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龍王山

龍王山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

晴れ(霞が軽くかかっている)

登山口へのアクセス

電車
その他: 近鉄桜井駅下車、そのまま近鉄の改札から出れば北口なので2番のバス停から天理行きのバスに乗り、柳本バス停下車、まずは長岳寺前のトレイルセンターを目指す。

この登山記録の行程

近鉄桜井駅(9:15)・・・柳本バス停(9:45)・・・天理市トレイルセンター(10:00)・・・長岳寺(10:15)・・・登山口(10:45)・・・北城跡(11:30)・・・竜王山山頂(12:10)・・・長岳寺奥の院(13:15)・・・柳本バス停(14:20)・・・近鉄桜井駅(14:45)

コース

総距離
約9.4km
累積標高差
上り約791m
下り約789m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は新年一発目ということもあり色々悩んだのですがいつもの友人と行けなかったので近郊でもあり、通い慣れてきた奈良県の山でチョイスすることにしました。
奈良県の山は史跡や歴史のある山が多くこの頃はまっているのですが今回はその中でも古刹がある山にして山での初詣も兼ねて行ってきました。
それではコース案内です。
いつもお世話になっている近鉄電車で桜井駅まで行きます。
ちなみにですが私は京都駅8:15発の賢島行き特急に乗り大和八木で急行に乗り換えて桜井や榛原へ行っています。
少し贅沢かもしれませんが近鉄には喫煙車両があるので大和八木まで喫煙する方はストレスを感じずに移動できます。(同じ電車でも日によっては喫煙ルームになる場合があります。)
9:15に桜井駅に到着するのでそのまま近鉄桜井駅の改札を出て左に向かえばバス停があります。
近鉄天理駅行きのバスが9:25に出ているので乗り込みます。
降りるバス停は柳本バス停です。(所要時間約15分)
バス停を降りたら横断歩道を渡って対岸に進み左へ行きます。
直ぐに長岳寺の看板があるので従い、まずは長岳寺へ向かいます。
長い直線の素敵な道を進むと左側の小高いところに天理トレイルセンターがあります。
まずはこのトレイルセンターに立ち寄ることをオススメします。
ここでは私の大好きな近鉄さんが出しているイラストマップを天理市が許可を得てまとめておられるので龍王山と大国見山のマップが一枚になったもの(表裏)や山辺の道のマップなどがいただけるまさに歩く人たちのためのセンターなんです。
職員さんもとても親切な方ばかりです。(その節はお世話になりました。)
トレイルセンターを辞したらすぐ目の前にあるトイレを利用しておきましょう。
トイレを出たら山門をくぐって長岳寺へ向かいます。
広大な庭園を進んでいくと入口がありますので拝観料を支払って境内に入ります。
すぐ目に付くのが立派な鐘楼門です。
国宝なので触らないように見学しましょう。
他にも本堂に阿弥陀三尊像などがあり、見所満載です。
御朱印も頂いたらいよいよ龍王山に向かいます。
まず、境内を出て少し進むと来た道である山門へ行く道が左なので逆の右側へ進みます。
直ぐに龍王山への矢印があるので従いのどかなコンクリートの道を上がって行きます。
左側の田んぼに味わい深いお地蔵さまが三体ほど鎮座されています。
ここからの景色も絵になりますので写真スポットです。
ここから少し進めば山道と変わり道の左右にお地蔵さまが優しく見守ってくださっています。
道標も本格的なものがあり、いよいよ山に入ったな~と感じる場所です。
標高は600m未満の山なのですが意外と急登があったり道が掘れていたりと舐めてかかるととんでもないことになるのでしっかりした登山靴は必須です。
しばらく急な道と格闘していると左側にお不動様と石箱仏さまがいらっしゃいます。
なかなか珍しい石仏ですのでそれだけでもここに来る値打ちがあります。
しばらく眺めたり写真を撮ったりしてから次へ進みます。
ここから少し行くと山頂と奥の院への分岐があります。
奥の院へはこっちから行くと遠いので帰り道で寄りましょう。
ちなみにですがこっちから行くと300mの往復(アップダウン有り)帰り道によると約30m位の往復(平坦な道)になるので帰り道で寄るのが楽チンです。
なのでここは山頂を目指します。
道標から少し進むと最後の急登になり、500mほど進んだ先がターミナルになっています。
左側にトイレがありますので済ましておきましょう。
さて、ここまでで疲れた方は北城跡は諦めて南城跡(龍王山山頂)を目指しましょう。
北城跡へは二通りの行き方がありますがわかりやすいのはトイレの前のアスファルトを下っていくルートです。
トイレの裏に遊歩道があり、ここは全て山道なのですがアップダウンが結構あるのと意外に分かりにくいので利用される場合は気をつけてください。
私は当然山道をチョイスして進みますがどこまで行けば正解なのかよくわからない道だったので結構苦労しました。
このルートは土橋の案内板までで案内板を右に進めば直ぐに馬池の案内板があります。
これが正解です、遊歩道はまだまだ先へ行けますが馬池の方へ下り、そのままアスファルトの道へ合流し、2枚ある案内看板を無視してさらに下ると立派な石標(龍王山城跡と記載)があり、その隣に道標があります。
ここが龍王山北城跡入口です。
ここまでがアスファルトの道から来るとそうでもないですが山道から来ると分かりにくいので注意してください。
ここから本丸跡までは結構な上りになりますので注意してください。
土塁や南虎口の説明看板を過ぎてまっすぐ上がったところが本丸跡です。
広大な敷地でベンチも数脚あるので団体さんの休憩には適しています。
大きめのレジャーシートを地面に敷いてお弁当を広げるのもいいでしょう。
ただ、残念なのは眺望がほぼ望めません。
一通り見学したら今度は南城跡を目指します。
一旦、石標があった場所まで下りてから今度はアスファルトの道をひたすら上がりトイレのあった場所まで戻り、左の道へ進みます。(道標があります。)
すぐ右側に社があります、ここが山名の由来となった田龍王社です。
珍しくすぐそばに水道(飲料可)があるので水筒を満たしておくといいでしょう。
ここからしばらくアスファルトの道を上がっていくと左側に歌碑があり、右側に道標があります。
道標に従い、右側の道を上がっていくと直ぐに山道へと変わります。
ここからは清々しいいい道となり少し進めば天狗岩と呼ばれる眺望スポットがあります。
しばらく平坦な道が続きますがしばらく進むと左手に階段があります。
階段を上がった先が南城跡(龍王山山頂)です。
三角点も標高看板もありますし、周辺の山々を記載した案内板があります。
景色も見晴らしがよくとてもいい山頂です。
ちなみにですがこの北と南に別れる城は2つの城でひとつの城郭をなす別城一郭の構えといいとても希少な城跡なんです。
また、私の大好きな水木しげる先生の妖怪事典の舞台にもなっておりホイホイ火(ジャンジャン火とも言う)という妖怪火が出るそうです。
ここの城主である十市遠忠が松永弾正に破れてこの城は落城したのですが負け方が凄惨を極めたそうでその恨みの念が怪火となって現れるそうです。
夏の暑い今にも雨が降り出しそうな夜に城跡に向かい「ほいほ~い」と3回呼びかけるとすごい勢いで「ジャンジャン」と唸りをあげて飛んでくるそうでこの火を見たり触れたりすると祟られるということでこの近辺の人を震え上がらせたそうです。
興味のある方は試してみてください。
ちょうどお昼どきということもありここで昼休憩を取った私は相変わらず全てを見て回らないと気が済まない性格なので次は龍王社に向かいます。
階段まで戻ったら来た道の反対側に進みます。
少し進むと社が見えてきます。ここが柳本龍王社です。
参拝を済ませたらそのまま下山していきます。
ターミナルで今まで使用しなかった左側の道(道標に不動明王石像と書かれています。)に進みます。
直ぐに急な階段がありますので足を痛めないように下ってください。
約10分ほど下ると道標があり、奥の院を示唆しているので従い進みます。
2~30mほど進むと奥の院の看板がありその先約5mほどに不動明王様の石像が静かに佇んでおられます。
鎌倉時代の作と言われるお像は普通のお不動様とは違い、なぜかしら温厚なイメージを受けるようなお像となっています。
拝見し写真を撮らせていただいたら来た道を戻り本線を下って行きます。
この辺の道はなぜか見覚えがあるような錯覚を感じていて気がついたのですがアルプスや八ヶ岳の樹林帯を歩いているような道なんです。
適度な岩がゴロゴロしていたり岩盤があったりと歩きにくいのですがトレーニングにはもってこいのいい道です。
しばらく下ると左側に龍王山古墳群の看板があります。
このあたりの小さな小山は全て古墳のようです。
ただ、古墳に詳しい方ならよくわかるのでしょうがあまり知識のない私にはこれかな?という感じの盛り上がりにしか見えませんでした。
そこから少し下ると左側に石像があります。
おそらく6体地蔵さまだと思うのですが上が欠損していて4体しか確認できませんでした。
このあたりから道はなだらかになってきて実に散策しているという感じのいい道になります。
気持ちよく進んでいると沢をはさんで道が左右に分かれます。
ここは道標に従い右へ進んでください。
左のほうが山道ですがバスのことを考えると右に進む方が確実です。
右はアスファルトの道ですがこの時期は落ち葉に覆われていてあまり苦にはなりません。
のどかな道を進んでいくと山辺の道の道標と出会い、ここから大きく右へ曲がります。
正面には崇神天皇陵があり、右側には大きな池があります。
崇神天皇陵と池の間を進んでいくと朝お世話になったトレイルセンターが見えてきます。
ここからは来た道を戻りバス停に向かいます。
バス停まで後10mほどでちょうどバスが来たので走ってバスに間に合った私は順調に京都駅まで戻ることが出来たのでいつもの温泉で疲れを癒してから帰路につきました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
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非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
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難易度
コース定数
13
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