• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

またひとつ好きな山に出会えた丹沢大山

丹沢・大山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大山第一(おおやまだいいち)駐車場を利用。大山表参道の大山ケーブルバス停から600mほど下ったところにある市営の有料駐車場。90台。24時間。トイレあり。600円/日。大山ケーブルバス停のすぐ脇に第二駐車場があるが、こちらは1000円/日と少々高い。600mは程よい運動なので、多少遠くても第一がお勧め。1.9kmほど下ったところに無料の臨時駐車場もあるが、こちらは時間の関係から検討から外した。第二のGPS座標(35.421782 139.254096)。GooglMapに入力するとカーナビ可。

この登山記録の行程

大山第一駐車場(05:49)・・・大山ケーブルバス停(05:57)・・・<こま参道>・・・<男坂>・・・阿夫利神社(06:38)・・・夫婦杉(06:53)・・・天狗の鼻突き岩(07:07)・・・富士見台(07:14)・・・山頂(07:30)(休憩~08:13)・・・富士見台・・・牡丹岩(08:33)・・・阿夫利神社(08:54)・・・<女坂>・・・<こま参道>・・・大山ケーブルバス停・・・大山第一駐車場(09:50)

コース

総距離
約8.4km
累積標高差
上り約1,179m
下り約1,177m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

天城山、金時山の登山を終えて、明日は「武甲山」へと思っていたが、さすがに移動距離が150km以上あって、夜に向けて移動するには辛いと、急きょ行き先を「丹沢・大山」へ変更した。
こういう時、「行きたい山リスト」を充実させておくと悩まなくて済む。
個人的に大山と言えば大好きな「伯耆大山(だいせん)」を指すが、こちらの大山は「おおやま」と読む。標高は1,252m。丹沢山塊の東部、伊勢原、厚木、秦野の3市の境に位置している山で、今から1200年前に開山されたと伝えられている。均勢のとれたピラミッド型の山容から信仰対象として崇められ、農業の神、雨乞い、海上安全、商売繁盛の神として祭られている。
久しぶりに「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」を拠点にして、近くのスーパーで食料を買い込み車中泊で遠征一日目の疲れをいやした。
4:00に起床して丹沢・大山へ向かう。
天気予報では、「雨は降らないものの曇りが多い」と解説されていた。
「山頂からの景色が楽しめると嬉しいな」と思いながら車を走らせた。
5:20過ぎに大山第一駐車場へ到着。
入口のゲートで、600円を支払い中へ入る。満車だったらどうしようと思っていたが、すんなり入ることができた。それでも早朝というのに駐車場は満車に近かった。駐車場は登山口に最も近い、大山第二駐車場他に民間駐車場も合わせると結構充実しているが、多少距離が離れていても第一駐車場が一番安くて有難い。
5:40、ザックを背負って歩き始める。
一本の川を挟んで両脇に延びる街並み。温泉街のようで、街全体が大山のお参りや観光で賄っているようだった。古くからの旅館や食事処があちこちにあった。
車道をのぼっていくと、ちょうど朝日が昇ってきて目の前の大山がモルゲンロートに赤く染まっていくのが見えた。期待が高まる。
第二駐車場を抜けて、こま参道の362段ある石段を登っていく。
趣のある土産物屋などが並んでいて、まるで「千と千尋」の1シーンのようだった。
山の雰囲気が、奥多摩の「御岳山(みたけさん)」にとても似ていると感じた。
大山ケーブルカーの駅を過ぎると、コースが「男坂」と「女坂」に分かれる。
「当然、男坂でしょ」と右へ折れるが、石を積み上げた階段が激坂で足場も悪く、100mも歩かないうちに汗が噴き出してきた。
ゆっくり登ろうと思っていたが、こうなればとことん汗をかこうではないか!。
「女坂」と合流すると阿夫利神社はもう目の前。
まず、入口の手水舎で手を洗いお清めをする。あまりにも水が冷たく心地よかったので、ついでに杓で掬って飲んでみた。想像していた以上に美味しかったので、つい飲み過ぎてしまった。本来、飲み水ではないのに。
阿夫利神社の立派な建物が目に飛び込んできた。なかなか立派な神社。
登山の安全祈願にお参りをしてから再び歩き出す。
ルートは神社の左側から延びているが、小さな鳥居をくぐると天を突くような石の階段が出迎えてくれた。「男坂」も凄かったが、反り返るような階段の圧に思わず後ずさりをしてしまった。今日一番の激坂かも知れない。
階段を上り切ると、ようやく登山道らしくなってくる。よく整備はされているが、大きな岩がゴロゴロしていて歩きにくかった。足をくじかないよう慎重に足を運びながら登っていく。
低山だから頂きまではアッというかと思っていたが、登ってものぼっても坂が続く。なかなか手ごわい山だった。
途中、「富士見台」で足を止めるが、残念ながら今日も富士山はお預けだった。
7:22、ついに山頂へ到着。
小さな神社(奥の院)から見下ろすと雲海が見えていた。遠くが霞んでいて良く見えなかったが、条件さえ良ければ江の島までハッキリと見えるそうだ。
右手の伊豆方面を見ると、昨日、登った天城山や丹沢の山々が雲海から顔を出していた。
山頂は奥の院の裏側に標識が設置されている。
山頂周辺をぐるりと歩いてみたが、やはり雲が邪魔をしていてあまり眺望は良くなかった。
お腹が空いたので、少し早かったがランチを頂く。
最近ハマっている「焼きビーフン」。
ザックから取り出すと、パックの中からはみ出してこぼれていた。念のため備えでビニール袋に入れておいたが、袋の中ではみ出した茶色いビーフンが暴れていた。美味しいが、滑らかな油を使っているので、こぼれやすいのが欠点だ。
ケーブルカーの運行開始に伴い、登山者が増えてきたので、下山モードに入る。
激坂だった分、降りは一瞬だった。
阿夫利神社から先は、せっかくなので登りとコースを変えて「女坂」を使ってみた。
女坂も男坂に劣らずの斜度で、変化に関しては男坂以上だった。考えてみれば、女が男より優しいなんて誰も言っていない。むしろ、逆なのかもしれない。笑
ただ、女坂には「女坂の七不思議」と呼ばれる見どころが沢山あって楽しく降ることができ、男坂よりもお勧めだった。
こま参道まで戻ってくると、朝閉まっていたお土産屋さんも営業を開始していて、沢山の登山者で溢れかえっていた。道端の無人販売で柿が売られていたので、一袋購入してみた。少し青かったがシャキシャキと歯ごたえがあって美味しいという。300円也。
以前から気になっていた「丹沢・大山」だったが、急登ハンターとしては激坂にほれ込み、また一つお気に入りの山が増えた。

続きを読む

フォトギャラリー:32枚

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • 忠霊塔に勝る階段ですね

  • 忠霊塔最強!
    あれを10回登れば歩けない山はない!
    ^_^

登った山

大山(丹沢・大山)

大山(丹沢・大山)

1,252m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

大山(丹沢・大山) 神奈川県

ヤビツ峠から大山に登り、下社からケーブルカーで下山 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
2時間26分
難易度
★★
コース定数
12
大山(丹沢・大山) 神奈川県

ケーブルカーを利用して大山に登り、ヤビツ峠へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
2時間36分
難易度
コース定数
17
大山(丹沢・大山) 神奈川県

ケーブルカーで楽々登山。阿夫利神社下社を起点に景観抜群の丹沢大山に登る周回コース 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
2時間45分
難易度
コース定数
16
登山計画を立てる