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ぐるぐるトレイルの助川山からぐるぐる巡ってかみね公園

助川山、高鈴山、御岩山・賀毘禮之高峯、神峰山、羽黒山、鞍掛山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「かみね公園」をセット。かみね公園頂上駐車場(無料)。大型の駐車場があるが、観光で直ぐにいっぱいになるので早めの到着をお勧めする。綺麗なトイレあり。今回は中腹付近にある第二駐車場を利用。

この登山記録の行程

かみね公園・第二駐車場(08:00)・・・熊野神社(08:17)・・・JX金属工場(08:34)・・・助川海防城跡(019:11)・・・化粧水(09:33)・・・助川山(10:08)・・・おむすび池(10:21)・・・金山百観音(10:35)・・・高鈴山(11:22)・・・御岩山・賀毘禮之高峯(11:41)・・・神峰山(12:19)(昼食~12:46)・・・羽黒山(13:21)・・・鞍掛山(14:19)・・・かみね公園(14:41)・・・かみね公園・第二駐車場(14:49)

コース

総距離
約24.6km
累積標高差
上り約1,361m
下り約1,365m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

前日に飲み会があったので、雪山遠征には行けず、ゆっくり目覚めた土曜日。
窓から差し込む日差しを見て「春山もいいな」と、ふと近くの里山へ行ってみることにした。
目的は兼ねてから気になっていた日立の「助川山(すけがわさん)」。
茨城県日立市にある標高328mの低山で、その助川山から高鈴山へ抜けるルートを一度歩いてみたいと思っていた。
折角なので、高鈴山から日立アルプスの後半ルートを歩き周遊しようと、「かみね公園」の第二駐車場に車を停めて、まずは日立の市街地をゆっくり散策しながら助川山へと向かう。
途中、熊野神社やJX金属の工場を通って、「助川海防城跡」に立ち寄った。
普段歩かないところを歩くと、知らなかった史跡等に発見があって実に楽しい。
助川海防城跡はちょっとした公園になっていて、名前の通り海が望めるとても素敵な公園だった。日立沿岸に異国船が出没するようになり国防を危惧した9代藩主「徳川斉昭公」の命により、山野辺氏が太平洋を一望できる高台に海坊城を築城させたという。城と言っても小さな館みたいなものだと思うが、歴史を想像しながら海を眺めるとのもまた楽しい。
9:27、民家の突き当りから登山道へと入っていく。
入口の看板に「高鈴山まで7.5km、助川山まで1.0km」と書かれていた。ふとその中に「化粧水」と書かれた看板が目に留まった。
「水場かな?」と眺めていたところ、ちょうど地元のおじさんがやって来たので聞いてみると、やはり助川海防城の水源だという。「少し戻ったところにあるから。案内してやる!」と人懐っこい笑顔で誘ってくれた。「是非!」とお願いして行ってみると、案内無しでは絶対に気が付かない場所にあった。看板は設置されていたものの、日焼けしていてもはや文字は読めない。荒れた斜面をずり落ちながら50メートルほど降り進むと、崩れた斜面に石が埋まっているのが見えた。そもそも自然のものなのか、人工物なのかも判断できなかったが、おじさん曰くそれが化粧水の水源跡とのこと。
その他にも「金水」と「銀水」と呼ばれる計3つの水源があったようで、約1km離れた海坊城まで水路を作って水を運んでいたという。特に化粧水はお姫様が顔を洗うのに使われていたことから名前がついたとのことだった。隠れた名所を見ることができ、おじさんとの出会いに感謝だった。
おじさんにお礼を言って、助川山を目指して歩き出す。
登山道はとても整備されたよい道だった。
登って行くと森が開け、突如、大きな奥行き5メートルほどの土管ならぬ鉄の菅が現れた。
目的がよくわからなかったが、公園の遊具のようにも見える。
菅を抜けて広場へ出ると、真っすぐに延びた登山道と左へと延びる林道が見えた。看板が無いので分かり辛いが、真っすぐに延びた登山道ではなく、林道の方が正解のようで、暫く林道を進むと「高鈴山」と書かれた看板が進行方法を示していた。もう少し丁寧な看板があるとよいのに。
10時丁度に助川山の入口に到着。
看板に「かたつむりトレイル」と書かれていた。
なんとも愛らしい名前にほっこり。
かたつむりよろしく、子供たちでも登れるよう登山道がぐるぐると螺旋状になっているとのこと。なかなか面白い。
途中、ショートカットの階段もあり目の前に頂も見えていたが、ここは敢えて最後まで螺旋のコースを歩いて登ってみた。ぐるぐる登るのって意外と楽しい。
助川山の山頂へ着くと、想像以上の絶景に驚いた。
360度の眺望。
日立の街並みとその向こうに広がる海。春の霞で全体的にぼやけていたが、太陽の光を受けて海が光っていた。お気に入りのかみね公園からの風景とはまた趣が異なる素晴らしい風景だ。反対側を振り向くと、遠くに高鈴山の大きな水色のアンテナ塔が見えた山の稜線に沿いながら目を移すと神峰山や羽黒山も良く見えた。
助川山の眺望が名残惜しかったが、少しだけ休憩してから高鈴山へ向けて歩きだした。
高鈴山への道のりは想像していたよりもアップダウンも少なく、とても歩きやすい登山道だった。それもそのはず、かつては「塩の道」として海と山間部を結ぶ流通路として使われていたものだという。
途中、「金山百観音」を見学した。60数基もの石仏が並んでいて、なかなかの見応えがあった。解説によると、金山百体観音は、江戸時代に流行した「観音巡礼」の縮小版として建てられたもので、西国33、坂東33、そして秩父34の、計100か所に分散する観音を巡礼することでご利益が得られるというもの。しかし、どうしてこの場所に誰が設置したのか等、詳しいことはよく分かっていないようだった。
11:22、高鈴山へ到着。
山頂では大勢の登山者がお昼ご飯を食べていた。
自分もお昼にしようかと思ったが、場所がいっぱいだったので、そのまま御岩山を越えて神峰山まで進むことにした。
12:20、神峰山に到着。
早速、場所を陣取りお昼ご飯の準備をする。今日は密かにお昼ごはんの秘密兵器を持ってきた。その名も、先日スーパーで見かけ購入した「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」。
一平ちゃん発売30周年を記念して販売された奇抜な商品。別に「一平ちゃん」ファンではなかったが、あまりの常識を超えた商品に、つい手を伸ばしてしまった。
実際作ってみると、フリーズドライの苺がゴロゴロ入っていて、更にシュガーの粉末と苺シロップを掛けるという徹底ぶり。ショートケーキの再現率が高すぎてある意味感動だった。しかし、もう一度買うかと聞かれれば、「きっとそれは無いだろうな」と思った。
午後に入り気温が上がってきたので汗ばむようになってきた。
ゴールを目指して、いつもの馴れた道をひたすら黙々と歩いた。
お陰で目標にしていた15時を切って、14:40にはかみね公園へ到着することができた。
恒例の展望台に昇り、今日1日歩いたコースを眺める。
風神山から歩く35kmの日立アルプスも良いが、今日のコースも助川山からの抜群の眺望を筆頭になかなか良いコースだと気に入った。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • ネーミングに愛嬌がありますね。ちゃんと意味のある名前。

  • そう、トレイルでもなんでもないんだけど、名前一つで楽しくなるなんて。素敵ですね。

登った山

高鈴山

高鈴山

623m

御岩山

御岩山

492m

神峰山

神峰山

587m

羽黒山

羽黒山

491m

鞍掛山

鞍掛山

248m

助川山

助川山

328m

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