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硫黄岳 我ら厳冬期雪山テン泊を決行す

硫黄岳、八ヶ岳( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (dari88 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

4日:晴れだが八ヶ岳には雲かかる    昼間の気温は-7℃くらい。夜は-15℃くらいになった。 5日:快晴    山頂の気温-11℃くらい、風速12mくらい。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 中央自動車道諏訪南ICから
・美濃戸口BSの駐車場を利用。料金は1日500円。

この登山記録の行程

美濃戸口駐車場8:25-(4:05)-
12:30赤岳鉱泉6:05-(2:35)-
8:40硫黄岳9:00-(1:15)-
10:15赤岳鉱泉12:05-(2:15)-
14:20美濃戸口駐車場  合計(10:10)

コース

総距離
約12.5km
累積標高差
上り約1,657m
下り約926m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

・駐車場にウオシュレットのトイレがあります。駐車場利用の場合は無料。
・全行程にてトレースが明確でした。特に危険な所も無く、まさに雪山入門コースだと思います。
・赤岳鉱泉のテン場は1人1000円でした。小屋内のタンクの水を利用できます。
・ルート図には GPS 747A+ のログ(高度は標高に変換済)をアップロードしています。



今回の山行にはいろいろとトピックスがあります。
 ・今日行かなければいったいいつ行くんだ!と天気予報が言っていた。
 ・初めての八ヶ岳、初めての厳冬期雪山テン泊。
 ・シュラフのレイヤリング理論を実証。
 ・オクトスのアルパインテント冬用外張り、ついに実戦デビュー。
 ・ユニクロの暖パン、ついに硫黄岳に登る。
ということで、5日の朝方は最高の快晴、山頂からは素晴らしい展望を堪能することができました。

<美濃戸口~赤岳鉱泉>
よく踏まれていますので、往復とも登山靴で普通に歩けます。
赤岳山荘と美濃戸山荘で水が出ていました。

<赤岳鉱泉でテン泊>
オクトスの冬用外張りを実戦投入しました。
ペグにはホームセンターで入手した100本300円くらいの竹製割り箸を使用。1本あたり3円くらい・・・(^^;;;
これを深さ30cmくらいに埋めて、雪をかぶせて踏んづけます。
シュラフは限界温度-10℃のダウンに限界温度+5℃の化繊シュラフを重ねて使用しました。
ダウンは絶対濡らすなですけど、化繊は多少濡れても保温力が落ちにくいので合理的。
ダウンの方はストレッチですけど、化繊の方はストレッチしないので、不用意に冷気を吸入する心配もありません。
翌朝の水確保の意味もあり、お湯を沸かして500mlのペットボトルに入れて湯たんぽにしました。
さらにホッカイロを2個足先に投入。
これにて外気温は-15℃くらいでしたが、私も家内も熟睡することが出来ました。
因みにテント内の気温は0℃前後でした。冬用外張りのダブルウオールはやはり相当な断熱効果がありますね。

<硫黄岳往復>
アイゼンを装着し、夜明け前にヘッデンを点けて出発しました。森林限界までは非常によく踏まれていて圧雪状態、ルートは明確で全く不安感はありませんでした。
森林限界を超えるとツボ足状態になりますが、踏跡を外さなければ問題なし。
赤岩の頭山頂から先は雪が少ないので、これまた全く問題なし。
先発の2チームが丁度降りてきた後だったので、山頂はしばし貸切状態でした。
稀にみる快晴ということで、北アルプスの先に日本海が見えるような感じでした。
とにかく絶景、最高のお天気に感謝です。

総括です。
ビギナーズラックと言うんでしょうか、厳冬期雪山登山は大成功でした。いい思い出になりそうです。

<今回の装備について>
(U)はユニクロです。
・肌着は吸湿速乾(U)
・上は夏用シャツ+マイクロフリース(U)+ゴアのレイン
・下はヒートテックタイツ(U)+暖パン(U)
・靴下はカジュアルソックス+超厚手
・バラクラバ(700円くらい)+ニット帽(U)
・手袋はピタクロ+グローブ(U)
・靴は革製、特に冬用ではない。
・アイゼンはグリベル12本爪、ピッケルはBD
・テントはオクトスのアルパインテント+冬用外張り
・シュラフはモンベル#3+安物の夏用化繊(3000円しなかった、が、重い)
・マットはペラペラの銀マット(ホットカーペットの下に使うやつ)+オクトスのポリエチレン発泡マット

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