行程・コース
天候
登山口へのアクセス
この登山記録の行程
神戸電鉄粟生線栄駅(08:00)・・・呑吐ダム(08:40)・・・シビレ山登山道分岐(08:50/09:00)・・・三角点235.6m(09:15)・・・シビレ山(10:25)・・・丹生山(11:10/11:20)・・・帝釈山(12:05/12:45)・・・岩谷峠(13:25)・・・双坂池(13:40)・・・稚児ヶ墓山(14:15)・・・肘曲り(14:40)・・・花折山分岐(14:50)・・・花折山迂回路分岐(15:00)・・・ゴルフ場(15:20)・・・鰻ノ手池(15:45)・・・林道分岐(15:50)・・・天下辻(16:30)・・・神戸電鉄有馬三田線大池駅(16:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
2024年も押し迫った12月30日に、年内最後のトレッキングに出掛けた。
今回は、六甲山系の北側、箕谷を挟んで東西に連なる丹生山系を縦走してみた。丹生山系は西は三木市志染のシビレ山から東は神戸市北区有野町唐櫃のキスラシ山までの長さ14kmの山塊であり、その山頂を連ねた丹生山縦走路や義経や清盛、そして秀吉の歴史のある藍那古道や黒甲越道がある。
今回は新丹生山系縦走路と言われる、神戸電鉄粟生線栄駅から神戸電鉄三田線大池駅までの約23キロを縦走してみた。大半の登山道はKOBE太陽と緑の道に属するため整備もされている。
午前8時に栄駅を出発する。改札を出て直ぐの踏切を渡り住宅街への道を登って行く。道なりに10分ほど歩くと家も無くなり舗装路から山道へと入って行く。
サイクリングロードに沿った山道を10分ほど歩くと県道に出る。左折をして300mほど車道を歩くと、『呑吐ダム管理事務所』の道路看板があるので、右折をして坂道を下っていく。呑吐ダムの堰堤を渡り衝原湖岸に沿って歩くと『つくはら桜の広場』があり、その先に縦走路の起点となるシビレ山への登山道分岐がある。
分岐からは木々に覆われた沢沿いの登山道を進みながら、少しづつ高度を上げていく。視界が開けた稜線に出たところが、最初のピークとなる『235.6mピーク』で三角点もある。西には三木市の防災公園のスタジアムや西神の工業団地が望め、東にはこれから登るシビレ山の山塊が望める。
稜線に沿ってアップダウンを繰り返しながら高度を上げていく。1時間ほどでシビレ山への分岐となり、山頂へとさらに登って行く。
分岐から5分ほどで『標高465mシビレ山山頂』に着く。登山道の通過点の様相で、木々に覆われて眺望は無く、三角点も山頂を示す札も見当たらない。GPSの表示から山頂と判断をして縦走路の分岐点まで戻り丹生山へと向かう。
縦走路を東へと歩くと朝日山への分岐となるが、今回はピークをパスして巻き道を行く。15分ほどで古い石碑が残る義経道と思われる古道に出るので道標に沿って丹生山へと向かう。
舗装路に出て急坂を登ると丹生山神社に着く。鳥居を潜り石段を登ると本殿がある。お正月の準備に来られていた人に丹生山山頂を聞くと、本殿裏に山頂記載の札があると言われていたので、行ってみたが見当たらない。
諦めて少し下った登山道に戻る途中の木に『丹生山516m』と書かれた札板を見つけたので、登頂達成として写真を撮って先へと進んだ。
舗装路の急坂を下り山道に入ると直ぐに帝釈山への分岐があるので、道標に沿って登って行く。15分ほどで丹生山裏参道のコルに出る。ここからは帝釈山への登りとなり20分ほどで『標高585.9m帝釈山山頂』に着く。山頂からは南側の眺望が開けて、相対する六甲山系が望め、その先には大阪湾や明石海峡、淡路島までが望めた。山頂で昼食と大休止を取り、後半の縦走をスタートした。
帝釈山からは多少のアップダウンはあるが、岩谷峠に向けて下りが続き、車の通る音で岩谷峠が近づいたことが判る。峠に出る手前で右への道標があるが、更に荒れた登山道へと直進すると、岩谷峠の最高点で国道へと出る。手前で右折をすると峠頂上手前に出るため、ショートカットをする場合は右折が有効だ。
国道に出て南側へと車道を下って行く。100mほど下るとショートカットの出合いがあり、更に300mほど下り、左への側道へと入って行くと双坂池に着く。
池を回り込んで行くと左手に稚子ヶ墓山への登り口がある。木々に覆われた登山道は薄暗く、更に、午後からは雲も出てきたので夕刻を思わせる暗い登山道を登って行った。おまけに、秀吉の別所攻めで犠牲となった稚子を祀った山名の由来や沢沿いのガレ石の多い登山道が、疲れた身体と気持ちに追い打ちを掛ける。
登り口から200m程の標高差を登り切り、縦走路最高峰の『標高596.3m稚子ヶ墓山山頂』に着くと多少は気持ちも晴れる。山頂の少し先には稚子ヶ墓山伝説を記した墓標が建つ。ここからは、ゴールの大池駅に向けて概ね下りが続くことになる。
『肘曲り』の分岐まで下り『志久峠』へと向かう。10分ほどで『花折山』方面へと進み、途中、赤テープを目印に花折山山頂の巻き道へと進む。巻き道は荒れて判りづらいが、『太陽と緑の道』の道標を探しながら踏み跡を頼りに進むと10分ほどで舗装された林道に出る。
林道を少し歩くと、突然、ゲートで行く手が遮られる。ゴルフ場私有地のため立ち入り禁止の看板もあり、唖然としてしまうが、ゲート右側に登山者用の小さなゲートがあり、そこを通るように案内板がある。
どうも、オフロードバイクが不法侵入して、登山道が荒れたりゴルフ場にも影響が出ていたため、私有地を通る箇所で閉鎖をしたそうですが、登山者は通行が出来るように配慮がされたそうです。ゲートを通ると、監視用カメラが作動しますが、気にせずに通り抜けました。
ゲートを抜けると、ゴルフ場を眺めながらの車道歩きがしばらく続き、鰻ノ手池を過ぎると左に鎖の掛かった林道がるので、最後の林道歩きへと進んでいきます。
林道入口から天下辻まで平坦な林道歩きとなるが、夕暮れも近づいているので、日没に追われるように歩を進めた。天下辻からは10分ほど下ると民家がある車道に出て、更に10分ほどの午後4時50分、無事にゴールの大池駅に下山をした。
丹生山系縦走路を歩いてみて、登山者も少なく低山らいし自然もあり、丹生神社や義経道、稚子ヶ墓山など歴史も感じられる縦走路であった。また、総延長23キロ、累積標高差は1100mも一般登山者が挑戦するには、手頃なトレッキングルートだと思えた。
フォトギャラリー:34枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
| 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 地図 | コンパス |
| ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 |
| 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール |
| GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |





































