行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
猿倉(06:30)・・・小日向のコル(08:30)[休憩 20分]・・・杓子沢(10:00)・・・白馬鑓温泉小屋(11:00)・・・大出原(13:40)[休憩 15分]・・・鑓温泉分岐(14:55)・・・天狗平(15:15)
【2日目】
天狗平(05:45)・・・天狗ノ頭(06:10)・・・不帰キレット(07:05)・・・二峰北峰(08:35)・・・唐松岳(09:45)・・・唐松岳頂上山荘(10:00)[休憩 35分]・・・丸山(11:00)・・・第三ケルン(11:45)・・・八方池山荘(12:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目
金曜の夜、仕事を済ませて準備しようとしたら近所で火災。出動がかかり午前2時まで現場に。その後帰宅し準備して午前3時出発。
八方着は5時。猿倉までのタクシー代を聞いたら3800円くらいとのこと。1時間以上待ってバスに乗るくらいならとタクシーを利用。タクシー代は3500円で済んだ。
バスは予約が必要で運賃2000円、キャンセル代もかかるので、タクシーの方が使いやすいと思う。その場で声を掛けて乗り合わせればバスより安く、早く移動できる。
猿倉荘の手前でタクシー下車し猿倉荘へは15分ほど歩く。猿倉荘で登山道の状況を聞くと鑓温泉ルートはやめた方が良いと言われる。崩落で道が狭い箇所があり、鑓温泉小屋が営業前で歩く人も少なく、ルート整備も最小限、さらにはクマが多いエリアなので、大雪渓ルートを推奨するとのこと。とはいえ、天狗山荘でのテン場の予約があるので、大雪渓経由では天狗山荘に着くのが相当遅くなる(着けない)。鑓温泉ルートで行くしかない。山小屋の完全予約制はこういった予定変更の自由度がなく、事故を誘発する遠因になると思う。(実際に登山道脇にクマもいた)
猿倉から小日向のコル付近までは樹林帯。小日向のコルをすぎたところから雪渓がでてきて、ルートがわかりにくかった。実際にこの付近で13日に雪渓で事故発生していた。また、杓子沢の前後は崩落で登山道が非常に狭く、草付きの斜面をトラバースするところやロープが設置されているところもあり注意が要る。杓子沢の雪渓では落石の音が常に聞こえていて恐ろしかった。
鑓温泉小屋までは雪渓が多く、昨日のうちに天狗山荘に電話で問い合わせたら軽アイゼン、チェーンスパイクは不可と言われて12本爪アイゼンとピッケルを持ってきたが、アイゼンは正解だったと思う。ピッケルは出さなかった。
ここまでは涼しく快適だったが、鑓温泉小屋から稜線までは体力的に急激に苦しくなった。急傾斜を直登するようなルートなので、これまでと違いなかなか脚が進まない。アイゼンとピッケルが重い。脱水症状気味なのと前夜の睡眠無しが無理があった。ヘロヘロで天狗山荘に15:15に着。コースタイムを大幅にオーバー。猿倉まで早いタクシーを使って良かった。
天狗山荘のテン場は風がかなり強く、薄着では寒かった。
2日目
のんびり4時起き、4時半頃に日の出をみて5時45分のんびり出発。風が強く煽られる。天狗の大下りまでは特に強かった。
天狗の大下りは下り始めで間違った沢に下りないよう注意が要る。下ってすぐに左に巻く。ロープ、ペンキで明示されてるが、視界不良時などは要注意だろう。
それ以外は不帰の嶮2峰北峰以外は特筆することなし。2峰北峰が核心部だが、整備がしっかりしているので注意して進めば問題ない。むしろ岩の鎖場よりその間の草付きのトラバース区間のほうがうっかり踏み外さないよう注意がいる。足下が狭いところが多く、草で見えにくい。
唐松岳を経由し唐松岳頂上山荘で休憩。山荘から八方池までは所々に雪渓あるが柔らかく、アイゼン不要。
12時25分に八方池山荘着、リフトとゴンドラを乗り継いで下山
・鑓温泉ルートはまだ整備が少なく、危険個所多い。天狗山荘まで一気に登るのは体力的にもキツく翌日に疲労が残ったので、鑓温泉小屋がやっていればここでテン泊したほうが良かったか? 風呂もあるし。
・不帰の嶮は核心部は短く、整備がしっかりしているので落ち着いて進めば問題ない。高度感はかなりある
・猿倉まではバスよりタクシーが圧倒的に便利。2人ならバスより安く、時間の融通が利くのでオススメ
・ディスタンスシェルターは大きいので設置にちょうど良い場所を見つけにくい
フォトギャラリー:2枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
| 帽子 | サングラス | 着替え | 地図 | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
| 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
| 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | テント | シュラフ |
| シュラフカバー | スリーピングマット | ストーブ | 燃料 | ライター | クッカー |
| カトラリー | ヘルメット |






