行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
前日、東海北陸道で富山へ移動。当日、富山市内のビジネスホテルを6時前に出発
この登山記録の行程
室堂(9:00)・・・一ノ越(9:55~10:05)・・・雄山(10:57~11:22)・・・大汝山(11:40~12:15)・・・雄山(12:32~12:41)・・・一ノ越(13:20~13:31)・・・室堂(14:12)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
四日市の爺ちゃん仲間三人、今秋は立山に挑戦。僕は、学生時代に立山・剣に登って以来51年ぶり。
朝一番の立山ケーブルカーに乗ろうと、ホテルを速く出発するも、ケーブルカーの立山駅は紅葉シーズンとあって大混雑。臨時便が出ていて、何とか予定の時刻より40分遅でケーブルカーに乗車。美女平からも臨時バスが増発され待ち時間も少なく室堂へ向かう。バスの中から見える称名滝は、逆光でうっすらとしか見えない。大きな立山杉を過ぎ、弥陀ヶ原・天狗平へと紅葉が目立ってくる。10月10日は晴れの特異日、今日(だけ?)は天気に恵まれ見晴らしも良い。
9時前に室堂に到着。臨時便のおかげで、計画より30分遅れで済みそうだ。バスターミナルの階段を登り外に出ると、目の前に立山がデーンと腰を据えている。51年前にもこの山々のスケールに圧倒されたのを思い出す。整備された石畳の道を、まずは一の越目指して歩き出す。ゆったりとした登りが続くが、2,500mで平地の75%、空気が薄いせいかもう息が切れてくる。振り返ると、雷鳥平や立山・別山の山肌の紅葉が美しく風も穏やかだ。
一の越山荘に到着。急に東風が強くなり寒い。フリースを着込み、手袋もつける。雄山を見上げると、強烈な登りが待っている。さぁ、覚悟して登ろう。
石のゴロゴロした登山道を、ゆっくりと一歩一歩....それでも息が切れ足がおぼつかなくなる。まず、あの人たちが休んでいるところまで頑張ろう....。重たい足を引き上げ何とか辿り着いて一息入れる。この繰り返しで高度を少しづつ上げていく。下田さんはすごい、ゆっくりだが休まずに登って行く。雄山までの登りは、前回登った時の薄い記憶で大変だということは自覚していたが、ここまで辛いとは....。中ほどまで登ったか⁉すこし傾斜が緩くなったところで下田さんが待っていて休憩。また急な登りになり岩場の急登が現れる。何とか乗り越えるとやっと雄山山頂の三角点に到着する。いや~参った、辛かった!3,000mの空気の薄さ(地上の70%)と寄る年波、これほど堪えるとは。
山頂も風が強いが、素晴らしい景観が広がる。南側には、浄土山から五色が原、その向こうには薬師岳。さらにとんがり帽子の笠ヶ岳、そして槍・穂高岳。御嶽・乗鞍も。左に目を移すと南アルプスの甲斐駒と北岳が。さらに日本一の富士山。目の前に、黒部川をはさんで後立山山々、その向こうに八ヶ岳。
雄山神社(峰本社と言うそうだ)で祈願をしようと向かうと、鳥居手前の社務所は閉まっていて、自由に神社まで行けるようだ。確か、神社でお祓いを受けるのに祈祷料がいったはず?(後で調べると、9月30日で開山は終わっていたようだ)
雄山の三角点は2,992m、峰本社のある所は3,003m。三人、雄山の一番高い所にある神社にお参りし大汝山へ向かう。
鳥居の手前から左に入ると、室堂や雷鳥平を左に見ながら進む。大汝山休憩所の手前の大汝山への取付きで二人を待っていると、上の方から二人の声がする。途中から直接山頂へ向かったようだ。取付きに荷物を置き山頂へ。
ここが立山の最高峰大汝山3,015mだ。三角点は無いが、「大汝山」と書いた板が置いてある。あとで登って来た外国の女性に、ここの高さを教えようと「スリーサウザンド・・・」と言う途中で「知っていますよ・・」と流ちょうな日本語で....。どうも失礼しました、下手な英語は聞くに堪えられなかったか⁉
大汝山から北に、剣岳が迫って見える。憧れの山でいろんな思い出のある山だ。さらに後立山の北に7年前に登った白馬岳もはっきり見える。
大汝山の景観を楽しみ、すぐ下にある休憩所で昼食をとる。この休憩所も閉まっていて、扉をしっかりとくぎなどで打ち付け冬の大雪と風に備えているようだ。
当初、真砂岳から雷鳥沢へ下りる周回コースを計画していていたが、雷鳥沢キャンプ場の熊出現の情報(テント場で我が物顔でクマが歩いている...との情報⁉)と、室堂までの混雑での遅れなどで立山の最高峰を踏んで折り返すことに。
後立山や槍穂高の上空にレンズ雲が現れてきた。富山湾方面は、雲海の下だ。立山方面は昨日まで雨模様で、明日からも天気岳が崩れるようで、今日は貴重な晴れだったようだ。
雄山からの下り、急な道を注意しながら足を運ぶ。登りには、赤い目印を辿って登ったが、下りは黄色の目印を辿るので登り下りの登山道が分けてあるようだ。
一の越から、秋田から来たという女性二人(親子か?)といろんな話をしながら室堂まで歩く。美女平までのバスのお客も多く臨時便が出ている。バスでは、北海道出身の年配の男性と話をしながら美女平まで。ケーブルカーで立山まで下りると、四日市まで車で4~5時間か⁉
今回、前日に四日市を出発し、途中で五箇山の合掌造りの集落を見学。江戸時代、ここで行われていた黒色火薬原料の煙硝(消化カリウム)作りの状況を知るのも楽しみだった。五箇山の見学を終え、時間もまだあるので宇奈月温泉に浸かることに。途中、高速が通行止めとなっていたが我々が通るころには解除されていた。なんと、高速にクマの親子が紛れ込んだのが原因とか。明日の立山も、クマには注意しないと....クマよけの鈴と撃退スプレーは準備していたが、幸いクマに出会うことはなかった。
フォトギャラリー:35枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | フリース | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 |
| レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
| 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |







































