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明神ヶ岳 箱根湯本駅から向かってみた

明神ヶ岳・最乗寺( 関東)

パーティ: 1人 (chall 25 さん )

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行程・コース

天候

報道のとおり「11月中旬の気温」で暖か。雲ひとつない快晴で富士山もくっきり。最高の登山日和。

利用した登山口

箱根湯本駅   道了尊  

登山口へのアクセス

電車

この登山記録の行程

箱根湯本駅(07:30)・・・阿弥陀寺(08:10)・・・塔ノ峰(08:50)・・・明星ヶ岳登山口(09:10)・・・明星ヶ岳(10:26)・・・奥和留沢コース分岐(10:39)・・・明神ヶ岳・明星ヶ岳・宮城野分岐(11:17)・・・柴刈り路分岐(11:35)・・・明神ヶ岳(11:44)[休憩 10分]・・・見晴小屋(12:58)・・・道了尊(13:50)

コース

総距離
約15.6km
累積標高差
上り約1,825m
下り約1,632m
コースタイム
標準7時間35
自己6時間10
倍率0.81

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

この時期、まず乗り越えなくてはならないのは「起床」だ。
まだまだ夜明け前。
暗いし寒いし、もうちょっと寝ていたいのに
なんでわざわざ出かけるんだ、
と自分に問いかければ
そうだ、そうだ、そうだった。

ハンドル名を「chall25」としたのは、2025年の「挑戦」という意味だった。
自分で自分にそう課したのだから、起きねばならぬ、行かねばならぬ。

というわけで、心にスイッチを入れて布団から抜けだし
顔を洗ったら意外にしゃんとしてくるから不思議。気持ちはすっかり登山モードに切り替わり、
いざ出発。

今回は、ゴールを「最乗寺」と決めて「箱根湯本駅」から歩くことにしていた。
「明神ヶ岳」へのルートは初めてではなく、今年の2月に「風祭駅」から登ってるし、4月にも。
まだ歩いていないのが、「最乗寺」への下山ルートだった。

朝7時半。
行楽情報のTV番組でよく見る土産店の並ぶ通りが観光客で賑わうのはこれから、という佇まい。
駅構内にも人はおらず、しーん。
登山の恰好をしているのは、自分くらいだ。

アプリに従って山側の車道を上がって行くと「阿弥陀寺」へ通じる階段が現われた。
本堂の脇には登山者に開放しているというトイレがあって、
ルートは間違っていないようなのだが、他所んちに無断で侵入してしまうような雰囲気。
誰か出てきたら挨拶しようと思いつつ、建物の裏側を進んで行くと
ハイキング入口の表示が出て来て、ほっ。
ここから登山開始となった。

「塔の峰」まで40分。
途中、トレランの若者がぽつり、ぽつりと後ろから抜いていく。
自分だけではないと分かって気分が落ち着いた感じになるのが妙。

最初のピーク「明星ヶ岳」まで3時間が経っていて、これにはちょっとびっくり。
進行方向にもうひとつの頂が見えていて、それが「明神ヶ岳」のはずで
3回目とはいえ、もう登りは勘弁してほしい高さで聳えている。
一旦降下するのは「登山あるある」だが、250mくらいを登り返さないといけない。

山を下るより登るのが好き、と公言していたのを撤回せなあかん、
などと独り言ちていると、
前方に就学前と思しき幼児が歩いていて、それがまたイヤがってなくて実に嬉々としているから
「えらいねー」と声掛けしようと決めて
その距離が縮まっていくと彼女、突然立ち止まって両手を広げて通せんぼ。
自分が先頭を歩くから前を行っちゃダメ、だって。

おじちゃんを行かせてあげて、とお父さんが声をかけるも彼女は引かず、また通せんぼ。
こっちも疲れていたし、
脚を休めるのにはこれ幸いと思い、ペースダウンして親御さんとおしゃべり。
強羅にクルマを置いた、というから「宮城野」からのアプローチだろう。
それにしても、大したもんだ。
美人さん顔のこの子。

「明神ヶ岳」の山頂は多くの登山者が昼食タイムにしてて結構な賑わい。
ベンチの周りは霜が融けてぐちゃぐちゃ状態で、
この、人の集中するスペースに長居しててもどーかと思うので、
軽くお腹を満たしたら早々に下山開始。
休憩は10分程度だったか。

「明神ヶ岳」の分岐から「道了尊」へは90分との表示がある。
V字に切り込んだ登山道を抜けてどんどん下りていくと登って来るグループが3つもあって、
それがすべて女性オンリーで構成されてて
しばらく前からそうだが、山歩きをしているのは女性の方が多い(気がする)。
なんでかな。

最乗寺へと北東方向へ下降していくこのルートは、登りと比べると意外にオモシロい。
ここは、登りで使った方がよかったかもしれない。

水の涸れてる沢をまいたり、
相模湾が見渡せるナイスなビューポイントがあったり、
防火帯のようになっている所があったりでるんるん気分で歩ける。

林業関係の施設の跡か、巨大な歯車やらモーターが横たわっていて(放置されてて)
以前登った山梨の「本社ヶ丸」で見た索道の跡を思い出した。
鉱山関係の施設が朽ちるに任せていた。

下山を始めて1時間。
林道が現われて、もうゴールは近い! と思いきや、さにあらずで
まだまだ登山道は続くよどこまでも、だった。

ごろごろした歩きにくい道に辟易していたら木立の間から豪壮な建物が見えて来て、最乗寺だ。
日光のそれに引けをとらないくらいの杉の大木が林立。

バス停に到着すると、運のいいことに、すぐにバスがやってきた。
タイミングを逸したら「駅まで6kmの歩き」のメニュー追加となるところだった。
相当に脚に疲れを感じていたので助かった。

最乗寺は14世紀末に開山。
妙覚道了は、寺の完成をみると天狗になって山中に身を隠したという伝。
車窓に樹齢500年という杉の大木が流れていくのをぼうーっと眺めながら大雄山駅へと向かった。

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装備・携行品

登った山

明神ヶ岳

明神ヶ岳

1,169m

明星ヶ岳

明星ヶ岳

924m

塔ノ峰

塔ノ峰

566m

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