行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
袋田の滝の無料駐車場を利用。24時間開放されていて綺麗なトイレもある。大きい駐車場だが、観光地なのでシーズンは直ぐに一杯になる。第一、第二と2つの無料駐車場がある。今回は第二駐車場を利用。
この登山記録の行程
袋田の滝無料駐車場(09:45)・・・登山口(09:53)・・・生瀬富士(10:56)・・・茨城のジャンダルム(11:05)・・・生瀬富士・・・立神山(11:48)・・・かずま分岐(12:29)・・・屏風岩・滝のぞき(12:37)(昼食~13:17)・・・かずま分岐(13:24)・・・滝見登山口(13:55)・・・袋田の滝見学・・・袋田の滝無料駐車場(15:01)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
新緑には少し早かったが、県外から遊びに来た友人と観光を兼ねて生瀬富士へやってきた。
天気はあいにくの曇天。三寒四温を繰り返しているが、「まだ春遠し」と、そんな気のした肌寒い日だった。
「袋田の滝」第二駐車場に車を停めて準備を整える。いつもは満車に近いのに、今日に限ってはガラスキ状態だった。
駐車場から見上げて、今日は左手に見える鋭く尖ったピーク(生瀬富士)を目指す定番コースを使い、生瀬富士からは右側へと稜線を縦走して袋田の滝を巡る計画とする。いつもであれば、更に袋田の滝の上流を渡渉して、「月居山(つきおれさん)」を登り返してから戻ってくるが、そこは友人の体力次第でアレンジすることにした。
コース説明を終えて、早速、登山口へと向かう。
春前の山は歩くだけでなんとなくウキウキして楽しいものだが、曇天のためかいつも以上に森の中が鬱蒼と薄暗く感じた。
せめて「セリバオウレンでも咲いていないかな?」と思い、足元に目線をやりながら歩くが、残念ながら花らしい花は咲いていなかった。
水平に延びていた登山道が鋭角に左へと折れると、いよいよ本格的な登山となる。駐車場からも見て取れたように、鋭いピークの先端はえげつなくえぐれていて、低山ながらなかなかの急登と岩場となっている。
岩場ゾーンに入ると、元々ルートだったはずの岩の手前に侵入禁止のロープが張ってあるのに気が付いた。トレイルコースの整備でルートの見直しが行われているのかもしれない。
特に山頂直下のところは、岩をよじ登って山頂に向かうルートだったはずが、山頂と「茨城のジャンダルム」の間にある岩の割れ目に向かって登るルートになったようで、数人の登山者が壁に張り付いているのが見えた。登れないことはないが、足場が悪いので個人的には元ルートの岩を越える方が安全だと思う。
生瀬富士の頂に到着。
遠くにうっすらと日光連山と那須岳が見えた。意外だったが、日光よりも那須の方が雪深いのか、那須連山が一番純白に輝いていた。
茨城のジャンダルムに立ち寄ってから、立神山を経由して縦走に入る。
ジャンダルムでは、本物を模した天使のプレートを友人に見せようと楽しみにしていたが、すれ違った方から「また天使のプレートが無くなっているんです」と教えてもらった。一度無くなってから暫く経ち、新しいプレートが融資によって設置されたと聞いていたが、なにかの事情でまた撤去されてしまったのだろうか。意外に精巧に模したプレートだったので、気に入っていたのに残念だった。
アップダウンを繰り返しながら袋田の滝の上に回り込み、「滝のぞき」のところで滝を見下ろしながら昼食をとる。
袋田の滝は、高さ120m、幅73mの大きさを誇り、日本三名瀑の一つに数えられている。
一枚岩のような大岩壁の表面を、白い帯状の水が四段の滝を落下することから、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれている。その全景を見ることが出来る唯一の場所が、この滝のぞき。上空からの絶景は、ここまで急登に負けず頑張って来た者のみが味わえるご褒美と言える。
月居山に進もうか迷ったが、出だしが遅かったのもあり、残り時間を考えて一旦来た道を戻り、「かずま」の分岐から滝本のコースで降ることにした。
下山後は、改めて袋田の滝観光。
入場料300円で、観光名所にしては格段に安いと思う。
入場料を支払い、トンネルを抜けると、滝の正面に出て、いきなり目に飛び込んで来る滝は圧巻で、まるで映画のスクリーンのようだ。「凄い!」と喜んでいる観光客を横目に、ついさきほどまでこれを上から眺めていたんだと思うと、少し意地悪だが優越感に浸れる。
駐車場に戻る途中、これも定番。楽しみにしていた豊年万作のアップルパイを購入した。
いつもの販売所(宿「豊年万作」の駐車場にある小さな小屋)から、隣のお土産屋「新滝」に場所を移したようだったが、相変わらずボリュームもあって美味しかった。
また、新緑になったら遊びに来たいものだ。
追記:今回、撮影した写真。PCに取り込もうとしたらメモリカードが不良で消失してしまいました。ショックが大きい。





