奈良・龍王山

日帰り

龍王山（東海・北陸・近畿）

2024.11.25（月）

パーティ： 2人 (shiro さん、ほか1名)

shiroさん

行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他：柳本の市営駐車場（無料）まで自家用車で移動。

この登山記録の行程

Start(08:44)・・・天理市トレイルセンター(08:48)・・・石不動(09:41)・・・龍王山(10:05)・・・駐車場(10:34)・・・奥の院分岐(10:43)・・・林道分岐(11:11)・・・崇神天皇陵(11:27)・・・Goal(11:33)

コース

総距離: 約6.9km

累積標高差: 上り約558m; 下り約551m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

昨日の吉野山に続いて、2024年の干支の名が付く古の道に通ずる低山：龍王山を登る。天理の道の駅から柳本の市営駐車場まで移動して駐車、登山準備を整え、8時45分長岳寺方向に歩き出す。天理市トレイルセンターの脇を抜け、長岳寺を越すと道標を発見。ここから長岳寺コースの登山道に入る。遊歩道のような整備された歩きやすい道を進むと竹が生い茂った場所に差し掛かる。竹林の次は真っすぐに幹が伸びた杉林、9時過ぎの斜光が当たりとても美しい景色を作り出している。そこを抜けると急な登り、それほどの標高差は無く緩やかな登りになったところで不動明王と箱型の石仏が現れる。賽銭箱もあり、地元の人に崇められている仏様と思われる。ここで時間は9時32分、雑木林を進む。山頂まであと900mほどの所で「座標6」と書かれた表示板を見つける。緊急時の位置情報の標識のようだ。いったん平坦になった後また登りになり、一息つくとひょっこりと林道に出くわす。藤井田龍王社と座標7、さらに北城の分岐を見つける。今回は北城には寄らず、直接南城のある山頂を目指す。山頂方向に歩き出してすぐに柳本龍王社の結界と祠が現れる。藤井田と柳本の龍王社、どちらも水の神様を祭っているようだ。城の造りそのまま、数段の平地とその間の階段状の道を進むと、フィールドアスレティックの公園さながらの広場が山頂。時間は10時6分、まずは、西の景色が大きく広がる展望場所に行き、展望写真とマップのある案内板と実際の景色を照らし合わせ山座同定で楽しむ。空気が澄んでいたのでかなり遠くまで視界が効く。金剛山や大和葛城山が真正面に見え、遠く大阪の街並みも見えている。ひとしきり景色を楽しんだ後周囲を見回すと、奈良県景観資産の案内・木の幹に付いていた南城本丸跡の標識・三角点・フィールドアスレティック風の公園遊具などがあり、新旧入り混じった場所という感じ。テーブルを見つけ、ここで休憩タイム。いつものようにコーヒー＋菓子パンを食べ10時27分に山頂を後にする。復路は南側の崇神コースを選択。往路とは別の歌碑がある回り道を通り藤井田龍王社の交差点まで戻り、長岳寺奥の院と不動明王石像のある南側沢沿いのルートを下る。奥の院（跡）までは急降下の部分もあり慎重に進む。この崇神ルート下りからちょっと分岐したところに奥の院への道がある。あまり歩かれていないようで足元が不安定な場所もある。10時45分に「長岳寺奥の院」の標識を見つけたが、奥の院に相当する祠や遺跡ははっきりとは分からなかった。しかしながら、この標識のすぐ近くはかなり立派な不動明王石像があり、この石像に登頂の感謝を込めて手を合わせる。崇神ルートに戻り下り続けると、傾斜っは徐々に緩やかになり、沢沿いの斜面が右手に近くなる。天理ハイキングマップの龍王山展望コースのパンフレットには、この辺りが古墳群と記されている。しばらく古墳の雰囲気を漂わせる暗がりの多い沢沿いの道を下ると通行止めの柵を通る。ここからは日差しも戻り明るい舗装された遊歩道をになる。その右手斜面には引き続き古墳の跡があるようで、ところどころに横穴を見る事が出来る。11時23分に山の辺の道に合流し崇神天皇陵に向かう。崇神天皇陵はとても大きな前方後円墳で、その周りには池と堀を巡らせている。この池と天皇陵の間を抜けて歩く。池の東側には登ってきた龍王山がその巨体を横に広げて池に逆さに映っている。そのまま山の辺の道を進み天理トレイルセンターに向かい、中でパンフレットやトレイルマップなどを入手する。トレイルセンターは土産物やレストランもあり、観光客やトレッカーが沢山入っていた。センターを後にして、柳本の駐車場に戻り登山用具を片付ける。帰りは明日香村の太子の湯に入り汗を流す。半日の低山コースとしてはかなり面白いルートで、次回はこの山の辺の道と三輪山を組み合わせてトレッキングしてみたい。