがり住居とする岩窟を探すとき、この岩で休憩したといわれ、岩上には馬の蹄や寝た跡がある。岩の大きさは高さ11m、横幅約17mである。
力試岩(文殊岩)
大きい岩の上に直立した小さい岩が「力試岩」である大きい岩が「男岩」で周囲約3.5m高さ1.6m、小さい岩が「女岩」で周囲約2m、高さ約1.6mである。昔、力持ちの人たちが力試しをしたと伝えられている。右側にある大きい岩を「文殊岩」といい岩のように重い罪も文殊の知恵はこれを救うといわれて、参拝者はこの岩肌にさわってあやかるのである。岩の大きさは高さ約12m横幅約17mである。
吉野岩(弁慶の力試岩)
登山道にかぶさるように突出しているこの岩を、「吉野岩」という。別名「弁慶の力試岩」ともいわれ、中央に拳の跡が二つある。弁慶は強かった人かもしれないがこの岩に拳の跡を残す力はなかったと思う。拳に似た石が抜け落ちてできたものではないかと思われる。岩の大きさは高さ11m横幅やく7mである。
試岩 ためしいわ
大きな岩が半分に割れたのが、「大試岩」横に割れているのが、「小試岩」である。
昔、腕の立つ武士がこの山に登った時、鋭利な大小の刀でこの岩を試し切りしたと伝えられ、大刀で切ったのが大試岩、小刀で切ったのが小試岩という。岩の大きさは大試岩が高さ約3.5m、横幅約6m、小試岩が高さ約1.5m 横幅約4mである
八方岩
山腹に突出した岩が、「八方岩」で、この岩に登れば八方が見えるといわれているが、東南方面が見えるだけである。東南方面の眺望は雄大である。
岩の大きさは高kさ約9m、横幅約14mである














