行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
往路:京急「安針塚駅」
復路:JR横須賀線「衣笠駅」
この登山記録の行程
按針塚駅17m(6:50)・・・三浦按針墓(塚山公園)129m(7:10)[休憩20分]・・・横須賀インター前交差点73m(7:40)・・・横須賀インター入口交差点(池上住宅入口バス停)(7:58)30m[休憩3分]・・・横横道路ガード(阿部倉登山口)72.4m(8:24)・・・大楠山241.3m(8:54)[休憩20分]・・・エコミル110m(9:43)[休憩5分]・・・大善寺(衣笠城址)65m(10:18)[休憩20分]・・・衣笠公園衣笠インター入口40m(11:05)・・・衣笠山山頂(展望台)134.2m(11:15)[休憩20分]・・・衣笠駅13.4m(12:10)・・・佐野温泉のぼり雲21m(12:25)[休憩2時間]・・・たね家10m(14:42)[休憩15分]・・・衣笠駅13.4m(15:00)
合計(衣笠駅迄) 3時間52分[休憩1時間28分]
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回も三浦半島です!先日の三浦アルプスに続いて、三浦半島最高峰の大楠山241.3mを、さずがにそこだけだと時間が余りすぎるので、安針塚と衣笠城址、衣笠山をつないで登って来ました!一日中快晴で、富士山や伊豆大島や房総半島の富山などがよく見えました!
ただこのコースは、山に入ってしまえば道も良く、標識も随所にあって、問題はないのですが、山に取り付く前の市街地が、標識があったりなかったりで、しかも地形が急峻で道も曲がりくねっていて、思いの外ルートファインディングに時間がかかります!あと見所が多いため休憩時間が増えて、さらに時間がかかるため、大楠山だけなら昼から登っても十分下りて来られるのですが、縦走する場合は時間に余裕をもって、早朝にスタートした方がよろしいかと思います!
あと、今回調べてわかったのですが、大楠山は思いの外、温泉や銭湯の多い山で、有名な阿部倉温泉を筆頭に日帰り入浴が可能な施設が4つもあります!今回は帰りの都合で、衣笠駅の北側にある「佐野温泉 のぼり雲」という日帰り温泉に行ったのですが、一覧を載せておきます!登られる際にはせっかくなので一風呂浴びて帰って下さい!
阿部倉温泉
入浴料 1,200円
10:30~15:00(最終受付 14:00) 水曜定休
佐野温泉 のぼり雲
入浴料 平日1150円、土日祝1250円
9:00~24:00 不定休
常盤湯(銭湯)
550円
15:00~22:00 月曜定休
やすらぎ温泉(銭湯)
550円
12:30〜23:00 水曜定休
フォトギャラリー:60枚
京急の安針塚駅からスタート!各駅停車しか停まらない小さな駅なので駅前にコンビニはありません!自販機が数台あるだけなので、昼飯の現地調達はできません!安針塚への標識もなく、地形が急峻で複雑怪奇なこともあり、駅から出てどちらに進むべきか、まず悩みます!
でも、道を間違えながらもなんとか安針塚のある塚山公園の見晴台に到着しました!
塚山公園の見晴台から見た朝の東京湾です!
見晴台の隣のピークにあるのが安針塚(三浦按針夫妻の墓)、標高129mです!三浦按針は江戸時代初期に徳川家康に外交顧問および通訳として仕えたイギリス人で本名をウィリアム・アダムズと言います!日本には難破して漂着したそうです!後年、たびたび帰国を願い出ますが、家康はそれを許さず、代わりに250石の旗本として取り立てました!
安針塚の説明板です!
塚山公園から石畳の道という遊歩道を通って、大楠山を目指します!
石畳の道はほどなく下の車道に下り立ち、横須賀インター前交差点に着きます!広い車道をそのまま南進します!
その後トンネルを1つくぐり抜けた後、2つ目のトンネルの前の交差点を右折します!この交差点の名前は「横須賀インター入口」といい、さっきのと紛らわしいので注意!またこの交差点の近くに待望のセブンイレブンとファミリーマートがあります!今回はここでおにぎりを調達しました!
交差点を右折した後、住宅街に入って行くと、ようやく思い出したかのように大楠山の標識が現れました!
標識が出て来れば、それに従って行くだけなので、無事に横浜横須賀道路のガートの先にある大楠山登山口に到着!トイレがあります!
登山口からしばらく渓流添いの美しい道を行きます!
渓流を離れて、急坂をひと登りすると、南国ムードいっぱいの照葉樹の尾根に登りつきます!なお衣笠城址に下山するには、ここまで同じ道を戻ります!
展望台がある大楠山山頂に到着しました!でも展望台は今は立入禁止のようです!
大楠山の山頂標識です!
大楠山の三角点です!標高は241.3mしかありませんが、三浦半島の最高峰です!
大楠山から相模湾越しに見る富士山の絶景です!
その左隣には箱根の山が!右が金時山と明神ヶ岳、左が神山と駒ヶ岳でしょうか?
続いて北東側の眺めです!東京湾が見えます!
南東側には、右手前に武山~砲台山と、奥に千葉の山並みが見えます!左奥の目立つツインピークが富山です!
そして南西にはうっすらと伊豆大島も見えます!
大楠山山頂で十二分に展望を楽しんだら、衣笠城址を目指して下山を始めます!登りに通った分岐を直進してしばらく進むと、二股の分岐に着きます!ここは直進します!右はかつて次の写真のゴミ処理場の工事のため、大楠山から衣笠城址へ行く道が通交止になっていた時代に、送電線巡視路と使ってジャングルのような湿地帯に下りて、武山に向かう道があったのですが、今どうなっているかはわかりません!
そのゴミ処理場=エコミルに到着しました!前にハイカー用のトイレと公共施設としては珍しい100円の自動販売機が出来ていたので、少し休憩!
ゴミ処理場前を右折して先に進むと、衣笠城址左折の標識が出て来るのでそれに従って進みます!2つ目の標識で再び山道に入ります!
横浜横須賀道路を渡ります!
渡ってすぐの階段を登り、さらに山道は続きます!中にはこんな笹藪の中の道も!
紅葉が美しい山の中の畑に飛び出しました!
12月の花、サザンカも満開です!
大善寺に到着しました!ここは衣笠城址でもあります!
大善寺の説明板です!衣笠城と三浦一族についても記載されています!三浦一族は鎌倉幕府の重鎮として幕府を支えた一族で、ここが本拠地でした!
大善寺の左奥が衣笠城址で、今は桜の園地になっています!
衣笠城址の説明板です!
三浦義明の慰霊碑です!
その隣に立つ、城跡の配置図なんですが、鎌倉時代初期の城跡のため、あまりハッキリしたものは残っていません!
配置図の奥に衣笠城址の石碑があります!
石碑の先が山頂です!マテバシイの巨木があります!通常の城跡だとここが本丸なのですが、非常時の詰め城と書かれていました!
右がたぶん物見岩なんだと思われます!岩と山頂の間に堀切のような凹みもあります!
あとこれは土塁の跡なんでしょうか?それとも単に木の根に土が溜まったものなんでしょうか?
鎌倉時代お約束の御霊社もありました!
大善寺を後にして、集落の中を下って行くと、面白い形のお地蔵様がありました!ってゆーか、これはただ五輪塔の一番上に頭をくっつけただけだと思うんですけど…
三浦の燃えるような紅葉です!下に咲いているのはこれも12月の花=皇帝ダリアです!
皇帝ダリアと紅葉の拡大!
三浦の紅葉もう一枚です!こんな感じで緑の照葉樹と紅葉した落葉樹の木が混じっているのが特徴!
そんなことやっていたら、衣笠山の入口を見落としてしまいました!インター前の道を戻ると、この畑の入口のような道が衣笠山の登山口のようです!標識も何もなく、「温泉支 15R/14」「衣笠365 R2 10 15 …」と書かれた電柱の文字だけが目印です!
その道を少し入ると標識があるのですが、これは道路からは見えません!
ともかく、そこから取り付いて、階段の道をひたすら登ると、衣笠山山頂の展望台に登り着きます!大楠山と違ってこちらは上がることが出来ます!
展望台に上がる前に、衣笠山の三角点134.2mの確認!これも12月の花、ツワブキが満開でした!
衣笠山展望台からの展望です!まずは横須賀港方面!
続いて八景島方面の眺め!
さらに、大楠山と富士山!
富士山の拡大です!
そして武山と砲台山!海の向こうに大島も見えます!
伊豆半島の先端の高い山は天城山でしょうか?
最後に丹沢です!真ん中の一番高いところに蛭ヶ岳、丹沢山、大山が重なっているそうです!その左が塔ノ岳、右が丹沢三峰です!
衣笠山山頂の花壇では菜の花が咲き始めていました!後ろに咲いているのはタンポポです!残念ながら水仙はまだ咲いていませんでした!
公園から下に下りたところにある衣笠神社では、早くも大祓の準備が進んでいました!
衣笠駅に向かいます!駅手前の昭和レトロな商店街には、三浦一族の旗が掲げてありました!
衣笠駅に到着!ドラマかアニメになりそうなレトロでいい雰囲気の駅舎が素敵!
ここからはオマケです!衣笠駅から北に1.3kmほど行ったところにある「佐野温泉のぼり雲」という日帰り温泉に寄って行きます!横須賀市の文化財になっている長屋門を使った建物がお洒落な温泉で、泉質はナトリム-塩化物泉、料金は平日1150円、土日1250円です!食堂には三浦のマグロ丼や海軍カレーがありました!
でも今日も駅に戻ってラーメンを食べて帰ります!「たね家」という横浜家系ラーメンの店に入りました!姉妹店と書かれている中川家は川和町にあるラーメン店のようです!




