棚横手山から甲州高尾山　下山後は大日影トンネル遊歩道へ

日帰り

棚横手山、甲州高尾山、宮宕山、柏尾山（関東）

2025.11.02（日）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

高曇り、時々日差しあり

登山口へのアクセス

電車
その他：中央線勝沼ぶどう郷駅利用

この登山記録の行程

勝沼ぶどう郷駅(07:30)・・・大滝不動尊前宮(07:55)・・・三滝橋(08:10)・・・大滝不動尊(08:55)・・・展望台(09:10) [休憩 10分]・・・分岐(09:35)・・・棚横手山(10:00) [休憩 15分]・・・富士見台(10:35)[休憩 5分]・・・富士見台分岐(10:50)・・・甲州高尾山東峰(11:15) [休憩 10分]・・・甲州高尾山(11:30)・・・宮宕山(11:35)・・・車道出会(11:40)・・・柏尾山(12:20) [休憩 5分]・・・大善寺(12:45)・・・大日影トンネル遊歩道深沢側口(13:05) [休憩 10分]・・・大日影トンネル遊歩道勝沼側口(13:35)・・・勝沼ぶどう郷駅(13:45)

コース

総距離: 約14.3km

累積標高差: 上り約1,395m; 下り約1,396m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

　晴れ予報で富士の展望を期待して出かけたのだが、残念ながら一日中雲が取れず。それでも紅葉の稜線からは新雪の富士や南アルプスの展望が楽しめ、下山後の大日影トンネル遊歩道と相まって楽しい一日となった。
　勝沼ぶどう郷駅を出ると正面のぶどうの丘の上に、新雪を頂いた北岳などの南アルプスが出迎えてくれた。駅前を右に、中央線のガードをくぐり歩き出す。市内の道に案内はないが、ところどころに大滝不動への案内があるのでそれに従う。フルーツラインを越えると周りはブドウ畑の道。大滝不動前宮で荒れた林道に入り、キャンプ場を抜けると三滝橋、再び舗装道路に出て大滝不動奥宮に向かう。ここまでは今日の足慣らしといったところである。
　仁王門をくぐり、右手の滝を見ながら急な石段を登る。修験霊場として古い歴史がある大滝不動奥宮に参拝、本殿右の小さな橋を渡って、登山道に入って行く。稜線に出ると未舗装の林道で、右へひと歩きで最初の展望台に着く。南アルプスがよく見え、右手には少し木々がうるさいが八ヶ岳の山々も見えていた。
　しばらく林道を歩き、富士見台への道標に従って山道に入り、稜線の分岐を右に。棚横手山に向かうと後方に富士が見えてきた。
　到着した棚横手山は本コースの最高地点。山頂に到着したとき、先行者は二人だけだったが、休んでいるうちに次々と登山者が登ってきた。南側の木々が切り開かれ富士が美しい。小休止の後、引き返し次の目的地、甲州高尾山に向かった。
　先ほどの分岐まで戻り富士見台に向かう。登山道に両側の草が覆いかぶさっているところがあるが道は明瞭で迷うことはない。ひと登りで到着する富士見台からは富士はもとより甲府盆地越しの南アルプスなどが一望のもとであった。この展望はコース第一といえるだろう。
　富士見台からは急登もない歩きやすい尾根道が続く。左手には何度も富士が見え隠れする。甲州高尾山に手前の東峰（山頂には仮称との小さな標識あり）も富士の好展望台。振り返ると越えてきた紅葉が進む稜線の向こうに棚横手山が見えていた。
　甲州高尾山の山頂は木々に囲まれ展望なし。続く宮宕山（甲州高尾山剣ヶ峰との標識あり）木々の間から少し富士が覗くだけで、その後は下るだけ。送電鉄塔がたつ柏尾山を過ぎ、高速道路の車の音が聞こえ、中央高速が見えれば大善寺の登山口に到着する。
　大善寺は本尊の薬師如来像がブドウを手に持っていることで知られるが今回は寄らずに、もう一つの目的地、大日影トンネル遊歩道に向かった。大日影トンネル遊歩道は使われなくなった中央線のトンネルをそのまま残した遊歩道で、トンネルの中には大日影トンネルや中央本線の歴史などを紹介する説明板があり面白かった。トンネルを抜けると勝沼ぶどう郷駅はすぐ。歩く距離は長かったが、変化にとんだ充実した山行であった。
　大日影トンネル遊歩道は年末年始を除き年中無休。無料。午前９時から午後４時まで。大日影トンネルの東京寄りは旧深沢トンネルを利用したワイン貯蔵庫である勝沼トンネルワインカーブがあり、一部を無料で見ることができるので立ち寄るといいだろう。